耳をふさぐことなく使用できるイヤーカフ型イヤホンで、ハイレゾ音質 × Dolby Audioに対応したモデルを探している。
そんなアナタに、SOUNDPEATS Clip1(サウンドピーツ クリップ・ワン)のレビューを紹介したい。
人気のオープン構造&イヤーカフデザインを採用した本機は、非常に軽量(片側5g)かつ小型でありながらも、耳にしっかりフィット!
「耳を塞がない」スタイルということもあり、長時間装着の快適さ、周囲の音を聞き取れる安全性は大きなメリットを感じます。
イヤーカフ型のイヤホンは音質が悪い・・・と思っている方もご安心を。
SOUNDPEATS Clip1は、大口径ドライバーを搭載した「音質」にこだわった設計となっており、繊細さと力強さを兼ね備えたサウンドを実現しています。
- 耳の中が蒸れる、イヤホンの圧迫感が苦手
- イヤホンを長時間つけていると、耳が痛くなる・疲れる
- 周囲の音が聞こえなくて、駅のアナウンスや車の音が不安
そんな悩みを抱えている方にこそ使ってもらいたい、そんなイヤホンです。
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新品価格 |
| 良いところ | 気になるところ |
|---|---|
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目次
SOUNDPEATS Clip1 開封の儀
それでは、SOUNDPEATS Clip1が届いたところから紹介していきます。
今回送っていただいているSOUNDPEATS Clip1は試作機です。実際に購入されるものと内容が異なる場合がありますので、予めご了承ください。
こちらがSOUNDPEATS Clip1のパッケージ。
ホワイトベースに製品の写真がデザインされています。
イヤホンを作り始めて15年以上の歴史があり、世界30の国・地域で累計3,000万台のイヤホンを販売している会社です。
コストパフォーマンスの高いイヤホンを販売していることもあり、Amazonでの評価も高い水準を保っています。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
| 製品名 | SOUNDPEATS Clip1 (サウンドピーツ・クリップ・ワン) |
|---|---|
| カラー | ブラック |
| タイプ | ワイヤレス |
| 形式 | イヤーカフ型 |
| 本体操作 | タッチ |
| 素材 | ソフトシリコン素材 0.6mm超極細ニッケルチタン合金 |
| ドライバー方式 | 12mmデュアルマグネット ダイナミックドライバー(チタンPVDコーティング) |
| 再生周波数帯域 | 20Hz—40KHz |
| 対応コーデック | SBC/AAC/LDAC |
| ハイレゾ認証 | ○ |
| Dolby Audio | 対応 |
| DynamicEQ™ Pro アルゴリズム | 対応 |
| Bluetoothバージョン | Bluetooth5.4 |
| 最大持続時間(単体) | 8時間 |
| 最大持続時間(ケース込み) | 40時間 |
| 重量 (片側) | 約5g |
| 重量 (充電ケース込み) | 約55.5g |
| サイズ (片側) | 28.45×22.32×28.03mm |
| サイズ (充電ケース) | 71.5×49×35mm |
| 充電時間 (イヤホン) | 2時間 |
| 充電時間 (充電ケース) | 2時間 |
| 充電コネクタ | USB Type-C |
| 内蔵マイク | 片側1基 |
| 風切り音低減 | 対応 |
| 急速充電 | 対応 |
| AutoSense™ 左右自動識別テクノロジー | 対応 |
| 通話用(ENC)ノイズキャンセリング | 対応(AI駆使) |
| 装着検出 | 対応 |
| イヤホン落下検出 | 対応予定 |
| マルチポイント | 対応 |
| ゲームモード | 対応 |
| 専用アプリ | 対応 |
| 防水性能 | IPX5 |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
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新品価格 |
同梱物・パッケージ内容
中に入っていたものを並べて撮影してみました。
- SOUNDPEATS Clip1イヤホン本体
- 充電ケース
- Type-C充電ケーブル
- 取扱説明書
- アプリガイド
- ピーツくんのステッカー
Type-C充電ケーブル。
取扱説明書。
アプリガイド。
ピーツくんのステッカー。
そしてコチラが充電ケースです。
サイズ は71.5mm×49mm×35mmとなっており、重さはイヤホン込みで約55.5g。
光沢のあるシルバーモデルで、高級感があります。
指紋が付きにくく設計されているところも好印象。
本体手前にはフタを開け閉めするための凹みと、LEDインジケータライトを搭載。
背面には充電用のtype-Cポートを備えています。


