マジか！折りたたみ式のディスプレイ！Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)をレビュー！

持ち運びに便利な「小型のノートパソコン」を探しているけど、ディスプレイのサイズにも妥協したくない。

そんなアナタに、折りたためば12.5型、広げれば17.3型の「変化するディスプレイ」を搭載した、ASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」を紹介する。

百聞は一見に如かず、上の写真を見ていただければわかると思いますが、なんとディスプレイが折りたためるようになっています。

つまり、通常使用には12.5型のノートパソコンとして使い、大きな画面が必要になる場合には、17.3型のデスクトップとして使うことも出来るのだ。

ディスプレイを折りたたむことが出来るモデルを使用するのが初めてでしたので、恐る恐る使用させてもらいましたが・・・慣れてくると、驚くほど便利！

この一台で、ノートパソコン、デスクトップ、タブレット、リーダーといったように、様々な使用方法が選べるため、まさにTPOに合わせて使いこなせるのだ。

そんなASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」のサンプルをお借りすることが出来たので、レビューをご紹介！

実際に一週間程度お借りして日常的な作業やゲームを試してみましたが、想像よりもはるかに使い勝手がよく、普通に「欲しい！」と思ってしまいましたｗ

新時代のノートパソコン、ここに誕生です！！

→ASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」

Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)開封の儀

それでは、ASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」が届いたところから紹介していきます。

※サンプル品のため、一部中身が異なる場合があります。予めご了承ください。

こちらがASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」が届いたところ。

開封してみると、ガッチリと緩衝材で固定されたASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」が入っていました。

そしてコチラが、ASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」のパッケージ。

ブラックベースに少し変わった形状、開封前からテンションが上がります。

いざ、開封！

早速、ASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」が、ご登場です！

中に入っていた箱を開けていくと、ACアダプター等の付属品が入ってました。

取扱説明書類も同様です。

そして、デタッチャブル（取り外し可能）のBluetoothキーボード。

サイズは「幅285mm×奥行き182mm×高さ5.8mm」となっており、80キーの英語キーボードに、タッチパッドが付いています。

超薄型（厚み5.8mm）になっていますので、持ち運びも苦になりません。

実際にはASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」の中心に、挟んだ状態で持ち運べます。

充電に関してはtype-Cポートを使用。

一般的なBluetoothキーボードと比較すると、専用と言う事もありまして高級感があります。

タイピングに関しては快適そのもの。

ストロークはノートパソコンに搭載されているものに近いので、入力作業はスムーズです。

なお、マグネット方式を採用した脱着Bluetoothキーボードになっていますので、ASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」に近づけるとカチッと固定されるのも有難い。

そして、ASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」本体。

本体はマグネシウム合金製で、テックブラック仕上げになっており、当然のように「高級感」が漂っています。

サイズは、タブレット状態だと「幅378.5mm×奥行き287.6mm×高さ13.3mm」で、重さは約1.53kgです。

折りたたんだ状態（タブレット + Bluetooth キーボード）では、「幅287.6mm×奥行き193.5mm×高さ23.1mm～34.4mm」で、重さは約1.83kgとなっています。

ダークブルーのガラスに新しいASUSのモノグラムが現れる「ロゴ部分」は、何とも言えない輝きを放っているのですが・・・、この部分だけでも高級感が凄まじいです。

詳細は販売ページをお確かめいただければと思いますが、ハイスペックであることは間違いありません。

デスクトップモードにした状態での、上面。

上面には最大40Gbpsの高速なデータ転送を可能とする最新のThunderbolt 4 (Type-C) を1つ搭載。※PD給電にも対応

他には、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャックと、電源ボタンを配置しています。

両側面にはスピーカーを搭載。

本体を正面にして左側の側面にも、Thunderbolt 4 (Type-C) を1つ搭載しておりますので、配線の取り回しも楽です。

底面。

滑り止めも付いていますので、倒れてくる心配もありません。

続いて、持ち運び用の「専用スリーブ」。

適度なクッション性とデザイン性をあわせもっていますので、ASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」を持ち運ぶにはピッタリです。

その他の付属品としては、USB Type-C to Type-A ケーブル。

スタンド。

製品マニュアル、製品保証書類。

65Wのtype-C ACアダプターとなっています。

と言うわけで、初期設定を開始。

基本的には普通のWindowsパソコンなので、手順通りに進めていけばセットアップは完了します。

491万画素赤外線(IR)カメラ内蔵がされていることもありまして、Windows Helloの顔認証もサポート。

ログイン時に面倒なパスワードの入力は必要ありません。

キーボードに関しては、こちらのようなタッチキーボードも使用可能です。

タブレットでの使用が可能と言う事もありまして、タッチスクリーン（静電容量方式）も搭載。

マウスだけではなく、指でも操作できるノートパソコンは・・・一度使い始めたらやめられません。

ディスプレイは光沢のあるグレア。

17.3型 OLED (有機EL)となっていますので、美しい映像が保証されています。

ノートPCモードは12.5inchのコンパクトなノートパソコン。

私は普段使っているノートパソコンが13inchなので違和感がありませんが、少し画面が小さいと感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし・・・実際にはこれくらいのサイズで、日常的な使用に関しては事足ります。

