ASUSのスマートフォン「Zenfone」シリーズより、2025年5月30日(金)に新モデルが登場します!

その製品の名前は「Zenfone 12 Ultra」。

チップセットにモバイル用SoCにおいて最上位スペックのQualcomm® Snapdragon® 8 Eliteを搭載し、メインメモリは16GB、強力なAI機能も使用可能。
ディスプレイサイズは6.78型(解像度は2,400×1,080ドット)の超高性能のAMOLEDディスプレイを備え、リフレッシュレートは最大144Hzに対応するなど、ハイスペックなスマートフォンとなっています。

本記事では、そんな「Zenfone 12 Ultra」のサンプルを試させてもらいましたのでレビューをご紹介。
AI機能が搭載された高性能なスマートフォン、これからの新常識になりそうです!
良いところ | 気になるところ |
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目次
Zenfone 12 Ultra 開封の儀
それでは、Zenfone 12 Ultra が届いたところから紹介します。
※サンプル品はグローバルモデルとなります。本製品と内容が異なる場合がありますので、予めご了承ください。
こちらがZenfone 12 Ultraのパッケージ。
シンプルイズベストで美しいデザインです!
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
型番 | ZF12U-GR16S512 |
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本体カラー | セージグリーン |
プラットフォーム | Android™ 15 (ZenUI) |
プロセッサー | Qualcomm® Snapdragon® 8 Elite (オクタコア) 動作周波数:4.3GHz |
メインメモリ | 16GB |
ディスプレイ | 6.78型 LTPO AMOLEDディスプレイ (1~120Hz、最大144Hz) Corning® Gorilla® Glass Victus™ 2 解像度:2,400×1,080ドット (フルHD+) |
内蔵ストレージ | 512GB (UFS 4.0) |
サウンド機能 | サウンド規格:Hi-Res、Hi-Res Wireless、Dirac Virtuo™ スピーカー:デュアルスピーカー内蔵 マイク:デュアルマイク内蔵 |
カメラ | アウトカメラ: 5000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9) 1300万画素 超広角カメラ (35mm換算:12.7mm相当/F値2.2) 3200万画素 望遠カメラ (35mm換算:65.3mm相当/F値2.4) LEDフラッシュ インカメラ: 3200万画素カメラ (35mm換算:22mm相当/F値2.0) |
センサー | GPS(GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、NavICサポート)、加速度センサー、電子コンパス、光センサー、 近接センサー、ジャイロスコープ、磁気センサー、指紋センサー (画面内認証) |
生体認証 | 指紋・顔 |
通信機能 | 無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be (周波数帯域:2.4GHz/5GHz/6GHz) Bluetooth®機能:Bluetooth® 5.4 FMラジオ:- NFC:搭載 |
テザリング機能 | 対応 |
入力機能 | 10点マルチタッチ・スクリーン (静電容量方式) |
インターフェース | USBポート:USB Type-C×1 (USB 2.0) SIMカード:nanoSIMスロット×2/eSIM×1 3.5mmイヤホンジャック:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
防水・防塵 | IP65/IP68 |
電源 | USB ACアダプター、ワイヤレス充電またはリチウムポリマーバッテリー |
バッテリー駆動時間 | Wi-Fi通信時:約14.9時間 モバイル通信時:約13.1時間 (5G)、約15.3時間 (LTE) 連続通話時間:約4,290分 (VoLTE)、約2,172分 (3G) 連続待受時間:約415時間 (5G)、約430時間 (LTE)、約362時間 (3G) |
バッテリー充電時間 | 約43分 |
バッテリー容量 | 5,500mAh |
消費電力 | 最大65W (Quick Charge 5.0/USB Power Delivery 3.0対応) |
サイズ | 高さ163.8mm×幅77mm×奥行き8.9mm |
質量 | 220g |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容

中に入っていたものを並べて撮影してみました。
- Zenfone 12 Ultra本体
- USB Type-Cケーブル (Type-C to Type-C)
- SIMイジェクトピン
- 専用ケース

SIMイジェクトピン。
USB Type-Cケーブル (Type-C to Type-C)。


専用ケース。
そして、ASUS「Zenfone 12 Ultra」本体。
サイズは高さ163.8mm×幅77mm×奥行き8.9mmとなっており、重さは220g。
今回送っていただいたカラーはセージグリーンということですが、個人的にメチャメチャ好きなカラーリングです!