左右両側面。
底面。
ケースを開けてみると、SOUNDPEATS Clip1本体が登場しました。
出し入れに関してはマグネット式になっており、取り出しやすく、落としてしまう心配もありません。
本体の詳細
コチラがSOUNDPEATS Clip1本体。
サイズは28.45mm×22.32mm×28.03mmとなっており、重さは片側約5g。
深いグレーカラーをベースにゴールドの差し色が入っており、ファッションアイテムのような美しさです。
少し上から撮影。
スピーカー部が円形になっていることがわかります。
肌に優しい液体シリコンと超薄型ニッケルチタン合金を採用したSOUNDPEATS「N-Flex Arch™」構造により、あらゆる耳の形状にフィットするとのことですが、果たして。
SOUNDPEATS Clip1の使用感
それでは、SOUNDPEATS Clip1を使っていきます!
装着感
装着感に関しては、片側約5gの軽量設計という事もあり、かなりイイ。
数週間「丸一日装着した状態」で検証してみましたが、長時間使っていても問題なし。
というか身につけてから数分後には「つけていることを忘れてしまうレベル」の快適性です。
人間工学に基づくカーブデザインによって、軽く運動をしても落下するような心配もなく、なによりメガネやマスクと干渉しないという点も素晴らしい。
耳の軟骨をやさしく挟むだけで装着できるモデルとなっていますので、人によっては違和感を感じるかもしれませんが、私個人の意見としては十二分な装着感だと感じました。
個人的には長時間イヤホンを装着した状態で過ごしたい方には特にオススメで、通気性も抜群となっていますから、ウォーキングやマラソンにもピッタリだと思います。

※出典:公式サイト
また、耳をふさがない構造のため、周囲の音(同僚の声、車の接近、駅のアナウンス、お子様の声など)を聞き逃さないのもポイント。
イヤホンをしていると声をかけにくいと感じてしまう同僚であっても、オープンイヤー型の本機であれば、気を遣わせることもありません。
音質

※出典:公式サイト
肝心な音質に関しては、同価格帯のイヤーカフ型イヤホンの中でもトップクラスのサウンドを実現しています。
「イヤーカフ型のイヤホンでも高音質を目指す」というコンセプトに偽りはなく、低音もしっかりとしているし、声も聞き取りやすい。

※出典:公式サイト
大口径ドライバー×DynamicEQ™ Proによって歪みを最大限に抑えつつも、パワフルで繊細な低音も実現したという事ですが、実際に試した感じとしては、鮮明でクリアで立体感すらも感じるレベル。
特に、ボーカルや楽器の音がクリアで自然に耳に届いてきましたので、音楽に没頭できること間違いなし。
ポッドキャストやオーディオブック、ラジオなどの音声コンテンツとの相性も抜群でしょう。
また、低音も程よく出ていて、重くなりすぎず、バランスの良い音響再生を実現しています。
もちろん、SOUNDPEATSならではの「聴き疲れしにくい」優しい音作りも健在。
CD品質を超える最大96kH/24bitというハイレゾサウンドを再生できますし、ここまでの低音をイヤーカフ型のイヤホンでで再現したことに、拍手です。

※出典:公式サイト
なお、映画や音楽をもっとクリアに、立体的に楽しめる高音質技術「DoIbyAudio」にも対応していますので、ゲームや映画にも最適です。
音漏れ
音漏れに関しては、オープンイヤー型でありながらもSoundFocus™という音漏れ防止設計もあり、ほとんどありません。
大音量にすると当然音が漏れてしまいますが、普通の音量で聴いていれば音漏れを心配する必要はないと思います。
便利な機能

