一眼レフカメラはもちろん、アクションカメラ、スマートフォンでも使えるような「万能ジンバル」を探している。
そんなアナタに、Feiyu SCORP Mini 2のレビューを紹介したい。
多様なデバイスに対応した小型の3軸ジンバルとなるFeiyu SCORP Mini 2は、ローポジションからハイポジション、いかなるアングルにも対応。
さらに、ハンズフリーで追跡&撮影を行ってくれる世界初のAIトラッカーを内蔵しているなど、撮影に革命を起こしてくれる優れものだ。
様々なデバイスのジンバルを1台で完結!
そんなオールインワンの小型ジンバル「Feiyu SCORP Mini 2」を試してみた感想をまとめます!
良いところ | 気になるところ |
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目次
Feiyu SCORP Mini 2 開封の儀
それでは、Feiyu SCORP Mini 2 が届いたところから紹介していきます。
こちらはサンプル品になりますので、新品で購入する場合と内容が異なる場合があります。予めご了承ください。
こちらがFeiyu SCORP Mini 2のパッケージ。
一眼レフはもちろんですが、スマホ、コンデジ、アクションカメラにも使用できることがわかります。
開封してみると、取扱説明書が入っていました!
その下には、緩衝材で固められた状態でFeiyu SCORP Mini 2本体と、付属品が登場。
しっかりと固定されていますので、配送中の故障は少ないと思います。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
サイズ | 奥行き21cm x 幅13.4cm x 高さ29.6cm |
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折りたたみ時のサイズ | 奥行き24.8cm x 幅6cm × 高さ23.5cm |
重量 | 852 グラム |
推奨最大重量 | 1.2 キログラム |
ブランド | フェイユーテック(Feiyu Tech) |
バッテリー容量 | 2500mAh |
電圧 | 6.8V~8.4V |
連続使用時間 | 10時間 ※理論値 |
充電時間 | 2時間(18W急速充電) |
使用可能温度 | -10℃~45℃ |
軸の可動範囲 | ・チルト軸:318° ・ロール軸:320° ・パン軸:360°(制限なし) |
軸な操作可能範囲 | ・チルト軸:+137°~-60° ・ロール軸:+40°~-40° ・パン軸:360°(制限なし) |
対応フォローモード | PF、PTF、FPV、ロック、フラッシュ |
対応アプリ | Feiyu SCORP |
※詳細は公式サイトをお確かめください
同梱物・パッケージ内容
中に入っていたものを並べて撮影。
- SCORP-Mini 2 本体
- USB-C to Mini カメラコントロールケーブル
- USB-C to Multi カメラコントロールケーブル
- USB-C to TRS3.5 カメラコントロールケーブル
- USB-C to 2.5mm カメラコントロールケーブル
- USB-C to TRS2.5 カメラコントロールケーブル
- USB-C to Micro カメラコントロールケーブル
- USB-C to USB-C カメラコントロールケーブル
- USB-C to Lightningケーブル
- サポートロッド固定用ネジ
- カメラ固定用ネジ
- レンズホルダー用ネジ
- GoProアダプター
- レンズホルダー
- サムスクリュー
- 六角レンチ
- フォーカスモーター用サポートロッド
- ミニ三脚
- スマートフォンホルダー
- 取付用プレート
- スライダー
- クイックリリースプレート
- 充電用USB-Cケーブル
スライダー。
クイックリリースプレート。
ミニ三脚。
取付用プレート。
スマートフォンホルダー。
こちらの箱の中には、
充電用USB-Cケーブル、サポートロッド固定用ネジ、カメラ固定用ネジ、レンズホルダー用ネジ、GoProアダプター、レンズホルダー、サムスクリュー、六角レンチ、フォーカスモーター用サポートロッド、USB-C to Mini・USB-C to Multi・USB-C to TRS3.5・USB-C to 2.5mm・USB-C to TRS2.5・USB-C to Micro・USB-C to USB-Cのカメラコントロールケーブル、USB-C to Lightningケーブルが入っていました。
Feiyu SCORP Mini 2 本体の詳細
こちらがFeiyu SCORP Mini 2本体。
Scorpシリーズで最も軽量かつ小型の3軸ジンバルということもあり、見た目よりも軽い(852g)設計になっています。
反対側。
あらゆるニーズに対応できるハイパフォーマンスなジンバルということもあり、高級感があります。
一眼レフカメラ、コンデジ、アクションカメラ、スマートフォンなどに幅広く対応するため、各種パーツは少し複雑な設計になっていますが、慣れてくれば問題ありません。
1.2kgまでのデバイスを積載可能という事で、丁寧で頑丈な作りです。
3軸で構成された高性能なジンバルは、誤動作を避けるためにロック機能もついています。
なお、ジンバルとカメラはBluetoothまたはケーブルで接続することが可能で、上下・左右・回転など、さまざまな方向からの撮影が可能です。
ジンバルをぐるぐると360°回転させながら撮影する360°インセプションを使用すれば、映画のワンシーンのような演出もできてしまいます。
各軸のパラメータや特殊な撮影モードなどの詳細は、1.3インチのタッチスクリーンにて確認。
AIトラッカーをジンバルに内蔵したことによって、カメラマンがいなくても映像を残せるようにもなりました。
Feiyu SCORP Mini 2 の使用感
それでは、Feiyu SCORP Mini 2を使っていきます!
