コンパクトなノートパソコンは、持ち運びには便利だけど、ゲームは大画面で楽しみたい。

そんなアナタに向けて、ASUSのゲーミングノートパソコン「ROG Zephyrus M16」を2週間程レンタルさせていただきましたので使用感を紹介します。
写真では伝わりにくいかもしれませんが、コンパクト&軽量なのにモニターのサイズは16型。
ノートパソコンの中では、ちょっとだけ大きな画面設計なのですが、四辺超狭額ベゼル搭載のおかげで「16型」という数字よりも大きく見えるのが不思議なところ。
そして、なんといっても色鮮やかなディスプレイ…これは感動ものです。

今回は、こちらのゲーミングノートパソコン「ROG Zephyrus M16」を使用して、FPSゲームのAPEXにて「ランク上げ」をしてみた感想を紹介してみたいと思います。※10時間以上プレイしました
別のゲーミングパソコンを所有しているからわかることかもしれませんが、画面の綺麗さや、ぬるぬる動く感じは抜群です。
目次
ROG Zephyrus M16 開封の儀
では、ゲーミングノートパソコン「ROG Zephyrus M16」を開封していきます。
今回はレンタル品ということで、実際に新品で購入する場合とは中身が異なる場合がありますので、予めご了承ください。

こちらがパッケージです。
モノクロで、ゲーミングパソコンらしいカッコいいデザインになっていますね。

中に入っていたものの一部です。
取扱説明書は当然入っていますので安心してください。

こちらはACアダプターです。

そして、ROG Zephyrus M16本体。
サイズは、幅355mm×奥行き243.5mm×高さ19.9~22.3mm、重さは約2.00kgとなっています。
スリムで軽量なデザインだとは聞いていましたが、16型とは思えないサイズ感です。

天板は、光を当てることによって表情が変わる「超微細なドットパターン」があしらわれています。
精密なCNC加工による8,279もの微細な穴が空いており、プリズマティックフィルムによって光の演出がされているのです。
こういったデザインが、ゲーマーの心をくすぐってくれるんですよね。

高さ19.9~22.3mmという本体の薄さは、こちらの写真が伝わりやすそう。
薄い、とにかく薄いんです。
ちょっとしたノート数冊分、A4ファイル1冊分程度の大きさなので、カバンにするっと入れておくことが出来ると思います。

ディスプレイを確認してみます。画面はノングレア(非光沢)。
世界初*94%の画面占有率の4面超狹額ベゼルは、見た目以上に大きな画面になっている印象です。※ゲーミングノートパソコンとして、ASUS調べ
超薄型15インチのフォルムに、16インチのディスプレイを搭載しているということで、実際に目の前にすると「圧倒的な迫力」を感じます。
ゲーミングノートパソコンで一般的な16:9の解像度ではなく、縦に少し広い16:10の解像度のディスプレイを搭載しているということで、大きさを感じているのかもしれません。
ゲームシーンはもちろんですが、動画・映画鑑賞などにも最適なディスプレイになっていると思います。

インターフェースは、両サイドに固まっています。
本体に向かって左側には、電源ジャック、HDMI、有線LANポート、USB3.2(type-A/Gen2)、Thunderbolt4(type-C)、USB3.2(type-A/Gen2)、3.5mmオーディオコンポジャック。
こちらのThunderbolt4(type-C)は、なんと8Kの外部ディスプレイをサポートしているんだとか。
全てのデバイスの動作を保証するものではないですが、Type-C給電サポートもついています。

反対側には、USB3.2(type-A/Gen1)、microSDカードスロット、ケンジントンロックとなっている感じです。
必要なものがしっかりとそろっている印象なので、ゲームをプレイ→動画編集 といった作業も効率よく勧められそうですね。
スペック
では、スペックを紹介していきます。

CPUは第11世代インテル® Core™ Hシリーズ- 8コアを搭載。
8コア16スレッド動作の最新第11世代インテル® Core™i7-11800H プロセッサーですから、処理能力はお墨付き。

CPRスコアについて調べてみると、3Dゲームや4k動画編集などの超高負荷な作業も快適に行うことが出来るレベルのCPUですから、たいていのゲームはサクサクと動かすことが出来ると思います。
さらに、Thermal Grizzly社製液体金属グリスをCPUに使用したことで、強力でありながらも静かな冷却を実現しているのもポイント。
CPU温度を最大で10℃低下することが出来るようです。
セルフクリーニング2.0冷却モジュールがついているということで、熱・ほこりなどの心配も少ないのも嬉しいところですね。

※モニターをスマホで撮影したものです
グラフィック性能としては、最新ゲームを高フレームレートで画面に映し出すことが出来るNVIDIA® GeForce RTX™ 3070 Laptop GPUを搭載。

※モニターをスマホで撮影したものです
映像を綺麗に映し出すことが重要となるゲーミングパソコンの場合、非常に重要となるグラフィックボードですが、NVIDIA® GeForce RTX™ 3070 Laptop GPUはハイスペックなものだと考えて良いです。
リフレッシュレート/応答速度は、165Hz/3ms。
リフレッシュレートとは1秒間に画面が切り替わる回数のことで、現在活躍しているプロゲーマーの多くは144Hz~240Hzゲーミングモニターを使用していることもあり、144Hz以上というのが一般的のようですから「165Hz/3ms」は十分すぎる能力です。※ゲーミングモニターの応答速度(ms)が右側の数字
1msは0.001秒ということなので、相当な早さです。
この数字が高いと、相手の攻撃の残像が残らないなど、ゲーミングパソコンにとって非常な重要な能力となっています。

