お求めやすいゲーミングノートPCシリーズとして、RTX 5060 Laptop GPUを搭載しながらも20万円台を実現した製品が、ASUSから6/11(水)に予約を開始します。

その製品の名前は、「ASUS Gaming V16 V3607VM」。
CPUにインテル Core 7 240Hプロセッサー、メモリは32GB、ストレージ 1TB SSD、リフレッシュレート144Hz対応、16インチのディスプレイを搭載するなど、カジュアルゲーマーやクリエイターにも最適なノートPCです。

実際に販売開始に合わせてサンプルを触らせていただきましたが、思っていたよりも高性能で、重量級のゲームもサクサク・ヌルヌルと動きます。
高性能なゲーミングノートPCを購入しようとすると、ネックになるのは「お値段」だと思いますが、本製品のコストパフォーマンスは超優秀。

販売価格も含め、初めてのゲーミングノートPC、初めてのクリエイティブノートPCにピッタリな一台になっていると思います。

※本製品は6/11(水)より予約開始、 7/4(金)に発売開始予定です。
良いところ | 気になるところ |
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ASUS Gaming V16 V3607VM 開封の儀
それでは、ASUS Gaming V16 V3607VMが届いたところから紹介していきます。

こちらがお届けいただいた外箱です。
Game On, Create Smartと書かれたシンプルなデザイン性に、個人的に惹かれます。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
製品名 | ASUS Gaming V16 V3607VM |
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型番 | V3607VM-C7321R5060W |
本体カラー | ブラック |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | CPU名:インテル® Core™ 7 プロセッサー 240H 動作周波数:P-core 最大5.2GHz (6コア) / E-core 最大4GHz (4コア) キャッシュメモリ:インテル® スマート・キャッシュ 24MB |
メインメモリ | 標準/最大:32GB/32GB 仕様:DDR5-5600 スロット:SODIMMスロット×2 (空き×0) |
表示機能 | ディスプレイ:16.0型ワイドTFTカラー液晶 表面仕様:ノングレア 解像度:1,920×1,200ドット (144Hz) 視野角:水平178°/垂直178° タッチパネル:非搭載 グラフィックス機能:NVIDIA® GeForce RTX™ 5060 Laptop GPU (NVIDIA® Optimus™ Technology対応) (最大70W) ビデオメモリ:GDDR7 8GB 外部ディスプレイ出力:最大7,680×4,320ドット |
記憶装置 | 1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) |
光学ドライブ | – |
サウンド機能 | サウンド規格:ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 スピーカー:ステレオスピーカー内蔵 (1.5W×2) マイク:アレイマイク内蔵 |
Webカメラ | 207万画素Webカメラ内蔵 (プライバシーシャッター付) |
Windows Hello | – |
通信機能 | LAN:- 無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6) Bluetooth® 機能:Bluetooth® 5.3 |
入力機能 | キーボード:102キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) (JIS配列) ポインティングデバイス:マルチタッチ・タッチパッド |
インターフェース | ディスプレイ出力:HDMI×1、Type-C×1 USBポート:USB3.2 (Type-C/Gen1/Power Delivery対応) ×1、USB3.2 (Type-A/Gen1) ×2 カードリーダー:- オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
セキュリティスロット | 非搭載 |
電源 | ASUSスリムパワージャック/150W ACアダプター (20V/7.5A) またはリチウムポリマーバッテリー (3セル/63Wh) |
バッテリー駆動時間 (JEITA測定法3.0) |
約 8.4 時間 (動画再生時) /約 16.4 時間 (アイドル時) |
バッテリー充電時間 | 約 2.4 時間 |
消費電力 | 最大約150W |
エネルギー消費効率 | 12区分 18.9kWh/年 (AAA) |
サイズ (突起部除く) | 幅357.0mm×奥行き250.7mm×高さ18.0~22.0mm |
質量 | 約1.95kg |
保証期間 | 本体:購入日より12ヶ月間のインターナショナル保証+購入日より12ヶ月間のASUSのあんしん保証 (日本国内保証・要登録) ※10 バッテリーおよびACアダプター:購入日より12ヶ月間の日本国内保証 |
ビジネス統合アプリ | – |
Xbox Game Pass | PC Game Pass (3ヶ月利用権) |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容

