「パソコンで絵を描きたい!」と思った時に準備すべきもの。
それは、
- 絵を描くために必要なスペックのあるパソコン
- パソコンで絵を描くためのソフト
- パソコンで絵を描くための道具
の3つです。
私が最初にパソコンを使って絵を描き始めた頃は普通のマウスを利用し、グラフィックソフトも持っていましたので、特に何も準備することもなくスタートすることができましたが、これからパソコンで絵を描きたいと思われる方には上記3つは最低限揃えておきたいところとして紹介したい。
と言っても、パソコンは今持っているものがあるのであれば、よほどスペックが悪くなければ(動きがカクカクするようなパソコン)そのまま使用すればいいですし、パソコンで絵を描くためのソフトも無料のものがありますので、そちらを使えばいいんです。
でも・・・、絵を描くための道具だけは最初から準備しておいた方がいいと思います。
私もやっていたのでマウスで絵を描くことも出来なくもないですが、個人的な意見としては、やっぱりペンを使い始めたらペンでしか描かなくなるくらい使い勝手が良いですし、作業をしていて楽しいからです。※ペジェ曲線で絵を描くならマウスの方がやりやすいかもしれませんが。
私が最初に手に入れた「ペンタブレット」は某有名なメーカーから販売されていた小さめのもの。もちろん液晶画面がついているものではなく、作業領域もB5サイズ程度のものだったんですけど、それなりにパソコンで絵を描くことを楽しめたことを覚えています。
それから数年が経ち、液晶のペンタブレットを用意して使い始めてからは・・・その使い勝手から液晶画面のないペンタブレットを使うことがなくなってしまいました。
そんな私のところに、口コミ評価も優秀な「HUION」さんのペンタブレットを試させていただく機会がやってきたのです。
最初に手にした液晶なしのペンタブレットから10年近く後に販売されている製品となってはいますので、どれくらい使い心地が良くなったのかを楽しみつつ、レビューを紹介していきたいと思いますが、こちらの「HUIONペンタブレットQ11K 」を実際に使ってみた印象としては、「こんなに描きやすくなったの?」と驚くほどの使いやすさとなっていました。
実際に紙に絵を描いているような感覚で絵を描けますし、価格帯としても1万円ちょっとで購入できるペンタブレットになっていますので、初めてパソコンで絵を描こうと思われた方に特にオススメの製品です。
ということで、「HUIONペンタブレットQ11K 」を徹底レビューさせて頂きます。
目次
HUIONの製品は、ペーパークリップを買っていた!!
と・・・ペンタブレットの前にHUION(フィオン)さんについて紹介しておくと、実は私は5mmのペーパークリップを購入して、実際に使用させてもらっていました。
自分はパソコンで絵を描く前にトレース台の上でアナログの絵を描いてからパソコンに取り入れるようにしているんですけど、その際のペーパークリップとして利用させてもらっていますが、これがまた便利だったんです。
こちらを手に入れてからは、ありがたいことに紙を固定するためのテープを使用する機会が少なくなってお財布にも優しくになりました。
詳しくはHUION(フィオン)さんの販売ページをご覧いただければと思いますが、いずれにしても今回紹介しているようなペンタブレットはもちろん、液晶ペンタブなども販売している会社になりますので、商品自体は安心して購入できるものかと思います。
HUIONペンタブレットQ11K が届いたので開封してみる。
ということで、HUIONペンタブレットQ11K が届いたところから紹介していきます。ケースは専用の元なっており、デザイン的には素敵な雰囲気で届きました。
HUIONペンタブレットQ11Kの商品特徴として、ワイヤレスで使えるグラフィックタブレットであることがわかります。
私が以前使っていたパソコン用のペンタブレットはケーブルを繋げる必要があるものとなってたので、ワイヤレスというのは非常にありがたいですね。
外側のケースを開けるとHUIONペンタブレットQ11Kの箱がぴったりサイズで入っておりました。
こちらがHUIONペンタブレットQ11K の箱です。
HUIONペンタブレットQ11K の外観がわかる美しいデザインになっており、テンションが上がりますね!