※出典:公式サイト
左右を気にせず、どちらの耳にもサッと装着できる「AutoSense™ 左右自動識別」は地味に便利。
装着した向きに応じて、自動で左右チャンネルが切り替わってくれるのです。
あとは、耳から外すと自動で再生停止/つけると再開してくれるなど、装着検出の性能が素晴らしい。
動画視聴やゲームのためにイヤホンを用意したい方にとっては、低遅延ゲームモードは◎。
音ズレなしで、YouTubeやNetflixを楽しむことが可能です!
通話性能
屋外でも風ノイズを最小限に抑えてくれる「AeroVoice™風切り音低減技術」により、通話もクリア。
イヤホンで通話をすることがあまりない私ですが、声がはっきりと相手に伝わっていたようです。
バッテリー性能

※出典:公式サイト
1回のフル充電で最大8時間再生、充電ケース込みで最大40時間再生できるバッテリー性能については文句なし。
ほぼ丸一日使用することができるので、バッテリーの心配をする必要もありません。
たった10分の充電で約2時間再生可能になる所も、外出先での◎です!
PeatsAudioアプリ

※出典:公式サイト
PeatsAudioアプリで出来ることは、以下のようなもの。
- ファームウェアのアップデート
- タッチセンサーのカスタマイズ
- タッチ操作の有無
- イコライザーの設定
- 端末状態の確認
- ゲームモードの切り替え
- 装着検出
- Dolby Audioの切り替え
- ダイナミックEQの切り替え
- LDACの切り替え
ファームウェアのアップデートはもちろん、イコライザーの設定もできるなど、使い勝手の良いアプリです。
カスタムイコライザーを使用して自分好みの音に近づければ、SOUNDPEATS Clip1のサウンドをより強化できますので、ぜひアプリをインストールして使いましょう!
マルチポイント接続対応
2台のデバイス(スマートフォン、PCなど)と接続できるマルチポイント接続も当然付いています。
パソコンとスマートフォン、タブレットなど、異なる2つ以上のデバイスと同時に接続できるため、それぞれのデバイス間を頻繁に切り替える必要がありません。
シームレスに使い分けられるのが大きな魅力というか、今やマルチポイント接続機能がついていないと満足できません。
リセット方法
SOUNDPEATS Clip1のリセット方法の手順ついても紹介しておきます!
- 両方のイヤホンを充電ケースに入れ、ケースのフタを開ける
- 充電ケースのリセットボタンを10秒間長押し
- 赤いランプが3回点滅
- 接続済みのデバイスの登録を解除
- リセット完了
何かしらの不具合が発生した場合にリセットは効果的なので、ぜひ覚えておきましょう!
オススメしたい人
SOUNDPEATS Clip1をオススメしたい人としては、
- 長時間リスニングしたいが、耳への負担を軽減したい人
- 軽量&コンパクトなイヤホンを探している人
- 高音質で音楽を楽しみたい人
- 通話品質も重視する人
- スポーツ時にも使えるイヤホンを探している人
特にメガネやマスクを日常的に使用されている方にとって、大変重宝するイヤホンになると思います。
気になるポイント
物理ボタンではなく、タッチセンサー式になっているところは個人的に気になりました。
タッチセンサー式の場合、反応しているのかがわかりにくいのと、タッチした際にせっかくスイートスポットにヒットしていたイヤホンの位置がずれてしまうことがあるのです。
まとめ
SOUNDPEATS Clip1は、小さなボディに高い性能を詰め込んだコストパフォーマンス抜群のワイヤレスイヤホンでございました!
快適な装着感、手頃な価格、十分な音質と使い勝手の良さを兼ね備え、あらゆるシーンにフィットします。
イヤーカフ型イヤホンであっても音質に妥協したくない、そんなアナタにピッタリです!
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