中に入っていたものを並べて撮影してみました!
- ASUS Gaming V16 V3607VM
- ACアダプター
- 製品マニュアル / 製品保証書など

製品マニュアル / 製品保証書など。

ACアダプター。
ASUS Gaming V16 V3607VM 本体の詳細

そして、こちらがASUS Gaming V16 V3607VM本体。
サイズは幅357.0mm×奥行き250.7mm×高さ18.0~22.0mmとなっており、重さは約1.95kg。
本体カラーは、シンプルなマットブラックモデルで、天板には「ASUS」のロゴがデザインされています。

本体手前の側面。
18.0~22.0mmという薄さと約1.95kgの軽量設計となっていますので、持ち運び用としても◎。

本体左側面。

インターフェースは、左から電源ポート、HDMI、USB3.2 (Type-A/Gen1) 、USB3.2 (Type-C/Gen1/Power Delivery対応) 、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック。
電源ポートとは別に、本体への給電をサポートするUSB3.2 (Type-C)を1ポート備えているところも使い勝手がよい。

本体右側面。

インターフェースは、USB3.2 (Type-A/Gen1)。


本体奥の側面。

本体底面。

ディスプレイを立ち上げてみた様子。
16型ワイドTFTカラー液晶はノングレア仕様で、タッチパネルは非対応。
解像度は1,920×1,200ドット、リフレッシュレートは144Hzとなっています。

ディスプレイは、フラットに開くことも可能。
周囲に画面を共有する際に、便利な機能です。

キーボードは102キー日本語キーボード (RGB イルミネートキーボード) (JIS配列) を採用。
テンキーとCopilot(コパイロット)キーが付いていますので、何かと使い勝手が良い印象です。
Copilot(コパイロット)とは、様々なサポートをしてくれるMicrosoftが提供するAIアシスタントのこと。文章生成や画像生成、要約・翻訳、Web検索などの機能がありますので、使いこなすことが出来れば業務の効率化を図れます。

キーピッチは約19mmで、キーストロークは1.7mm程度。
軽い押し心地で、打鍵音は小さめです。

ゲーミングPCらしく、バックライトも搭載されています。

WASDキーだけスケルトン使用になっているところが、カッコいいですね。

タッチパッドは大き目です!※実測縦9.9cm×横15.0cm
外出先でマウスが使えない環境であっても、このタッチパッドがあれば大抵の作業が可能です。
ASUS Gaming V16 V3607VMの使用感

それでは、ASUS Gaming V16 V3607VMを使っていきます!

基本性能
基本性能については、まさに初めてのゲーミングノートPCに最適な一台です!

リフレッシュレート144Hz、アスペクト比 16:10の16型広視野角対応の液晶ディスプレイによる没入感のある映像は、ゲームはもちろん映画などのエンターテインメント、動画編集などのクリエイティブ制作にもピッタリ。

実際に動画編集ソフトを立ち上げて軽く編集を行ってみましたが、16型のディスプレイという事もありまして快適。
サブディスプレイと接続しなくても1画面で快適に編集が行えましたし、書き出しの速度も◎。
当然のことながら、Webの閲覧やOffice作業などの基本的な動作に関しては、まったく問題ありません。

肝心なゲームに関しては、お値段以上の性能をしていると思います。
リフレッシュレート144Hzに、NVIDIA GeForce RTX™ 5060 Laptop GPU、メモリを最大32GB、ストレージ1TBを搭載していますので、超重量級のゲームでなければ快適にプレイ可能です。

長時間ゲームをプレイするために欠かせない冷却機能については、デュアルファンとヒートパイプを備えた冷却機能「ASUS IceCool サーマルテクノロジー」によって熱暴走を回避。
実際に5~6時間ゲームをプレイしてみましたが、故障してしまうのでは?と思うような熱さにはならなかったのと、WASDキー付近の温度は上がらなかったので、安心快適に使えます。
静音性に関しては、ゲームをプレイしていなければ静かです。
ゲームをプレイし始めると多少音はうすさく感じる部分はあったので、足音等が重要なゲームをプレイされるならヘッドホンを推奨します。

16インチのゲーミングノートPCという事もあり、テンキーにプラスして、広々としたタッチパッドが付いているところも使い勝手の良さを感じました。

タッチパッドの右斜め上から左下にスライドすると、ASUS ScreenXpert アプリを開くことができるのも普通に便利で、良く使用する機能を登録しておけば、作業効率が爆上がりすることは間違いありません。
ゲームプレイ中に、画面のスクリーンショットや録画機能を直ぐに呼び出せたりもするので、かなり便利です。
ベンチマークテスト
では、ASUS Gaming V16 V3607VMを使ってベンチマークテストを行ってみたいと思います!
モンスターハンターワイルズ
モンスターハンターワイルズのベンチマークがSteamにありましたので、こちらから試していきます!

