ゲーミングパソコンの性能を最大限発揮できる「高性能なPCモニター」を探している。
メリハリのあるくっきりとした映像により、映画鑑賞やスポーツ観戦なども楽しみたい。

そんなアナタに、国産有機ELパネルを搭載したハイエンドPCモニター「OL2701」を紹介したい。
百聞は一見に如かず、写真をご覧になっていただいてもわかる通り・・・抜群に美しい映像を表現できるモニターとなっている。

販売元はゲーミングチェアで有名なAKRacing(エーケーレーシング)を展開する、テックウインド。
JOLED社が世界に先駆けて開発したRGB印刷方式による国産有機ELパネルを搭載した27インチ/Ultra HD(3,840×2,160)仕様の「OL2701」は、高解像度・高精細・低ブルーライトを実現した、まさにハイエンドなPCモニターだ。

そんなハイエンドPCモニター「OL2701」をお借りする機会をいただきましたので、使用感をレビューします。
漆黒の黒を表現できるなど、映像美は素晴らしいの一言。
今回はゲームをプレイしてみた様子を中心にレビューしていきますが、映画などの映像を楽しみたい方はもちろん、グラフィックデザイン等をされている方にも特にオススメのPCモニターだと思います。
ハイエンドPCモニター「OL2701」 開封の儀|仕様の確認
それでは、ハイエンドPCモニター「OL2701」が届いたところから紹介していきます。

こちらが箱から取り出してみたハイエンドPCモニター「OL2701」。
割と大きめのディスプレイでありながらも、かなり軽量です。
※モニタ本体重量3.52kg(※スタンド込重量5.5kg)
この軽さは、バックライトを使用しない有機ELパネルの特徴みたいですね。

その他の同梱物は以下の通り。
電源コード、アダプタ、HDMIケーブル、DPケーブル、USB C-Cケーブル。
取扱説明書はサンプル品という事で、今回は印刷物がついていました。
では、組み立てながら仕様を確認していきます。

こちらがベース部分。

こちらにスタンド差し込んだら、ネジで締めていきます。

これでセットは完了。

そして、ディスプレイ本体。
サイズは横約630mm、縦約374mm、厚みは約38mm(最薄部10mm)となっており、インチ数は27。
アスペクト比は16:9となっています。
- 解像度 4K 2160p(3840 x 2160)
- 応答時間 0.1 Milliseconds

デザインとしてはAKRacing(エーケーレーシング)のロゴマークが、下部にさりげなく入っていました。
エッジ部分がキラリと光っているところに、魅力を感じます。

ディスプレイ上部。
最薄部は10mmとなっており、非常に薄型です。

背面から撮影。

モニターを正面にして右奥には操作ボタンが集約されています。
OSDメニュー(オンスクリーンディスプレイ)を表示させてから各設定を行っていく形ですが、操作性は良好。

設定できるメニューは、コントラスト、明るさ、エコモード、入力セレクトなど。

左側のインターフェースは、電源入力、HDMI1入力、HDMI2入力、DisplayPort入力。

右側のインターフェースは、USB-C 入力/アップストリーム、USB1ダウンストリーム、USB2ダウンストリーム、Audio出力といった感じ。

VESA100マウントにも対応していますので、アームでの設置も簡単です。

というわけで、ディスプレイとスタンドを接続。
ディスプレイ本体が軽量なので、取り付けやすいのも特徴と言えそうです。

ディスプレイの高さは、120mmの幅で調整できます。

チルトは-5°~20°。

台座を動かすことなく、左右に調整できるスイベルは-30°~30°。
映像のみならず、スタンドの性能も優れているのは有難いですね。
ディスプレイの性能をチェック
では、ディスプレイの性能について確認していきます。

ノートパソコンと接続し、原神というオープンワールドゲームを立ち上げてみました。
有機ELパネルのメリハリの利いた映像は、コントラストの表現力(1000000:1)が高く、特に「黒い部分」が真っ黒に表現されているので、いつもよりも立体感を感じます。
さずがRGB各色を塗り分けて高色純度を実現した有機ELパネルといったところでしょうか。
普段は別メーカーの有機ELパネルのノートパソコンを使っているんですが、そちらと比較しても濃淡の表現力は高いと思います。

解像度は3840×2160。
割とモニターに近づいてもドットが見えないくらいの鮮明さがあります。
低輝度でも色域カバー率を低下させないのも特徴と言えるかもしれません。

なお、視野角178°もオススメしたいところ。
角度をずらした状態でモニターを見ても、はっきりとした映像を再現。

これにより、大人数で集まって一つのモニターを見る場合であっても、全力で楽しめます。
- sRGB比(CIE1976)138%
- Abobe RGB比(CIE1976)99%
- DCI-P3 99%の広い色域

続いて、デスクトップ型のゲーミングパソコンに接続して、FPSゲームのAPEXをプレイしてみます。

言わずもがな、映像の綺麗さは抜群。
応答速度0.1msは驚異的な数字ですし、コントラストがはっきりとしているので敵を見つけやすいのも特徴と言えます。
なお、一般的なLCD比でブルーライトが約40%カットされていることもありまして、長時間画面を見ていても疲れは感じにくかったです。

一点気になるところとしては、リフレッシュレートについて。
25~60Hzになっていますので、PS5(最大120fps)を除く、家庭用ゲーム機のモニターとしては十分ですが・・・高性能なゲーミングパソコンと組み合わせるには不安な数値だったこと。
※本格的なゲーミングモニターを探しているのであれば、リフレッシュレート120Hz以上のものがオススメです。

とはいえ、ドラゴンクエストや原神のように「映像美」を楽しむことを軸にしたゲームの場合には、ハイエンドPCモニター「OL2701」のほうがオススメだったりもしますので、このあたりはプレイされるゲームにもよるとは思います。
まとめ

最先端技術を詰め込んだ「世界初のRGB印刷方式有機ELパネル」を搭載したハイエンドPCモニター「OL2701」は、いろんな意味で「本物」でした。
映し出される映像は抜群に綺麗で、真っ黒をここまで表現できるモニターは「過去になかった」と思います。
今回はゲームを中心にレビューを書かせていただきましたが、動画編集、デザインなどのクリエイティブな作業や、映画鑑賞、スポーツ観戦にも向いているので、汎用性も高そうです。

エーケーレーシング(AKracing)=ゲーミングチェアのイメージが強かった私ですが、ハイエンドPCモニター「OL2701」の登場によってイメージも変わりました。
そんなハイエンドPCモニター「OL2701」の詳細は、以下の販売ページをお確かめください。