インスタグラムやTikTokで見かけるような、面白い映像を撮影してみたい。
自撮り棒が消えている様な映像を見かけるけど、あれってどうやるの?

そんな希望や疑問をお持ちの方に向けて、Insta360 X5スターターキットのレビューを紹介したい。

Insta360 X5スターターキットはスタイリッシュな360度カメラの入門セットになっており、初心者から映像クリエイターまで、幅広く楽しめる素晴らしいカメラです。

実際にサンプル機を試させていただきましたが、高画質な360度の映像は、後からAIアシストリフレーミングを使ってアングルを変えられるなど、今までのカメラの常識を覆してくれるような性能をしています!


というわけで本記事では、その時、その場所を「360度まるごと記録してくれるInsta360 X5」の使い心地、手に入れた方が良いオプション品や注意点などを、じっくりと紹介していきます!

良いところ | 気になるところ |
---|---|
|
|
目次
Insta360 X5スターターキット 開封の儀
それでは、Insta360 X5スターターキットが届いたところから紹介していきます。

こちらがInsta360 X5スターターキット(microSDカードなし)が届いたところ。
Insta360 X5 、レンズキャップ、予備バッテリー、114cm見えない自撮り棒がワンセットになっていますので、直ぐに撮影を始めたい人にピッタリです。
なお、microSDカードを持っていれば「microSDカードなし」でも問題はないと思っていたのですが、性能によっては撮影が上手くいかなかったりもするので、注意してください。※後ほど説明します
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
デザイン
サイズ (幅 X 高さ X 奥行き) | 46×124.5×26.2mm |
---|---|
重量 (カメラ+バッテリー) | 200g |
タッチスクリーン | 対応 |
USB端子 | USB-C |
バッテリー | 取り外し式 充電式(PD PPS充電器による急速充電に対応) 2400mAh |
連続撮影時間
|
208分 – 5.7K24fps 耐久モード |
取り換え可能なレンズ保護フィルター
|
別途購入可能 (X5は強化された交換式レンズを搭載) |
動画
360度動画解像度 | 8K: 7680×3840@30/25/24fps 5.7K+: 5760×2880@30/25/24fps 5.7K: 5760×2880@60/50/48/30/25/24fps 4K: 3840×1920@120/100/60/50/48/30/25/24fps |
---|---|
広角動画解像度 | シングルレンズモード: 4K: 3840×2160@60/50/30/25/24fps 2.7K: 2720×1536@60/50/30/25/24fps 1080p: 1920×1080@120/100/60/50/30/25/24fps |
Log 録画 | 対応((I-Log)) |
ミーモード | 対応 |
PureVideo | 対応 |
プリ録画
|
対応 |
ループ録画
|
対応 |
タイムラプスモード | 対応(11K) |
タイムシフトモード
|
対応(8K) |
HDR動画
|
対応 |
バレットタイム
|
対応(5.7K) |
クラリティーズーム | – |
見えない自撮り棒
|
対応 |
手ブレ補正
|
FlowState 手ブレ補正 |
360度水平維持
|
対応 |
ウェブカメラモード
|
対応 |
ライブ配信
|
対応 |
ハイライト
独自性 | • コンパクトな8K 360度アクションカメラ • 8K30fps、5.7K60fps 360度撮影、低照度撮影用の新しいPureVideoモード • 新搭載 InstaFrameモード • 強化された交換可能なレンズ • よりクリアな音声を実現する新型ウインドガード内蔵 • 208分連続撮影時間+急速充電 |
---|---|
写真 | 7200万画素 |
動画 | 8K 360度 5.7K30fps PureVideoモード 5.7K60fps 360度アクティブHDR 4K60fps シングルレンズモード |
見えない自撮り棒 | 対応 |
手ブレ補正 | FlowState 手ブレ補正 |
360度水平維持
|
対応 |
バッテリー
|
取り外し式 充電式(PD PPS充電器による急速充電に対応) 2400mAh |
連続撮影時間 | 208分 – 5.7K24fps 耐久モード |
耐衝撃 + 防水仕様
|
15m |
タッチスクリーン
|
対応 |
写真
解像度 | 360度: 11904×5952 (2:1) |
---|---|
HDR写真 | 対応 |
バースト写真 | 対応 |
インターバル写真 | 対応 |
ピュアショット(PureShot) | 対応 |
スターラプス
|
対応 |
RAW写真
|
対応 |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容