※モニターをスマホで撮影したものです
また、Pantone認証ディスプレイということで、色についても忠実に表現!
ゲーミングとしてはもちろんのこと、動画編集・画像編集などにもピッタリのモデルだと思います。
更に、DCI-P3カバー率100%ディスプレイということで、細かいところまで質の高さを感じられます。
また、ゲーミングパソコンにとって重要な要素の一つとなるメモリは、16GB (DDR4-3200)を搭載なので、安心レベル。

その他は、Windows 10 Home 64bitを搭載。

92万画素のWebカメラ内蔵も内蔵しています。
キーボードに関しては「日本語キーボード」を搭載し、ディスプレイのタッチパネルは非搭載。
SSDで1TB (PCI Express 4.0 x4接続) となっているので、よほどのことがない限りは容量不足に悩まされることもないでしょう。

最後に肝心なバッテリーに関してですが、駆動時間約8.6時間。
バッテリー充電にかかる時価感は「約1.8時間」ということで、外出先であっても思いっきりゲーミングパソコンを遊び倒すことが出来るかと思います。
ROG Zephyrus M16 GU603HR-I7R3070ECでAPEXランクに参戦!

では、実際にROG Zephyrus M16 GU603HR-I7R3070ECを使ってゲームをプレイしてみたいと思います。
高フレームレートを楽しむためにも、大人気FPSゲームの「APEX」をインストール。
現在、別のゲーミングパソコンを使ってプレイしているので、多少なりとも比較が出来るような状態です。

※モニターをスマホで撮影したものです
一応検証するために、10時間以上APEXのランクマッチにチャレンジ。
結果、ブロンズ4という最低レベルからゴールド4まで短期間で上げることが出来たのですが・・・こちらの「ROG Zephyrus M16」のおかげもあるのでは?と、本気で思ってしまうほど快適にプレイさせてもらいました。
画面の綺麗さ、操作性など

※モニターをスマホで撮影したものです
まず、画面の綺麗さ、操作性などですが・・・抜群です。
一度も「ぼやってしまう」こともなく、処理が追い付かなかったことがありません。

※Windowsの標準キャプチャ機能で撮影
戦闘シーンなどの激しいところはもちろん、

※Windowsの標準キャプチャ機能で撮影
空を飛ぶなどのアクションシーン、

※Windowsの標準キャプチャ機能で撮影
スナイパーで遠くから撃つところなども、まったくボヤることなし。
最高です。
性能が割と劣るゲーミングパソコンが自宅に1台あるのですが、こちらを使ってAPEXをプレイすると残念ながら「ぼやぼや」としてしまうことがあるんですけど、ROG Zephyrus M16 GU603HR-I7R3070ECをレンタルしている間には一度もありませんでした。

画面の大きさが16インチということですが、体感としてはそれ以上に感じてしまうのも特徴的でした。
色の綺麗さと超ベゼルな画面設計が、このように感じさせてくれたんだと思います。
キーボード 入力のしやすさ

キーボードは一般的なノートパソコンのように、角度がないモデルにはなっていません。
最大2度傾く傾斜ではあるんですけど、角度がついていることによって、キー入力が非常にしやすいものとなっています。

打感については、ノートパソコンとしては深めの1.7mmを採用しているので、軽めですが押し心地もそれなりにあってよい感じです。

ゲーミングとしてはもちろん、普通のノートパソコンとしても使いやすい。
そんな印象のキー入力のしやすさでしょうか。
打鍵音を30dB以下に抑えた静音ゲーミングキーボードを搭載していることもありまして、周りに人がいても邪魔にならないのも嬉しいところです。

音量調節やマイクのオンオフを行えるホットキーを搭載していることで、フルスクリーン状態であったり、ゲーム配信をしようとする際にも便利です。
ちょっとしたことではあるんですが、ゲーミング用としてこういった配慮がしてあるんでしょうね。
冷却性能

冷却性能に関しては、一般的なゲーミングパソコンと同じレベル。
本体下に1センチ程度の空間が開いていることもあって、熱がこもらない環境になるのも嬉しいポイントでしょうか。
ただし、長時間プレイしていると、さすがに熱がこもってくるので「ノートパソコンクーラー」を併用したほうが、やっぱり調子は良いとは思います。
このあたりはノートパソコンを使っている環境にもよるので、一概にオススメは出来ませんが「ノートパソコンクーラー」との組み合わせは個人的には必須です。
音の性能

※モニターをスマホで撮影したものです
ゲームをプレイするにあたって重要な音に関しては、想像通りの性能といった印象。
臨場感あふれる音が体験できるので、スピーカーを必要としないレベルのサウンドだと思います。
熱がこもってくると「放熱音」が大きくなってしまうため、結果的には「ヘッドホン」や「イヤホン」をしたほうがオススメだとは思いますが、個人的には「そのままの音」を楽しみながらのプレイが好みです。
まとめ

ROG Zephyrus M16を2週間ほどレンタルさせていただいて、APEXを楽しませてもらった感想をまとめると「最高の体験」でした。
ゲーミングパソコン=デスクトップ というイメージがある自分ですけど、今回もしっかりと良い意味で裏切られました。
軽量コンパクトでありながらも高性能。
そんなゲーミングノートパソコンをお探しの方は、ROG Zephyrus M16をぜひチェックしてみてください。