※出典:公式サイト
カラー展開としては、他にもエボニーブラックとサクラホワイトが用意されています。
前面。
ゴリラガラス ヴィクタス 2という強化ガラスを使用していますので、簡単には破損しません。
ここからは、専用ケースを装着した状態で紹介していきます!
ディスプレイ上部にはインカメラ (3,200万画素)を搭載。
- 3,200万画素
- 画角: 90度 (0.7倍時)
- 倍率を1倍/0.7倍で切り替え可能
- ピクセルサイズ: 1.4um
- 画素配列: RGBW


上面。
マイク、近接センサー/光センサーを搭載。

本体左側面。
カメラ部分のでっぱりは大きくありません。

本体右側面。
音量ボタンと電源ボタンを備えています。

底面。
マイク、USB Type-Cポート (USB 2.0)、SIMカードスロット (nanoSIM×2)、スピーカー、3.5mmイヤホンジャックを備えています。

背面にはカメラ (5,000万画素+1,300万画素+3,200万画素)とLEDフラッシュ。
広角カメラに6軸のジンバルモジュールを搭載したことによって、手振れの少ない静止画や動画を撮影することが可能となっています。
背面カメラの下部はNFC/FeliCa検出エリアで、電子マネー/交通系ICを扱うことが可能です!
※Qi規格対応のワイヤレス充電に対応
ASUS「Zenfone 12 Ultra」を使ってみた!

それでは、ASUS「Zenfone 12 Ultra」を使っていきます。
ディスプレイ性能
Zenfone 12 Ultraは、超高性能なAMOLEDディスプレイを搭載しています。
- 6.78インチのAMOLEDディスプレイ
- ピーク輝度:2500nits
- LTPO 可変リフレッシュレート(1~120Hz)
- 最大リフレッシュレート:144Hz
- 色域:DCI-P3 107%
- 色再現精度:Delta-E < 1
コントラストのハッキリとした色鮮やかな色彩表現を得意としていることもあり、映像の美しさはスマートフォンの中でも最上位クラス。
ディスプレイは6.78インチということで、ウェブブラウジングや電子書籍の閲覧、SNSのタイムラインの確認など、情報量が多いコンテンツを表示する際に優れています。
普段使いはもちろん、動画視聴やゲームなどのエンターテインメント、動画編集などのクリエイティブな作業に使用することを考えても、Zenfone 12 Ultraのディスプレイは優秀です。

実際に崩壊スターレイルというゲームをインストールしてみましたが、美しさは最高クラス。
グラフィックスがより鮮明に映し出されるため、たとえばキャラクターの表情や背景のディテールを楽しめるなど、映像美を存分に堪能できます。
「あれ?こんなに綺麗だったんだ」と驚いてしまうレベルなので、特に途中で流れるムービーシーンに普通に感動してしまいました。


漫画を読んでみても、大画面なので読みやすさは抜群。
文字が大きくはっきりと表示されることもあるのか、目が疲れにくかったのも特徴。
特に、長時間読書をする際に、快適な視認性を提供してくれると感じました。
※写真は鳥山明先生の「カジカ(kindleでのサンプル版)」です

当たり前ですが、文章中心の書籍も読みやすい!
大きなディスプレイは、一度に表示される情報量が多いため、スクロールの回数を減らすことができますから、読みやすさが向上しているんだと思います。

なお、大きなディスプレイを搭載していることもありまして、イラストを描くにも最適です。
私はタブレットPCで絵を描くことが多いのですが、外出先でアイデアをまとめる際にスマートフォンでサクッとイラストを描けると思えば、有難いですね。

なお、最大144Hzリフレッシュレートにも対応。
一部の高リフレッシュレートゲーム(FPS系)に対しても、滑らかな映像を楽しめるのも嬉しいところです!

ユーザビリティ

操作性に関しては、ハイスペックなスマートフォンということもあり、驚くほど軽快です!
いろいろとアプリをインストールし、様々な負荷テストを行ってみましたが、何の不満も問題もありません。
本体サイズが高さ163.8mm×幅77mm×奥行き8.9mmで重さは220gとなっており、片手操作も無理のないバランスで、大きすぎなかったところも好印象。
また、スマートフォンにおける最高クラスのIP65/68の防水・防塵に対応しているところも、キッチンなど水回りなど日常的な使用においても安心感があります。

インターフェースについても◎。
最近のスマートフォンから無くなりつつある3.5mmイヤホンジャックを搭載してくれていたところは、地味にありがたい。
今回試さてもらったモデルは内蔵ストレージ512GBという事で、ある程度何も気にせずにゲームやアプリをインストール出来たところも好印象だ。
あとは、5500mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、長時間使用していてもバッテリー切れを起こさなかったところも使い勝手がよかった。
- Wi-Fi通信時:約14.9時間
- モバイル通信時:約13.1時間 (5G)、約15.3時間 (LTE)
- 連続通話時間:約4,290分 (VoLTE)、約2,172分 (3G)
- 連続待受時間:約415時間 (5G)、約430時間 (LTE)、約362時間 (3G)
検証中はゲームなどをプレイしていたので充電をしていましたが、頻繁に充電をしなくてもよさそうです。

