ASUSから新型ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus G16 GA605WI」が8月1日に発表となりました!
「ROG Zephyrus G16 GA605WI」は、Ryzen AI 9 HX 370とGeForce RTX 4070 Laptopを搭載するなど、ハイスペックでありながらも薄型で軽量(約1.85kg)なゲーミングノートPCとなっており、持ち運びにも最適。
それでいて、16型の有機ELディスプレイを搭載するなど、ガチゲーマーも納得のスペックを誇っている。
今回、そんな「ROG Zephyrus G16 GA605WI」の評価用サンプル機を、お借りすることができましたので、その使用感を正直にレビューしていきます。
ハイスペックな性能を求められる最新のゲームや、クリエイティブ作業にもしっかりと使えるゲーミングノートPCを求めるなら、ROG Zephyrus G16 GA605WIは最適な一台になりそうです!
良いところ | 気になるところ |
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目次
ROG Zephyrus G16 GA605WI 開封の儀
それでは、ROG Zephyrus G16 GA605WIが届いたところから紹介していきます。
こちらはお届けいただいた外箱。
シンプルイズベストなデザインです!
中に入っていた2つのケースは左がアダプタ類、右がノートパソコン本体が入っています。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
製品名 | ROG Zephyrus G16 GA605WI | |||
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型番 | GA605WI-AI9R4070W | |||
OS | Windows 11 Home 64ビット | |||
CPU | CPU名:AMD Ryzen™ AI 9 HX 370 12コア/24スレッド プロセッサ 動作周波数:最大5.1GHz キャッシュメモリ:3次キャッシュ 24MB AI機能:AMD Ryzen™ AI (NPU パフォーマンス 最大 50 TOPS) (合計 プロセッサ パフォーマンス 最大 80 TOPS) |
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メインメモリ | 32GB 仕様:LPDDR5X-7500 スロット:オンボードメモリのみ |
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表示機能 | ディスプレイ:16.0型 OLED (有機EL) 表面仕様:グレア 解像度:2,560×1,600ドット (240Hz) 視野角:水平170°/垂直170° タッチパネル:非搭載 グラフィックス機能:NVIDIA® GeForce RTX™ 4070 Laptop GPU (NVIDIA® Optimus™ Technology対応) (最大105W) ビデオメモリ:GDDR6 8GB 外部ディスプレイ出力:最大7,680×4,320ドット |
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記憶装置 | SSD:1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) | |||
光学ドライブ | ドライブの種類 – 読み出し速度 – 書き込み速度 – |
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サウンド機能 | サウンド規格:ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 スピーカー:6スピーカー内蔵 (2W×2、1W×4) マイク:3D アレイマイク内蔵 |
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Webカメラ | 207万画素赤外線 (IR) カメラ内蔵 | |||
Windows Hello | 顔認証対応 | |||
通信機能 | LAN:- 無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be (Wi-Fi 7) Bluetooth®機能:Bluetooth® 5.4 |
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入力機能 | キーボード:86キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) (JIS配列) ポインティングデバイス:マルチタッチ・タッチパッド |
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インターフェース | ディスプレイ出力:HDMI×1、Type-C×2 USBポート:USB4 (Type-C/Power Delivery対応) ×1、USB3.2 (Type-C/Gen2/Power Delivery対応) ×1、USB3.2 (Type-A/Gen2) ×2 SDカードリーダー:SDXCメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDメモリーカード オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
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セキュリティスロット | 非搭載 | |||
電源 | ASUSスリムパワージャック/200W ACアダプター (20V/10A) またはリチウムポリマーバッテリー (4セル/90Wh) | |||
バッテリー駆動時間 | JEITA測定法3.0:約9.9時間 (動画再生時) /約11.7時間 (アイドル時) JEITA測定法2.0:約12.2時間 |