未開封であることを証明する、メーカーのシールを剥がしながら開封していきます。
上蓋を開けてみると「ありがとうございます」と書かれた挨拶状が入っていました。
ちょっとしたことではあるんですけど、サポートをしっかりとする姿勢が伺えますので、安心感があります。
挨拶状の下には、ペンタブレット「HUIONペンタブレットQ11K」本体がはいっておりました。
HUIONペンタブレットQ11K本体を取り出して横に置いてみると、インストール用のCDドライバやケーブル、ペンなどが入ったケースが複数登場しました。
こちらがHUIONペンタブレットQ11Kの内容物の一覧です。一つ一つが専用のケースに入っております。
この時、本体を見て私が最初に感じたのは、
- 薄い!
- 軽い!
- 作業領域が広い!
ということ。私が以前所有していたものよりも薄くて軽いと思いますし、何より作業領域が・・・2倍以上ある感じで驚いてしまいました。
インストールなどは、こちらの説明書を見ながら行っていきます。ちょっと残念だったのは、日本語表記がなかったことですが、英語能力ゼロの私でも問題なく読むことができましたので、問題はないかと思います。
内容物一覧の説明です。一つ一つ写真付きで紹介していきましょう。
まずはペンです。ワイヤレス用のレシーバーと、ペン先の替えも入っていました。
ワイヤレス用のレシーバーはペン+本体両方を対応しています。
ペンの大きさ、握り心地も良好。持ち手の部分にはボタンが用意されており、様々なショートカットキーとして利用することができます。
こちらがワイヤレス操作を可能とする発信機です。コンパクトなので持ち歩きにも便利。
こちらは充電用のケーブル&有線で接続するためのケーブルです。
こちらはペンホルダーです。中にはペン先をしまっておける構造になっていますので、こちらに先ほど入っていたペン先の替えを入れておくことができるようになっています。
で、早速全ての替え芯を入れて見た写真です。こういった小さなパーツは無くしやすいので、ありがたい設計です。
こちらが、収納した状態の写真。この上の穴にペンを差し込んでおくようにすると、すぐに作業が出来ます。
こちらがペンを差し込んでおいた状態の写真です。
スペース的にも邪魔になりませんし、オシャレなたたずまいとなっていますので、部屋のインテリアも美しくしてくれます。
続いてこちらはインストール用のCDドライバーです。
ノートパソコンの方で、CDドライブが付いていない方もいらっしゃるかと思いますが、その場合はダウンロード版を利用できますのでご安心を。
Q11K の本体のレビュー
HUIONのグラフィックペンタブレットInspiroy Q11K の本体がこちらです。
大きさは、約横39cm・縦22cmとなっています。
重さは860gです。
マット系のブラックのボディ。
大きな作業領域が特徴となっており、左側には8つのショートカットキーボタンが配置。
作業領域の大きさはA4用紙くらいだと思ってもらえるとわかりやすいと思います。
薄さはこの通り。
約1.1cmとなっていますので、めっちゃ薄い設計になっていますから持ち運びに大変便利です。
電源とケーブルの接続口はサイドの部分にあります。
8つのショートカットキーをロックするためのボタンもありました。
絵を描いていると、どうしてもボタンに触れてしまって余計な操作をしてしまうことがあったりするので、こういった設計をしてあると本当に安心して使う事が出来るかと思います。
ボディのサイドにはHUIONさんのロゴがはいっています。
作業領域の目印となるポイントが四隅についていました。
当然のことですが、裏面には滑り止めもついていますので、ずべってしまって落ちてしまう心配もありません。
ノートパソコンと組み合わせる事で、好きな場所で、好きなだけパソコンで絵を描けるようになるかと思います。
マックブックエアーにインストールして使ってみた
と言う事で、まずはCDドライブを持っていないマックブックエアーにHUIONペンタブレットQ11Kをインストールすることにしました。
設定用のデータをダウンロードして、インストールを開始。
ものの5分程度で使用することが可能な状態になりました。
絵を描くために使用するソフトはクリップスタジオペイントになりますが、とにかく快適に使用することが可能な印象。
Gペンを使って、思い通りの太さの線が描けます!
