ポータブルゲーミングPCのASUS「ROG Ally」やスマートフォンでゲームをしていると、時々大きなディスプレイに映像を映したくなる。
そんなアナタにオススメしたいのが、ケーブル1本でディスプレイや様々なデバイスに接続することができるサンワダイレクトの「400-HUBCP19GM」というドッキングステーション。
私自身は別メーカーのゲーム機用ドッキングステーションをAmazonで購入して使っていたのですが、悲しいかな「ゲーム機本体が熱くなる」「遅延がある」「ケーブルが短すぎる」といった問題が発生・・・。
正直言って使い物にならなかったので、もうゲーム機用のドッキングステーションは使うまいと思っておりました。
しかしながら、サンワダイレクトの「400-HUBCP19GM」はひと味違う!
USB PD 100W 対応で充電をしながらプレイ可能、ポート数は増加、遅延もなし。
更には冷却ファンを搭載しているため、本体の熱暴走を防ぐことができるのです!
ROG AllyやNintendo Switch、スマートフォンを大型のディスプレイに投影したい方、接続時に本体が熱くなるのが気になっている方には、特におすすめしたいガジェットだと思います。
良いところ | 気になるところ |
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目次
ドッキングステーション「400-HUBCP19GM」開封の儀
それでは、ドッキングステーション「400-HUBCP19GM」が届いたところから紹介していきます!
こちらがパッケージ。
サンワダイレクトらしく、シンプルで潔いデザインとなっています。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
サイズ | 約W13.5×D7.6×H5.9cm | |||
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重量 | 40g | |||
ケーブル長 | 約18cm | |||
生産地 | 中国 | |||
保証期間 | 購入日より1年 | |||
コネクタ形状 | USB Type-C | |||
対応規格 | USB 5Gbps(USB3.2 Gen1/3.1 Gen1/3.0)準拠 ※USB 5GbpsはUSB-IF(USB Implementers Forum)によりUSB3.2 Gen1(USB3.1 Gen1/USB3.0)が名称変更されたもので同じ規格です。 |
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USB PD最大出力 | 約92.5W | |||
ケーブルタイプ | ケーブル一体型【USBポート】 | |||
ポート数 | 3ポート | |||
最大データ転送速度(理論値) | 5Gbps | |||
USB Type-Cメス/USB 5Gbps | 1ポート | |||
USB Aメス/USB 5Gbps | 2ポート | |||
供給電流 | 最大1500mA (全ポート合計:バスパワー時) ※接続する機器の消費電流が本製品の供給電流を超える場合、バスパワーで正常に動作しない場合があります。 |
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電源供給方式 | バスパワー/セルフパワー(電源接続時) | |||
本体消費電力 | 約7.5W | |||
USB PD入力ポート | あり | |||
USB PD最大入力 | 100W | |||
対応出力ディスプレイ数 | 1台 | |||
最大対応解像度 | 4K/60Hz ※記載の対応解像度はご使用のパソコンがDisplayPort Alt Mode(DP1.4以上)に対応している必要があります。 ※4K解像度での出力はディスプレイが4K解像度に対応しており、出力するコンテンツも4K解像度に対応している必要があります。 ※フルHDの場合は240Hzに対応しています。 |
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最大対応解像度/リフレッシュレート | 3840×2160 | |||
HDCP | 2.3、、2.2、 2、 1.4 | |||
HDMI | 1ポート | |||
ポート形状 | RJ-45ポート(Auto MDI/MDI-X)、 Auto-Negotiation対応 ※Wake On LAN機能に対応しますがパソコンの機種によって対応が異なりますので動作保証はしておりません。 ※接続機器により、有線ネットワークを使用するには、Wi-FiをOFFにする必要があります。 |
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対応規格 | IEEE802.3(10BASE-T)、 IEEE802.3u(100BASE-TX)、 IEEE802.3ab(1000BASE-T) | |||
伝送速度(理論値) | 1000Mbps、 100Mbps、 10Mbps ※通信速度についてUSB5Gbps(USB3.2 Gen1)接続時のみ1000BASE-Tに対応します。 |
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アクセス方式 | CSMA/CD |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容
中に入っていたものを並べて撮影してみました。
- 400-HUBCP19GM本体
- 取扱説明書
日本語対応の取扱説明書。
サンワダイレクトは取扱説明書を失くしてしまっても、販売ページからデータとしてダウンロードできるのも嬉しいポイントです。
ドッキングステーション「400-HUBCP19GM」本体の詳細
こちらがドッキングステーション「400-HUBCP19GM」本体。
サイズは約W13.5cm×D7.6cm×H5.9cmとなっており、重さは約240g。
接続するデバイスの背面にあたるように、冷却ファンを2機搭載。
本体左側面にはLANポートを搭載。
無線に比べて安定している有線接続が使えるようになるのも嬉しいですね!