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バッテリー充電時間 | 約2.0時間 | |||
消費電力 | 最大約200W | |||
サイズ (突起部除く) | 幅354mm×奥行き246mm×高さ14.9~16.4mm | |||
質量 | 約1.85kg | |||
Xbox Game Pass | Xbox Game Pass Ultimate (3ヶ月利用権) |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容
中に入っていたものを並べて撮影してみました。
- ROG Zephyrus G16 GA605WI
- ACアダプター
- 製品マニュアル
- 製品保証書
ACアダプター+電源ケーブル。
持ち運びに最適とは言いにくいですが、一般的なサイズと重量です。
本体の詳細
こちらがROG Zephyrus G16 GA605WI本体。
サイズは幅354mm×奥行き246mm×高さ14.9~16.4mmとなっており、重さは約1.85kg。
落ち着きのある「プラチナホワイト」カラーを採用したデザインで、アルミニウム+CNCユニボディは高級感があります。
洗練されたゲーミングノートPCという印象です。
天板にある斜めのラインは、SLASH LIGHTINGと呼ばれるLEDを内蔵。
発光についてはアニメーションパターンを設定できる仕組みとなっています。
前面。
個人的に驚いたのは14.9〜16.4mmという薄さです。
ゲーミングノートPCにも「持ち運びやすさ」を重視する私としては、この高いポータビリティは推したいポイント。
背面。
本体左側面。
インターフェースとしては、左から電源ポート、HDMI、USB4(Type-C/Power Delivery対応) 、USB3.2 (Type-A/Gen2) 、マイクロホン ヘッドホン・コンボジャック。
本体右側面。
インターフェースは、SDXCメモリーカード/SDHCメモリーカード/SDメモリーカードリーダー、USB3.2 (Type-A/Gen2)、USB3.2(Type-C/Gen2/Power Delivery対応)。
本体底面。
新しくなったエアフローによって効率的に冷却を実施してくれる排気・吸気口。
サウンドシステムを高めるために、底面にもスピーカーを搭載しています。
ディスプレイを立ち上げてみました。
16.0型の有機ELディスプレイのグレアタイプで、解像度は2,560×1,600(WQXGA)。
リフレッシュレート240Hz、応答速度0.2ms、コントラスト比1,000,000:1、輝度500nitsなど、高解像度でゲームを遊びたい方にとって申し分ないスペックです。
また、207万画素赤外線 (IR) のWEBカメラとノイズキャンセリングマイクを内蔵していますので、友人たちと顔を見ながらのゲームプレイも可能です。
キーボードは、86キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) (JIS配列) を採用。
Copilotキー搭載を搭載している所が、過去のゲーミングノートPCとの差別化になりそうです。
また、左右にスピーカーを内蔵しています。
キーピッチは約20mm、ストロークは約1.8mm。
押し心地もよくて、誤入力も少ない印象。
タッチパッドは、大き目の横150mm x 縦100mm。
使用感も良好で、日常的な使用ではマウスいらずで使えます。
なお、本体保証としては購入日より12ヶ月間のインターナショナル保証+購入日より12ヶ月間のASUSのあんしん保証 (日本国内保証・要登録)付。
バッテリーおよびACアダプターに関しては購入日より12ヶ月間の日本国内保証が付いています。
ROG Zephyrus G16 GA605WIの使用感
それでは、ROG Zephyrus G16 GA605WIを使っていきたいと思います!
16型・OLED・240Hzのディスプレイ性能
ROG Zephyrus G16 GA605WIは、16.0型の有機ELディスプレイを搭載しています。
- 16.0型
- OLED (有機EL)
- 表面仕様:グレア
- 解像度:2,560×1,600ドット
- リフレッシュレート240Hz
- 視野角:水平170°/垂直170°
- 応答速度0.2ms
初見の感想としては、ゲーム体験を一新するような美しいディスプレイです。
解像度2,560×1,600(WQXGA)は細部まで鮮明に描写してくれるため、ゲームの世界に没入感を与えてくれます。
リフレッシュレート240Hzは、スムーズで滑らかな映像表示を実現し、動きの速いシーンでもブレや遅延を感じさせません。
応答速度0.2msの速さについても入力の遅延が最小限に抑えられます。
OLED (有機EL)ディスプレイということもあり、視野角も広め(水平170°/垂直170°)で多少角度が付いたところから見ても違和感なし。
また、コントラスト比1,000,000:1と輝度500nitsの組み合わせも抜群。
色の深みと明るさが際立ち、明暗のコントラストが非常に高くなりますので、暗いシーンでもディテールは失われず、明るいシーンでは目が疲れにくいような視認性を確保できるため、ハッキリとした映像を楽しめます。
バッテリー駆動時間や充電性能
バッテリーの性能については上々です。
JEITA3.0の測定方法によると、動画再生時のバッテリー持ちは約9.9時間。
高負荷なパソコンゲームをプレイするにはアダプターと接続したほうが安心ではありますが、数時間のプレイであれば問題なく動かすことが出来ていました。
アダプターが少々大きくて重たいのがネックで持ち歩きには不便と感じられる方は、USB PD(Power Delivery)での充電も可能となっています。
自宅での使用に関しては専用アダプターを使い、外出先ではType-Cアダプターを使うといった使い分けが便利です。
基本スペックは間違いなし!
Ryzen AI 9 HX 370、GeForce RTX 4070 Laptop、メモリ32GB、SSD1TBを搭載するなど、基本スペックは間違いのないゲーミングノートPCです!