一眼レフカメラ、アクションカメラ、スマートフォンにて試していきましょう!
というわけで、使い始める前にまずは充電。
初回使用時には「100%」まで充電するほうが良いみたいなので、気を付けましょう!
ちなみに、2,500mAhの大容量バッテリーを搭載していますので、フル充電にしておけば理論値として10時間連続稼働可能です。
準備と設定
撮影前の準備は慣れるまでは大変です。
3軸を収納ロック状態からバランスロック状態に調整。
各種アタッチメントを取り付けて、デバイスを取り付けていきます。
撮影前にカメラはバランス調整をする必要がありますが、これは何回か挑戦している内に慣れていくことでしょう。
メモリースライダーの場所を記録しておくことによって、次回以降の撮影はスムーズです。
三脚をセットし、電源を入れてみると、ディスプレイが立ち上がりました!
デバイスはフワフワとした状態から、水平を保つように調整。
いつでも撮影ができるような状態です。
あとは1.3インチのタッチスクリーンを確認しながら、各軸のパラメータや特殊な撮影モードなどを設定。
動かし方も細かく調整できますので、求めている状態に触ってみながら調整していきましょう。
ジンバルの操作は、こちらのスティックによって行えます。
いかなるアングルも自由自在!ーポジションからハイポジションまで面白い映像を撮影できます。
スマートフォンで撮影
スマートフォンのセットはバランスを整える必要もなく、簡単に設定することができました!
手持ちモードにて、ローアングルの撮影をしてみましたが、超簡単!
撮影された映像を確認してみましたが、手振れも少なく、滑らかな映像を撮影できていました。
最近のスマートフォンはもともと手振れを抑える機能が付いていますけど、ジンバルを使用した映像は別格。
よりダイナミックで、揺れや衝撃を制御した美しい映像を残せます。
手元にあるスティックで角度を調整すれば、ありえないアングルも撮影可能です!
専用アプリと連携させれば、撮影者がいなくても、ジェスチャーで操作可能に。
これ一台で撮影の幅を広げられることは間違いありません。
アクションカメラで撮影
アクションカメラとの相性もバッチリです!
自撮り棒では撮影できなかったような映像を撮影可能になりますから、撮影の幅が広がります!
アクションカメラはそもそもの性能が高いこともあり、ジンバルと組み合わせることによって映画で使えるような映像を撮影できそうです。
一点だけ気になるところをあげるとすれば、アクションカメラのお手軽撮影(体に取り付けて自動的に撮影など)ができなくなったたこと。
このあたりは撮影する映像次第にはなりそうですが、個人的にはスマートフォンとの相性の方が良いと感じました。
一眼レフカメラで撮影
バランスを調整するのが少し大変だったのは、一眼レフ。
安定させるまで数分かかかりましたので、多少準備に時間は必要です。
とはいえ、三脚を使ってのスタンド状態で撮影をしてみると・・・、かなり綺麗な映像を残せました。
手元撮影、定点でありながらも軸を回転させて撮影するなど、一眼レフの撮影の幅が確実に広がります。
手持ち状態でローアングルの撮影も当然可能。
外で使用した際に、実力を発揮するような持ち方ですね!
なお、この状態で外を歩きながら撮影をしてみましたが、ブレの少ない映像を残せました!
公式サイトをチェックしてもらうと、ブレの違いがわかりますので、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
専用のアプリケーションを使用すれば、ジンバルの操作も遠隔で行えるように。
かなり気に入った機能としてはスマホをコントローラーのようにし、傾きを検地させてジンバルを操作するような動き。
まるでゲームをプレイするかのように、被写体を狙う事が可能になります。
他にも様々な機能がついていますので、Feiyu SCORP Mini 2のパフォーマンスを最大限に発揮させるためにも、アプリは使い倒しましょう。
まとめ
カメラジンバルのパイオニアFeiyuTechが発売する「Feiyu SCORP Mini 2」は、様々なデバイスを所有されている方にとって、1台完結のコストパフォーマンスの高い「最高のジンバル」になりそうなガジェットでした!
クリエイティブな映像にチャレンジしたい方はもちろんのこと、日常を美しく残したい、そんなアナタにピッタリです。
良いところ | 気になるところ |
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