
- 液晶ペンタブレットを使いたいけど高くて手が出ない
- 有名メーカー以外の液タブを購入するのは怖い
- 13インチ以上の液晶ペンタブレットを使いたい
そんな要望を叶えてくれるのがGAOMONが販売する液タブPD1561だ。
液タブとして必要となる機能は網羅し、製品サポートも充実。
さらに、手に入りやすい価格帯で販売されているとあって、GAOMONの液タブはAmazonの中でも人気になっている。

そんな人気のGAOMONの液タブの最新版として、電源不要のスタイラスペンがついた液タブPD1561が新発売となり、モニターさせてもらったのでレビューする。
僕の液タブ使用経験は、2015年にWacomの13インチの液タブを購入して以来、様々な液タブを経て6台目。
そんな自分が、実際にGAOMONの液タブPD1561を30日間使い続けてみた使用感を、お伝えしてみたいと思います。
購入を迷っている人に、少しでも参考になる部分があったらい幸いです。
目次
PD1561液タブレビュー!開封して中身を確かめてみた

まず、PD1561液タブが届いた所からセッティングまでをレビューしていきます。
パッケージは極めてシンプルなデザインです。
でも、そこが潔くてイイ!

フタを開けてみると、非常に丁寧に緩衝材が入った状態で、液タブPD1561が包まれていました。
この辺りの技術はさすがですね。

最初に目にしたのは取扱説明書とドライバのダウンロード案内。
説明書は日本語で書かれており、ディスプレイの接続方法やドライバのインストール方法、ペン先の取り換え方法などが書かれています。

緩衝材を取り除いてみると、PD1561液タブ本体と背面に取り付けるスタンドが出てきました。

続いて、液タブの持ち運び・保管用の保護バッグです。さらっとした触り心地で、液タブを傷つけずにしまっておけます。
背面のスタンドが付いた状態だと入れることが出来ないので、基本的には保管用の保護バッグだと思ったほうが良さそうです。

中にはいっていたケースには、電源アダプターなどが入っていました。

こちらがPD1561液タブです。
15.6インチの液晶画面がついていますので、さすがの大きさです。

保護用のシートを取り除いてみた写真がこちらです。
画面に我が家が写りこんでしまっているのは気にしないで欲しいですが、最初から保護シートも貼りつけてあるのは嬉しいですね。

これは裏側です。
4つのネジ穴があるのはスタンドを取り付けるためのもの。

組み立て方法は、こちらに書かれているので、迷ったりすることはないでしょう。

GAOMON液タブPD1561の付属品としては、コチラのものが入っていました。
- 液晶ペンタブレットPD1561
- 保護シート
- 調節可能なスタンド
- 保護バッグ
- 二本指グローブ
- 電源アダプター
- 3-1統合配線
- ペンホルダー(8x交換用ペン先 内蔵)
- 電源不要のペンAP50
- クイックスタートガイド

付属品として付いてきたペンホルダーには、電源不要のスタイラスペン「AP50」を立てておくことが可能です。

ホルダーの中には交換用のペン先が8本入っています。

そしてコチラがGAOMON「液タブPD1561」にて使用する電源不要のスタイラスペンAP50。
従来品との大きな違いは電源を必要としないスタイラスペンになりますから、描きたいけど充電がなくて描けない!なんてことを防ぐことが出来ます。

スタイラスペンの握り心地は一般的なもの。
ペン先の沈み具合は1~2mm程度で、描き心地もスムーズ。
上下ボタンが用意されており、カスタマイズも可能。快適なデジタルイラストライフをサポートしてくれます。

スタンドの取り付けに使用するドライバーもついていました。

PD1561液タブの電源アダプターはこちら。

3-1統合配線。

液タブを使用するうえで結構重要な二本指グローブ。

取扱説明書・クイックスタートガイド、ドライバーダウンロードの案内です。

以上がPD1561液タブが届きまして、開封している様子となります。
背面のスタンドを取り付けた状態であっても、さかさまにすればクラムシェルスタンドを利用するなどして、コンパクトにデスクに立てておくことも可能です。
液タブPD1561本体の詳細

こちらがGAOMONの液タブPD1561本体となります。

PD1561液タブのサイズは452.4m x 252mm x 19.5mmです。

画面サイズは15.6インチ。
作業範囲は344.16 × 193.59mmですから、十分にパソコンのモニターとしても使えるくらいの大きさになっています。
画面解像度でみると1920 x 1080(16:9)ですので、僕が今使っている液晶モニター24インチと変わりません。

液タブはデュアルモニターとして表示画面を複製したり、拡張表示することも出来ますが、僕はGAOMON液タブ「PD1561」を1つのモニターとして、デスクトップパソコンとつなげて使用していきます。
なお、液晶タイプは視野角による輝度変化や色の変化が少ないのが特徴のIPS方式を採用。

15.6インチもありますので、キーボードとマウスがあれば、普通のモニターとしても活用できます。

背面に取り付けたスタンドは、角度調整をするのに使うもの。レバー一つでひょいっと角度が変えられます。

横から角度調整をしている様子を紹介すると、こんな感じです。
自分がもっとも描きやすい場所で止めることが出来ますので、ストレスを感じることなくイラストに集中できると思います。
では、いよいよセッティングにはいります。
使い方|ドライバをインストールして使用可能にする