本体右側面には冷却ファンの電源ボタンを配置。
背面のインターフェースは、左からType-C(充電用)、HDMI、USB Aポート×2、Type-Cポート。
ROG Allyをディスプレイに映していると、どうしてもマウスやキーボード、USBメモリ等を接続する必要が出てきたりするのですが、これだけのポート数が揃っていれば「ポート不足」に悩むこともなくなると思います。
- マウス
- ゲームパッド
- キーボード
- SSD
- ヘッドセット
- マイク
なお、高画質な4K/60Hz、フルHD/240Hzに対応していますので、美しい映像を楽しめるのポイントです。
接続に関しては、約18cmの接続用ナイロンメッシュケーブル+L型のコネクタを使用します。
コチラをゲーム機に接続することによって、USB PD対応のType-Cポートにより、充電をしながら遊べます。
なお、接続用のケーブルについてはROG Allyを接続するにはピッタリの長さです。
可能ならもう少し長くても良さそうですが、以前使っていた別メーカーのドッキングステーションと比べれば、全く問題なし。
ROG Allyやニンテンドースイッチを乗せる部分は、傷や滑りを防ぐためにシリコンパッドが付いています。
互換性としてはSteam Deck、ROG Ally、ニンテンドースイッチ、2018年以降にリリースされたiPadとのこと。
ゲーム機を乗せる部分を横から撮影。
本レビューではROG Allyでテストをしていきますが、ケースを付けていない状態であればジャストフィットするサイズ感です。
ドッキングステーション400-HUBCP19GMの使用感
それでは、ドッキングステーション400-HUBCP19GMを使っていきます!
ROG Allyで使用
ROG Allyで使用してみた感想としては、まさにジャストフィット!
以前使っていた別メーカーの物は、傷が付きそうで不安だったのですが、ドッキングステーション400-HUBCP19GMは全く問題なし。
設置面や底面には傷と滑りを防ぐシリコンパッドを採用していますので、しっかりと筐体を守ってくれます。
ROG Allyとの接続に関しては、L型のコネクタによって、かなり快適。
また、背面にポートが集約されていますので、見た目的にもスッキリとしています。
上から見た様子。
ROG AllyはUSBポートが少ないところが弱点だったりしたのですが、ドッキングステーション400-HUBCP19GMと接続することによって「ポート不足」に関しては、大きく改善します。
こちらがテレビに接続してみた様子。
42型のテレビにオープンワールドゲームの原神を映してみましたが・・・なんとも贅沢な体験です。
実際に長時間使用してみましたが、映像のブレもないし、操作の遅延もないし、快適そのもの。
スピーカーもテレビのセットのまま使用できるため、ゲーム体験が贅沢なものへと進化したような印象です。
映像に関しても最大解像度は4K/60Hzに対応し、フルHDの場合は240Hzの高リフレッシュレートに対応。
かなり有難かったのは充電をしながらプレイできることと、冷却ファンの存在。
長時間ゲームをプレイすると熱くなってくる筐体ですが、2つの冷却ファンによって熱暴走を防いでくれます。
ニンテンドースイッチで使用
続いてニンテンドースイッチで使用していきます。
接続口は下部になりますので、写真のように接続。
L型のコネクタが、下部からの接続にも快適に働いてくれます。
なお、ケーブルは耐久性の高いナイロンメッシュ素材となっていますから、そう簡単には劣化もしません。
置き場所についても快適にフィット。
純正のドックステーションを長時間使用すると、本体が熱を持ってくるのが気になってしまいますが・・・ドッキングステーション400-HUBCP19GMは冷却ファンを使用できるので、長時間の使用に関しても安心感があります。
テレビの前に設置してみました。
試しにスイカゲームを立ち上げてみましたが、同じく遅延などは全くなし。
1台で複数のデバイスと接続できるドッキングステーション400-HUBCP19GMは、費用対効果も高そうです。
スマホで使用
最後に試してみたのはandroidスマホ。
側面にType-Cポートがあるので、ニンテンドースイッチと同様に下部から接続しています。
androidスマホもゲームを長時間プレイしていたり、映像を楽しんでいたりすると、熱を持ってくることがあるのですが、ドッキングステーション400-HUBCP19GMを使用すれば冷却ファンによって快適に。
崩壊スターレイルというゲームを立ち上げて、テレビにスマホの映像を投影してみました!
モバイルディスプレイなど、大きなディスプレイに投影しながらゲームや映像を楽しみたい人には、こちらの楽しみ方もありだと思います。
基本的な使用感
ドッキングステーション400-HUBCP19GMの基本的な使用感ですが、かなりスタイリッシュでイイ感じです。
デバイスの置き場所も工夫されていて置きやすいし、冷却ファンが何よりも快適。
脚があって高さがある+適度な角度が見やすいという点も◎。
また、冷却ファンON・OFFスイッチによって冷却ファンを入り切りできる点も扱いやすくて良いと思います。
まとめ
ポータブルゲーミングPCやスマートフォンでゲームをしている時に、大きなディスプレイに映像を映したい方にとって、ドッキングステーション400-HUBCP19GMは、とてもおすすめのガジェットになっていました!
本記事ではROG Allyを中心に検証レビューを行いましたが、SteamDeckにとっても最適なドッキングステーション。
気になった方は対応機種を確認した上で、サンワダイレクト公式サイトにて、ご検討くださいませ!
良いところ | 気になるところ |
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