12.5inch 3:2 ノートPCモードの拡張モード。

2画面の12.5inchをフルサイズで使用することが出来るため、タッチキーボードを下の画面に配置して使用するのもオススメ。

私は上の画面を使って操作、下の画面を使って情報を閲覧といったように使い分けたりしていました。

なお、この2つのモードに関しては、キーボードを置くだけで切り替わります。

さすがASUSさん。

ちなみに、ディスプレイを何度も折りたたんだりして大丈夫なのか？と、思われた方も安心してください。

30,000回以上のヒンジ開閉テストに合格していますので、そう簡単には故障しないと思います。

17.3inch デスクトップPCモード＋Bluetoothキーボード。

デスクトップモードに切り替えると、17.3型の2.5K有機ELディスプレイで作業を行えます。

CI-P3 100%の広色域や、その高い性能を証明する、DisplayHDR™ 500 True Black、PANTONE®、TÜV Rheinlandの各認証も取得しているなど、大きな画面になると映像の綺麗さが際立ちますね。

スリムベゼルで画面占有率87約%、0.2msということもあり、ゲーミングPCとしても優秀です。

なお、私が使ってみた感想としては、こちらのモードが一番オススメ。

メールの返信や書類の作成はノートパソコンモードで行い、ちょっと大きな画面で作業をした方が効率が良い場合にデスクトップPCモードを使用させてもらっていましたが、快適過ぎて・・・まいりました。

普段なら2画面・デュアルディスプレイにして作業をするのですが、17.3型の2.5K有機ELディスプレイなら1画面で問題ないのです。

ディスプレイを立ち上げるためには、背面に付いているダークグリーンのフェイクレザー製エルゴノミックキックスタンドを使います。

スタンドは60°の角度で広がりますので、ディスプレイの角度は座った状態で丁度良い。

この辺りも、さすがのASUSクオリティです。

17.3inchタブレットモード4:3 タブレットは、超大型のタブレットモード。

タブレットスタンドの上において使用させてもらっていましたが、情報閲覧用としては贅沢の極み。

テーブルの中心においてミーティングをしたりするにも適していますが、映画を愉しんだりすると・・・最高でございました。

12.5inchリーダーモード。

2画面を本のような形にして使うモードですが・・・なんと使い心地は抜群。

最近はタブレットパソコンを使って本を読むことが増えてはいたんですけど、この形状になっただけで・・・読み心地が変わります。

やっぱり、本は両手で持って読みたいのかもしれません・・・・。

Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)の使用感

というわけで、Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)を使っていきます。

最初に試してみたのは12.5inchリーダーモードに切り替えて、電子書籍のチェック。

タブレットで本を読むことが増えてきた私ですが、12.5inchリーダーモードは・・・抜群に本が読みやすくなりました。

ちょっとアナログな要素が組み合わさると、楽しくなるのかもしれません。

特に漫画本が読みやすい印象でしたので、ぜひ皆さんも試してみてください。

続いて試してみたのは、17.3inch デスクトップPCモード＋Bluetoothキーボードを使用してのPCゲーム。

画面の大きさはノートパソコンとしては非常に大きいし、有機ELディスプレイの映像美が堪能できます。

また、ゲームをプレイしてみて感じましたが音がキレイなので、没入感も高い。

ヌルヌルと動いてくれるか？については不安なところもあったんですが、かなりスムーズなゲーム体験を実現。

原神のようなオープンワールドゲームをプレイされるなら、ディスプレイの大きさ、映像美、音を加味すると、ASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」との完璧な組み合わせだと思います。

多くの画面で多くの使い方を可能にしてくれるASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」は、使い方次第で無限の可能性を秘めています。

最後にガッツリ試させてもらったのは、ノートPCモード。

いつも通りの使い方で試させてもらいましたが、スペックが高いこともありましてサックサク。

何ら作業で困ることがありませんでした。

2ディスプレイあった方が便利な場面になったら、デスクトップモードに切り替えて作業。

外出先で作業をしたい時にはパタンと折りたたんで、サッと仕事を開始。

モバイルバッテリーからも給電可能ですし、バッテリー駆動時間も約12時間ということで、外での作業に対しても何ら恐怖感がありません。

試しにカフェで作業をさせてもらったところ、「店員さんに画面でかくないですか？」と笑われてしまいましたが、折りたためるんですよーと紹介すると、大変驚かれていました。

これまでにたくさんのノートパソコンをレビューさせてもらってきましたが、こんなにも可能性を感じる製品は初めてです。

長く使っていけば、もっと多くの気づきと、もっと大きな効率化をはかれそうな気がします。

気になるポイントとしては、折りたためるディスプレイの耐久性のみでしたが・・・実際に使ってみると全く問題なし。

長期間使ってみないと「わからない」ところはありますけど、少なくとも30,000回の耐久性テストを受けていますので、乱暴に扱わなければ故障してしまうことも少ないでしょう。

まとめ

2つのサイズを、ひとつのデバイスで実現したASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」。

私にはハイスペック過ぎると思っていましたが、実際に使ってみると・・・ノートパソコンとタブレットを持ち歩くよりも、一台で済ませることが出来るなど、便利だと感じることの方が多かったです。

モビリティと効率化を追求したいのであれば、ASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」は、最高の相棒になることでしょう。

そんなASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」の詳細は、以下の販売ページをお確かめください。

→ASUS「Zenbook 17 Fold OLED (UX9702)」