ユーザビリティを高めてくれるモードを少し紹介しておくと、片手モードはとても便利でした。
右の写真が片手モードになっており、画面下半分で操作が可能です。
この片手モードを使用すれば、手の小さい女性や子供でも片手での操作が楽にできるようになります。


エッジツールを使用すれば、よく使用する機能などを画面の横からスッと呼び出せるようになります。
背面タップ機能を使用すれば、Zenfone 12 Ultraは本体背面をダブル/トリプルタップすることで、様々な機能を素早く実行することができるなど、実際に検証で使わせてもらっていた期間は約1週間程度でしたが、とにかくスマートフォンの使い勝手を上げてくれる機能を搭載していると感じました。


なお、Zenfone 12 Ultraはキャッシュレス決済サービス「おサイフケータイ」に対応しています。
今回はテスト機での検証になりますので実際には使っていませんが、やはり「おサイフケータイ」に対応しているのは便利ですね!
AI機能が便利すぎる!しかも無料です!
ASUS「Zenfone 12 Ultra」の魅力の一つと言える「AI機能」は、めちゃめちゃ便利です。
しかも、無料で使えてしまいます!

まずは「かこって検索」を使ってみましょう!

使い方は非常に簡単で、ナビケーションバーもしくはホームボタンを長押し。
あとは、興味のあるコンテンツに対して円を描くのみ。


すると、検索結果としてパパっと情報が出てきます。
大好きなタレントさんが着ている服を探したいなど、画像内の名称が知りたい時に、かこって検索は非常に便利な機能です。

続いて、「AI消しゴム」を使ってみます。


AI消しゴムがどういった機能なのかは、言わずもがな。
写真の中で消してしまいたい対象を選択し、消去してしまうAI機能です。


一撃で消し去ってくれるというわけではなかったものの、しっかりとオブジェクトを消してくれました!
実際問題としてコチラの機能は有料で提供しているアプリなどもあるので、サクッと無料で使えてしまうのは有難いですね。


念のためもう一度、真ん中のビンを消してみました!
これまた上々なクオリティです。


続いて「AI文字起こし」を使ってみましたが、これはものすごく・・・便利。
会議中に録音モードにしておいて、会議終了後に「文字起こし」を自動的にやってもらえば議事録作成に役立ちます。
私はミーティングに出かけた際は必ず「音声を録音」させてもらっているのですが、「文字起こし」は今は有料プランのものを使っているので・・・これが無料で使えるのはうらやましい限りです。

最後に、AIによる記事の要約を使ってみます。


例えば当ブログで書いた記事を要約させてみたのが、上記のようなもの。
長い記事であればあるほど、要約してもらったほうが効率よく情報を得られるので、確かに便利だと感じました。


自分の記事だと要約の良さがわかりにくかったので、オンライン動画講座のColosoの記事を要約させてみたのですが、要約は的確。
どんな内容が書かれているのかをサクッと知りたい方にはピッタリの機能だと感じました。
カメラ性能が優秀すぎる!

カメラ性能に関しては、超高性能。
背面カメラ (5,000万画素+1,300万画素+3,200万画素)を使用した撮影を行ってみると、驚くほど鮮明でクリアです。

こちらは私が使っているペンを撮影したものですが、対象物によっては、一眼レフを使って撮影をしなくても良くなるようなクオリティをしています。

明るくする、背景をぼかすなど、自由自在。
6軸のジンバルモジュールを搭載している広角カメラを使って、歩きながら撮影を行ってみましたが、手振れに関してもまさに最小限。
先代モデルと比較すると、光学式手ブレ補正の角度が3度から5度になり、先代モデル比で66%向上しているとのことですが、実際に動画を撮影してみると・・・驚きます。

モードの切り替えなども直感的で簡単なので、一眼レフカメラを使うよりもZenfone 12 Ultraで撮影した方が効率よく撮影が行えることもありそうです。
- 5,000万画素 (SONY LYTIA 700)
- センサーサイズ: 1/1.56インチ
- 最新の6軸ジンバルモジュールを搭載
- 手振れ補正: OIS/EIS
- ロスレス2倍ズーム対応
- 豊富な撮影モードを搭載
- 1,300万画素
- 画角: 120度 (歪み補正あり)
- 3200万画素
- 3倍光学ズーム
- 手振れ補正: OIS
- Hyper Clarity (10倍ズーム)
- 最大30倍ズーム