中に入っていたものを順番に撮影していきます。
予備バッテリー

こちらは予備バッテリー。

予備バッテリーが1つと、専用のケース、取扱説明書などが入っていました。
レンズキャップ

続いてレンズキャップです。

中に入っていたのは、レンズキャップと取扱説明書。

レンズキャップ正面。

側面。

Insta360 X5に装着すると、レンズをしっかりと保護してくれます。

この状態なら、多少激しくぶつかったとしても、レンズが割れてしまうことはないでしょう。
114cm見えない自撮り棒

続いて、114cmの見えない自撮り棒です。

中に入っていたのは、本体のみ。

末端部分には、1/4インチのネジ穴が開いています。

上部には1/4インチのネジを備えており、Insta360 X5の下部と接続できるようになっています。

実際に接続してみた様子がコチラ。
シッカリとした自撮り棒で、グリップ感も◎。

114cmの長さがあるとは思えなかったのですが、屋外で伸ばしてみると・・・こんな感じです。
Insta360 X5

そして、Insta360 X5です。

中に入っているものを並べて撮影。
- Insta360 X5 カメラ本体
- 専用ソフトケース
- クリーニングクロス
- USB-C to Cケーブル
- マニュアル類
- ステッカー

専用ソフトケース。

クリーニングクロス。

USB-C to Cケーブル。

マニュアル類。


ステッカーなど。
本体の詳細

こちらがInsta360 X5本体。
サイズは46mm×124.5mm×26.2mmとなっており、重さは約200g。
上からレンズ、マイク、2.5インチのディスプレイ、撮影ボタン、メニューボタンを備えています。

背面。
同じくレンズが搭載されています。
レンズを前後に一つずつ搭載することによって、360度の撮影を実現しているわけですね。

上面。

底面。
底面には1/4インチねじ穴を備えているので、自撮り棒や三脚と接続可能です。

私はデスクにカメラアームを設置しているので、アタッチメントを取り付けてデスク上部から撮影できるようにしています。

本体左側面。
バッテリー挿入口、スピーカー、マイクを備えています。

バッテリーは写真のように引き出し、入れ替える仕組みです。

バッテリー挿入口の中には、microSDカードの挿入口を備えています。
動画の保存はmicroSDカードが必要になるのですが、推奨される条件があるので注意してください。

どれくらいのスペックを求められるか?については、私が調べたところによると「V30」「UHS-Ⅰ」「U3」「データ保存容量が1TB以下」とのこと。

推奨スペックには届かないものの、とりあえず手持ちのmicroSDカードを使って撮影を行ってみたのですが、残念ながらエラーの表示が。
全ての撮影が上手くいかなかったわけではないのですが、安定した撮影が出来ませんでした。

と言うわけで、私はコチラの公式モデルを購入させてもらいました!
Insta360 256GBメモリーカード |【X5 / Ace Pro 2 / X4 / Ace Pro / Ace / X3 】SD カード MicroSDカード 読み出し速度90MB/秒 書き込み速度90MB/秒 スピードクラス:A2、V30。


本体右側面。
マイク、スピーカー、電源ボタン、クイックボタン、充電用のtype-Cポートを備えています。
Insta360 X5スターターキットの使用感

それでは、Insta360 X5を使っていきましょう!
使いやすさ・画質・手振れなど

自宅内で数回テスト撮影を行った後、少し大きめの公園で撮影に挑んでみましたが、使い勝手は◎。
必要以上に難しい操作もなく、圧倒的に美しい映像を残すことが出来るカメラです。

電源を入れたらすぐに撮影が出来るのはもちろん、ディスプレイを見ながら設定可能なので、とにかく直感的で簡単。
撮影ボタンを押さずに録画の開始・停止を声で操作したり、カメラを二回まわして操作ができるなど、アクションに対応しているところも魅力。

そして、何と言っても「消える自撮り棒」は衝撃でした。
まるでドローンで撮影したかのような映像は、自分と景色が一緒に写るし、ありえないアングルが手軽に撮れてしまいます。
いったいどういう仕組みなのか・・・不思議でなりません。