本機でのベンチマーク結果は、スコア15483の「快適」でございました!
13000 ~ 19999で「快適にプレイできます」という事ですが、全く問題なく動かすことが出来そうです!
20000 ~ | 非常に快適にプレイできます |
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13000 ~ 19999 | 快適にプレイできます |
10250 ~ 12999 | 問題なくプレイできます |
7000~10249 | 設定変更を推奨します |
5200~6999 | 設定変更が必要です |
~ 5199 | 動作困難です |
STREET FIGHTER6
続いて、一瞬が勝ち負けを決めるSTREET FIGHTER6のベンチーマークテストです!

結果はトータルスコア「100」という事で、満点評価を得られました。
91~100 | 快適にプレイできます |
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71~90 | 問題無くプレイできます |
51~70 | 設定変更を推奨します |
31~50 | 設定変更が必要です |
0~30 | 動作困難です |
FINAL FANTASY XIV(FF14)
続いて、ゲーミングPCの性能を測るのに使われることが多い「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」でも試してみました。

結果はスコア「13514」でとても快適でした。
15000~ | 非常に快適 |
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11000~14999 | とても快適 |
8000~10999 | 快適 |
6000~7999 | やや快適 |
4000~5999 | 普通 |
2000~3999 | 設定変更を推奨 |
1000~1999 | 設定変更が必要 |
1000未満 | 動作困難 |
FINAL FANTASY XV (FF15)
もう一つ、同シリーズの「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」でも試してみました。

結果はスコア「8354」の非常に快適でした。
12000~ | 非常に快適 |
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9000~11999 | とても快適 |
6000~8999 | 快適 |
4500~5999 | やや快適 |
3000~4499 | 普通 |
2500~2999 | やや重い |
2000~2499 | 重い |
0~1999 | 動作困難 |
ドラゴンクエストX
続いて、ドラゴンクエストXのベンチマークテストも試してみます!

結果はスコア「21012」ですごく快適です。
はぐれメタル 10000以上 | すごく快適 |
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キラーマシン 7000以上 | とても快適 |
スライムナイト 5000以上 | 快適 |
スライム 3000以上 | 普通 |
ゴーレム 2000以上 | やや重い |
ばくだん岩 1000以上 | 重い |
くさった死体 999以下 | 動作困難 |
Cinebench2024+CINEBENCH R23
画像のレンダリングを通じてPCの性能を測る「Cinebench2024」も試していきます。

設定は「Turbo」で、シングルコア性能やマルチコア性能ともにスコアは高めです。
続いてCINEBENCH R23を試していきます。

結果はコチラも高めのスコアです。
3DMark Steel Nomad

定番の3Dグラフィックスベンチマークアプリも試してみました。
PCゲームをプレイした感想
それでは、実際にPCゲームをプレイした感想を紹介していきます!
ココから紹介する画像は、画面録画をしたものをスクリーンショットで書き出したものです。
実際にはもっと綺麗な映像となっていますので、予めご了承ください。
原神

オープンワールドゲームの原神をプレイしてみた感じとしては、めちゃめちゃ快適でした。

画質を「高」にしてもスムーズにプレイ可能で、戦闘シーンや移動中の映像も非常に滑らか。

激しん戦闘シーンに入るとカクツキが起こるかと思いきや、何の問題もなし。

ディスプレイの色彩表現が豊かで、ゲーム内の自然や魔法のエフェクトも鮮やかに映し出されました。

途中に入るアニメーションの映像も綺麗で、没入感の高さは最高クラスです。

原神のような美麗な世界を最大限に楽しめるゲーミングノートPCと言って問題ないと思います。
最低スペック | 推奨スペック | |
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OS | Windows 7 SP1 64-bit Windows 8.1 64-bit Windows 10 64-bit |
Windows 10 64-bit Windows 11 64-bit |
CPU | Intel Core i5(第4世代) または同等の性能を持つもの |
ntel® Core™ i7(第7世代) またはそれ以上の性能を持つもの |
メモリ | 8GB | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce GT 1030 または同等の性能を持つもの |
NVIDIA® GeForce® GTX 1060 6GB またはそれ以上の性能を持つもの |
容量 | 150GB以上 | 150GB以上 |
ゼンレスゾーンゼロ