ちなみに、書類のスキャン機能も充実。
デスクの上に置いてある書類を、台形の状態で撮影したとしても・・・

こんな感じに保存してくれますので、、名刺や取扱説明書をデジタル管理したい方にもピッタリだと思います。
各種情報を常時表示できる「Always-on Panel」

「Always-on Panel」を使用すれば、端末がスタンバイ状態になっていても、日付/時間/各種通知情報をパネル上に常時表示させることができます。


スマートフォンを時計代わりに使っている自分からすると、いちいち立ち上げなくても情報が確認できるので、これまた重宝する機能でした。
バッテリーは大丈夫なの?と思ってしまいましたが、表示部分以外は点灯していないため、使用時の電力消費は最小限に抑えられているようです。
ゲーム用としても最適

ゲーミングスマホとして売られているわけではないのですが、スマホゲームも試してみます。
最初に結論をまとめるなら、ほぼゲーミングスマホです。

テストしてみたのは崩壊スターレイルというゲーム。
美しいグラフィックが最大限に引き出されているし、映像はヌルヌルと動くので、とにかく綺麗。
特に、キャラクターモデルのディテールや、広大な宇宙空間を舞台にしたビジュアルの豊かさは圧巻です。

結構激しめの戦闘シーンもカクツキなどは、一切ありません。
リアルタイムで変化する環境エフェクトや、戦闘シーンのダイナミックなアニメーションも非常に滑らかで、没入感が高まります。

ゲームアシスト機能「Game Genie」にも対応していますので、マクロを組んで、半自動的にデイリーミッションを終わらすことも可能です。

もう一つ、アクション性の高いゲームとして、ゼンレスゾーンゼロも試してみました!

両手で持ちながらプレイする形のゲームですが、サイズ感も操作性も抜群。
フレームレートも安定しており、アクションシーンや激しい戦闘中もカクつきがなく、スムーズな操作感が味わえます。

映像も当然ながらヌルヌルです。
美しいグラフィック、滑らかなパフォーマンス、そして臨場感あふれるサウンドが相まるなど、没入感の高いプレイがZenfone 12 Ultraなら味わえると思います。
なお、長時間ゲームをプレイしていても、本体は「ほんのり」温かくなる程度であった冷却性能も素晴らしかったです!
オーディオウィザード


「オーディオウィザード」は、音声の出力特性を「音楽/シネマ/ゲーム」といった各シーンに適したオーディオエフェクトを適用することができる機能のこと。
周波数帯ごとの調整も細かく可能なので、自分好みの音声に自由にカスタマイズ可能になっています!


高品質のスピーカーを備えたデバイスを利用すると、ゲーム内のサウンドトラックや効果音がより鮮明に楽しめますので、こういった機能を備えてくれているのも高ポイント。
ヘッドホンやイヤホンを接続後、オーディオウィザードの「Dirac Virtuo」を選択すれば空
間オーディオ機能が有効に。
通常の空間オーディオとは異なり、全てのヘッドホン(3.,5mmイヤホン/USB-C/Bluetooth)で、
空間オーディオを使用することも可能になっています。
通話の録音機能が便利・優秀すぎる!
Zenfone 12 Ultraには、電話・通話アプリ使用時に自動的に録音できる機能が標準搭載されています!
別売のガジェットを購入したり、有料のアプリを使わないとできなかった音声の録音が、なんと無料です。


通常の電話アプリでの通話だけではなく、LINEやWeChatなどの通話アプリの通話時も録音可能。
実際にLINEで試してみたところ、自動的に通話の録音を開始(設定すれば)。
右側に録音マークが出るようになり、大切な内容をしっかりと記録できるようになりました。


録音したデータはスマホ上に保存されるのですが、AIによる文字起こしを立ち上げあれば・・・内容を再び聞かなくとも、テキストデータで把握できるようになるのも魅力です!

まとめ

ASUSのスマートフォン「Zenfone 12 Ultra」は、最新のテクノロジーとデザインを融合したデバイスとして、多くのスマートフォンユーザーに推奨できる一台だと感じました!

Qualcomm® Snapdragon® 8 Elite、メインメモリ16GB、6.78型のAMOLEDディスプレイ、強力なAI機能も使用可能となっているなど、性能的にも文句なし。
特に6軸ジンバル搭載カメラによるブレの少ない動画撮影は、ショート動画やVlogを楽しむユーザーにとっても最適な選択肢です!
日常的な使用からクリエイティブな活動まで、あらゆるシーンで卓越したパフォーマンスを発揮してくれると思います。

これからの新常識になりそうなAI機能が搭載された高性能なスマートフォン。
気になった方は、ぜひ「Zenfone 12 Ultra」の詳細を、公式サイトにてお確かめください!
良いところ | 気になるところ |
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