以前使っていたペンタブレットと比較すると、筆圧をちゃんと捉えてくれる感じがするので、本当に紙に描いているのと変わらない感覚で絵を描くことができます。
当然のことですが、絵を描く場所と、描かれる場所(パソコンのモニター)が違ってくるので違和感を覚える方もいらっしゃるかとは思いますが、久しぶりに作業を行なってみると・・・意外と快適だったりしたので、最初に購入するパソコンで絵を描くための道具としては、ペンタブレットが最適かと思います。
なお、有線ケーブルをつないだ状態と、ワイヤレスで使用した状態とでの遅延などは特に感じませんでした。
あとは絵を描くうえで快適性を増してくれるのが、こちらの8つのボタン。
インストールしたドライバーの中には、こちらのボタンのショートカットキーを自由に設定できるようなアプリも入っていますので、ご自身の作業環境に合わせて設定する事が出来ちゃいます。
もちろん、ペンについても筆圧設定、ボタンのショートカットについても設定を変える事が出来ますので、使い心地はかなり良いと思います。
Windowsにインストールして使ってみた
続いて、Windowsのデスクトップにインストールをして使用してみた感じをお伝えすると・・・特に変わった様子はなく、快適に使える印象でした。※ソフトはクリップスタジオペイント。
これだけ軽くて薄いペンタブレットであれば、デスクトップパソコンと連携させて使用するよりも、どこでも絵を描けるような状態にする為にもノートパソコンと連携させた方が良いのかもと感じたくらい。
複数のパソコンを所有されている方は、どのパソコンでもイラストを描くことが出来るように設定だけしておくとよいのかもしれません。
Q11Kは外出先でパソコンで絵を描きたい人に適している
HUIONペンタブレットQ11K は作業領域が広いペンタブレットになっているにも関わらず、薄くて軽い設計になっているため、例えば学校や職場などに持って行って絵を描きたい方にもぴったりの製品になっているように感じました。
実は私が通っているスターバックスさんでも、マックブックとペンタブレットにて絵を描いている方(おそらくプロ)がいらっしゃるのですが、その方の持っているペンタブレットも液晶は付いていないもので、薄くて作業領域が広いものを使われています。
さすがに近づいてブランドなどを確かめることはできませんが、薄くて軽くて持ち運びが便利なペンタブレットを選ぶ利点は、どこにでも同じ環境で絵が描けるといった点にあるんだろうなぁと感じます。
実際問題として、液晶が付いているペンタブレットは電源をとったりすることも必要だったりするため、外での作業には適していません。
が、今回紹介しているようなHUIONペンタブレットQ11Kの場合には、充電さえ済ませておけばどこにでも持っていって作業ができるのです!※内蔵バッテリー2500mAhを搭載。数時間以上連続使用が可能。
しかもワイヤレス&作業領域も広い製品となっていますから、見た目だけでなく実用性も兼ね備えているわけですね。
ガジェットブロガー的レビューのまとめ
私もパソコンで絵を描き始めていますが、まだまだへたっぴレベル。
といっても、上手くなるには「絵を描く」しかありませんので、ある程度基礎的な知識を得られる書籍を一冊購入したら、あとは自分なりに楽しみながら絵を描くしかないこともわかっています。
そんな私にとって、このHUIONペンタブレットQ11Kは、どこにいても絵を描くことができる優れものなので、肌身離さず持ち歩きたくなる製品となりました。
液晶ペンタブレットも、パソコンで絵を描くには大変便利な製品ではありますが、通常のペンタブレットも捨てたもんじゃない!
HUIONペンタブレットQ11Kは、そんな事を思わせてくれた素晴らしいペンタブレットでございました。オススメです!