ゼンレスゾーンゼロをプレイしてみた感想として、原神と同様、かなり高いパフォーマンスを発揮していると感じました。
画質の設定を「高」にしても問題ありません。

高リフレッシュレートの設定でも滑らかな動きが実現でき、入力遅延も最小限。
戦闘シーンの美しさは圧倒的です。

長時間プレイしてみないと冷却性能が試せないと思い、この日はたまっていたミッションをサクサクっと終わらせてみたのですが、長時間のセッションでもオーバーヒートを気にせずプレイできました。

私が普段使っているPCのスペックがゲーム用ではないこともありますが、負荷のかかるゲームにおいても非常に信頼できるパートナーになると思います。

持ち歩けるゲーミングノートPCで、これだけの動きを体感出来れば、十分すぎる性能です。
最低スペック | 推奨スペック | |
---|---|---|
OS | Windows10 | Windows10 |
CPU | Intel Core i5 | Intel Core i7 |
メモリ | 8GB | 8GB |
GPU | Nvidia GeForce GTX970 | Nvidia GeForce GTX1660 |
容量 | 115GB以上 | 115GB以上 |
APEX

APEXに関しても、全く問題なし。
激しい戦闘シーンに関しても、非常に滑らかで反応の良いプレイができました!

高めのグラフィック設定であっても問題なく対応できましたので、エイムや動作の追従性に優れています。

正確なエイム操作が行えるのはゲーミングノートPCの強みだと思いますが、実際に数試合戦ってみた印象としては満足できる性能です。

APEXを長時間プレイしているとPCが熱くなることが多いのですが、冷却性能が優れているのか、長時間のセッションや激しい戦闘中でもパフォーマンスの低下を感じにくい結果となりました。

fpsの数値を確認してみると、130fps~160fps。
激戦区での複数部隊との交戦、大量のエフェクトが飛び交う中でのウルト発動時でも、フレームレートの大きな落ち込みは極めて稀だったことを考えると、大変オススメできるデバイスだと思います。
推奨スペック | |
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API | DirectX 12 |
OS | 64ビット版Windows 10 |
CPU | Intel i5 3570Kおよび同等のプロセッサ |
RAM | 8 GB |
GPU | Nvidia GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290 |
GPU RAM | 8 GB |
容量 | 75 GB以上の空き容量 |
フォートナイト

今回も一発勝負で戦いを挑んでみたフォートナイトでしたが・・・、結果は2位。
FPSを144にまで上げて、画質はそこそこの状態でプレイしてみましたが、カクツキはほとんどなし。

130fps~160fpsを安定して叩き出してくれるので、戦いに違和感はありません。

建築バトル中にカクツキを感じるPCが時々ありますが、本デバイスは全く問題なし。

新シーズンに入るとバグだのカクツキだのが多く発生するイメージがあるフォートナイトですが、ASUS Gaming V16 V3607VMでプレイしていると、楽しくなってしまいますね。
推奨スペック | |
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ビデオカード | Nvidia GTX 960、AMD R9 280、または同等の DX11 対応 GPU |
ビデオメモリ | 2GBのVRAM |
プロセッサ | Core i5-7300U 3.5 GHz、AMD Ryzen 3 3300Uまたは同等のプロセッサ |
メモリ | 16GB以上のRAM |
ハードドライブ | NVMe SSD |
OS | Windows 10/11(64ビット) |
放熱性能について
本体表面の熱に関しては、長時間プレイしていても「ほんのり」熱くなった程度でした。
可能ならノートパソコンクーラーを併用した方が良いとは思いますが、重たいゲームをプレイする際にはターボモードに設定しながらプレイするなどの調整をすれば、問題はないと思います。
途中で紹介した通り、WASDキー付近の温度は上がらなかったので、手に汗をかくことがなかったところも好印象です。
まとめ

ASUS Gaming V16 V3607VMは、GeForce RTX 5060 Laptopを搭載していながらも、20万円台で購入することができる素晴らしいゲーミングノートPCでした!
カジュアルゲーマーにピッタリなPCとのことでしたが、ほとんどのゲームで「高めのグラフィック設定」でプレイできることを考えると、十二分な性能を備えていると思います。

初めてゲーミングノートPCを購入するけど、スペック的にも妥協したくない。
ASUS Gaming V16 V3607VMは、そんなアナタにオススメしたい最強クラスのコスパを実現したデバイスです。
良いところ | 気になるところ |
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