続いて行うのは、液タブのドライバをダウンロードしてインストールすること。
→https://www.gaomon.net/download/
Windows・Macなど、自分のPC環境にあったドライバをダウンロードしてインストールします。

今回はWindows10のデスクトップパソコンにインストールしましたが、特に何の問題もなく完了しました。
インストールが完了すると、デスクトップ上にGAOMONのショートカットが出来ているので、こちらで自分が操作しやすいようにカスタマイズします。

こちらがドライバをインストールすると使えるようになるツールです。
設定のエクスポート・インポートも出来ますので、別のパソコンで使用したいと思った場合にも気軽に設定を移すことが出来ます。

ペンのタブでは筆圧感度の設定を圧力値を見ながら調整することが出来るので、自分の筆圧に合った使い方が可能。
僕は筆圧が強いほうなので、こういった調整機能がついているのは嬉しい限り。
上下ボタンについてはショートカットキーを設定できるので、よく使うキーを入れておくと良さそうです。

作業領域に関しては、1画面で使う場合には特に設定は何もいりません。
画面を回転させたいとか、デュアルモニターとして使いたい場合には必要な設定をこちらで行います。

最後にショートカットキーですが、10個のボタンに対して好きなように設定することが可能。
これによってブラシの太さを変更したり、保存、取り消しなどボタン1つで出来るようになります。
このショートカットキーをうまく活用することでデジタルイラストは大幅に楽になりますので、有り難い機能ですね。
GAOMON PD1561 レビュー!使用感をまとめます
では、ここからはGAOMONの液タブ「PD1561」を実際に使ってみた感想をまとめていきます。
使用するPC環境はWindows10を搭載したデスクトップパソコン。
イラストツールは、CLIP STUDIO PAINTを利用します。
充電不要のスタイラスペン「Artpaint AP50」が便利!

まず、電源不要で使用することができるスタイラスペンは大変便利。
充電が切れていて使えなかった・・・なんて事は、液タブを使っている人なら何度か経験があるかと思いますが、GAOMONのPD1561なら安心です。
長時間ストレスレスでスタイラスペンを使い続けることが出来るのだ。

それでいて、筆圧レベルは最高峰の8192レベル。
60°レベルの傾き感知もついているので、正確にペン先の動きを画面上に反映することが出来るのです。

角度・筆圧・軽さなど、色々と試してみましたが、まったく問題なく使用できます。

うんうん、遅延は多少はありますが、ペンの動きにキチンと付いてきてくれる印象。

ふんわりと珈琲のイラストを描いてみましたが、上手いか下手かは別にして、ちゃんと描けます。

ペン先を交換するまでの期間については、これからしっかりと使ってみないとわからないところなので、また追記したいと思います。
15.6インチは液タブのサイズとして丁度いい

液タブは大きければいい。
確かにその通りではあるんですが、デスクスペースに最適な大きさの液タブを選ばないと邪魔になる。
色々な液タブをテストしてきた中で感じたのは、そんなことでした。
液タブで絵を描くことが、そのデスクで行う最大の目的である!という事であれば20インチを超えるような液タブもありですが、そうでないとしたら15インチくらいが丁度いい。
使わないときにはサブモニターとしても使えますしね。
もちろん描くイラストの内容にもよるので一概には言えませんけど、サイズ感に不安を感じるようであれば、15インチ以上の液タブを選べば問題はないと僕は思います。


今回テストしているGAOMONさんのPD1561は、15.6インチ。デュアルモニターとしてはもちろん、単体モニターとしても使えます。
実際今回テストで使っているパソコンはデスクトップPCになっていて、液タブをダイレクトにつないでいますから、メインモニターとしての役割も担っています。
変な話ですが、15インチくらいの大きさがあればノートパソコンの画面と同じ大きさになりますから、これで十分ではあるんですよね。
- 画面解像度は1920×1080(16:9)
- 液晶タイプはIPS
- 明度250cd/m2
- コントラスト比 1000:1
逆に言えば、小さなイラストしか描かないよ!という方であれば、背面のスタンドがついていないモデル、同じくGAOMONさんの「PD1161」を使ってみると良いと思います。
個人的にPD1161は恐ろしいほど気に入って使っている液タブになっていて、絵を描きたい時にサクッと繋げて描かせてもらっています。
スタンドもありませんので収納に困りません。常設していなくても良いのが「PD1161」の最大の利点と言えるのかもしれないですね。
GAOMON 液タブ「PD1561」レビューのまとめ

GAOMON 液タブ「PD1561」を実際に30日間使ってみた印象としては、液タブの購入を考えているなら素直にオススメしたいガジェットであるという事。
僕自身、まだ「ちょっとしたイラスト」しか描けていないところがあるので、これから更にイラストを描き足していきながらレビューを追記したいと思いますが、現段階において不満はありません。

なので、この記事の結論としては、液タブをお値打ちに購入したいのであれば、GAOMON 液タブ「PD1561」or「PD1161」のどちらかを選んでもらえればよいのでは?ということ。
僕のように小さなイラストを描く機会が多い人であれば小型の「PD1161」で十分ですし、少し大きめのイラストも描きたいと思われるなら「PD1561」がオススメってことですね。
どちらを選ばれたにせよ、間違いのない液タブだと思います。