なお、真夏に114cmの見えない自撮り棒を手に持った状態でウロウロとしてみたのですが、重さも感じません。
スマートフォンを使った撮影よりも快適だと感じたのは私だけでしょうか。
手振れ補正も高レベル。
手持ちで歩きながら撮影をしても、気持ちの悪い「揺れた映像」にはならず、滑らかな映像となるのは嬉しいポイント。
また、バッテリーの持ちも良く、長時間の撮影に適しているとも感じました。

撮影した映像をのちに確認をしてみると、従来モデルよりもさらに高精細になった8K動画は、まるでその場にいるかのような臨場感を再現。
細部までくっきり映し出してくれるので、思い出をより鮮明に残したい方に最適だと感じました。
一般的なカメラだと、撮影前に「どこを撮ろうかな?」「画角はこれでいいかな?」と考える必要がありますが、360度カメラ、特にこのX5は「撮り直し」の概念がありません。

その場の空間をまるごと記録してしまうようなイメージなので、とりあえず撮影しておけば・・・すべてを記録してくれます。
どこへ行って、誰と何をした?という記憶をハッキリと残せるため、家族や恋人、子供と過ごした時間を、ありのまま保存。
また、映像は後から「360°自由に見たい場所にフォーカスすることが出来る」し、最高の瞬間を切り出して「リフレーム」も可能です。
地味に映像を確かめているときに感じたメリットは、音声が綺麗であったこと。
映像は綺麗に撮影できても音声が綺麗じゃないカメラは多いのですが、Insta360 X5はあらゆる意味で期待以上の映像を残せます。
データを移し方もケーブル1本で簡単

データの移し方については付属のケーブルを使用してパソコンとつなぐのみ。
※写真は付属のものではありません

SDカードリーダーを使用することなく、ケーブル1本を接続すればデータを移せますので、このあたりもスムーズ。
ダウンロードされた360度の映像データは「.lrv」という拡張子のもので、Insta360 Studioという特殊なソフトをいれることによって、閲覧、編集が出来るようになります。
Insta360 Studio 360度編集ソフトウェア

こちらがInsta360 Studio 360度編集ソフトウェアを立ち上げた様子。

撮影したデータをインポートすると、動画編集ソフトのような画面に切り替わります。

あとは、必要な部分にフォーカスを当てたり、切り抜いたりしつつエクスポートを実行。

映像データの容量が大きい360度の映像を処理するには、スペックの高いパソコンが要求されると思いますので、この点は注意が必要です。

私のノートPCはそれほどスペックが低いわけではないのですが、追跡などの機能を使用したりすると、カクツキは多少起こりました。

360度カメラで映像を残しておくと、後から見たい場所に視点を持っていけるので、本当に便利です。
結婚式や二次会での撮影に使用すると、今までのカメラでは残せなかったモノが、すべて記録できそうです!
Vlog撮影|熱田神宮に行ってみた!

ある程度撮影方法に慣れてきたので、熱田神宮へ行った際に再撮影。
私はVlogをしているわけではありませんが、後からリフレームなどを行えることを考えると、Insta360 X5はかなり役に立ちます。

例えばコチラは、私が大好きなコチラの大楠の大木前で撮影した映像ですが、その周りにある建築物や植物、撮影者の表情なども一緒に記録できるわけです。

コチラの道中にある左側の看板が気になった場合、

そのまま左を向いて、フォーカスを当てることが出来るのです。

当然アップにすることも出来るので、撮影の設定・撮影の状態によっては文字情報も確認できると思います。


グループで観光に行った際にInsta360 X5を使用すれば、全員をフレームに収めて簡単に撮影可能なので、思い出をより鮮明に残すことが出来ますよ!
まとめ

Insta360 X5は、コンパクトながら高機能で使い勝手が良く、日常の思い出を多角的に残すことができる、大変素晴らしい360度カメラでございました!

初心者から映像クリエイターまで、幅広く楽しめるInsta360 X5。
まだまだ使い切れていない機能もありますし、使ってみたい景色もありますので、引き続き使っていきながら、その魅力を伝えていきたいと思います!

本記事をご覧になってInsta360 X5が気になった方は、ぜひ公式サイトにて詳細をお確かめください。
良いところ | 気になるところ |
---|---|
|
|