現状ほとんどのパソコンゲームは、問題なく動かせるスペックではないでしょうか。
また、ゲーミングノートPCとしての性能はもちろん、Windows Copilotに対応している他、様々なAI機能を効率的に動かすことができることもポイント。
日常的な使用に関しては、まったく隙のないスペックだと思います。
試しに負荷のかかるクリエイティブ作業として、動画の編集から書き出しと言ったような作業を試してみましたが、処理能力は高いと感じました。
つまり、ROG Zephyrus G16 GA605WIを一台持っていれば、パソコンゲームはもちろん、配信や編集等も可能になります。
ライトな使い方として動画の閲覧にも使わせてもらっていましたが、映像美はもちろん、スピーカー(1W x 4と2W x 2)はキーボード左右のほかに底面も含めて6つ内蔵していることもあって贅沢な体験をさせていただきました!
ゲームをプレイするのであれば、エアフローを最大化してフルパワーで動作させることが出来る「Turbo」モードがおすすめですが、日常的な使用に関しては「サイレント」モードを選びましょう!このように、パワーモードを選べるのも有難い仕様です!
AI性能
ROG Zephyrus G16 GA605WIは、50 TOPSの超強力なAI処理ができるAI対応プロセッサ「AMD Ryzen AI」シリーズを搭載しています。
Copilotを使ってスケジュールを調整してもらったり、調べ物をすることが当たり前になっている自分からすると、やっぱり便利。
高負荷な処理となる画像生成も試してみましたが、圧倒的なスピードで処理してくれました。
セキュリティ、スピード、パーソナライゼーションを強化してくれますし、今後もNPUを活用したアプリケーションがたくさん出てくることを考えると、この性能は見逃せません!
私はまだまだAIの活用に長けているわけではありませんが、「Copilotキー」を押し、簡単にAIをに使用可能にできる感覚は常識になっていくと、たった二週間程度で感じてしまいます。
Apex Legendsを検証プレイ!
それでは、FPSゲームの王道「Apex Legends」をプレイしてみます!
率直な感想を一言でまとめるなら、最高・・・。
影の中の敵もくっきりと見えるし、逆光のシーンでも目の疲れが少ないため、長時間のプレイでも快適です。
色の発色が非常に鮮やかで、エフェクトやカラフルなビジュアルが一層引き立つこともあるのか、特に色鮮やかなMAPとなる「オリンパス」をより楽しめます。
肝心な性能に関しては・・・一度もボヤ付くこともなく、ヌルヌルとした映像を体験。
多少画質を調整したほうが「よりキレイ」に動かすことが出来ますが、特にスペックを調整しなくても美しい映像を楽しめます。
数時間連続でプレイしてみましたが、冷却性能が高いこともありまして、体が熱で熱くなって暴走することもありません。
キーボードに置いている手が熱くて汗をかくことがあるんですが、それもなし。
ゲーミングノートPCの中でも、冷却性能は高めだと思います。
一日で使用感は「わからない」と思い、数日間、数時間ずつ試してみました・・・ずっと快適。
ROG Zephyrus G16 GA605WIを使用してのApex Legendsのプレイは、ゲームのグラフィックとスピード感を最大限に楽しむことができる、まさにゲーム体験を次のレベルに引き上げるものでした。
オープンワールドゲーム原神を検証プレイ!
続いてオープンワールドゲームの原神をプレイしていきます。
結論、最高です。
ゲームの広大な世界を細部まで鮮明に描き出してくれるディスプレイ性能によって、各エリアの美しい景観が驚くほどリアルに感じられます。
細やかな草木の葉の動き、遠くに見える山々の輪郭、空に浮かぶ雲の流れまで、すべてを生き生きと描写。
まるでゲームの世界に実際に足を踏み入れたかのような没入感を得られました。
没入感の高さはトップクラスのゲーミングノートPCだと思います!
特にアクションや戦闘シーンでは、性能の良さが顕著に表れます。
キャラクターの動きはスムーズ。
スキルや元素爆発のエフェクトも美しくクリアに表示。
応答速度の速さによって、エフェクトの表示が遅延なく、スムーズに反映されるため、タイミングよく反応することがストレスなく行えます。
総じて、このゲーミングノートPCは『原神』の美しいグラフィックを存分に引き立て、ゲームの世界に深く入り込む体験を提供してくれるでしょう!
まとめ
ROG Zephyrus G16 GA605WIを約2週間試させてもらいましたが、とても良いゲーミングノートPCだと感じました!
主にApex Legendsのランク上げに使わせてもらっていましたが、処理落ちしてしまうことも、グラつくこともなく、快適そのもの。
あらゆる最新ゲームを、長時間ガッツリ遊べるゲーミングノートPCだと思います!
また、16型のディスプレイを搭載しているにも関わらず、軽量コンパクトな本機は、収納に関しても面倒にならないのも高ポイントです。
ハイスペックとなっている分、価格については多少高めに設定されていますが、大変オススメのゲーミングノートPCでございました!
気になった人は是非公式サイトをお確かめください!
良いところ | 気になるところ |
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