高性能なノートパソコンで、オススメのモデルを探している。
スペックの高いノートパソコンをちゃんと長期間使ってみて、比較をしてみてほしい。
そんな要望を受けて、ASUSのノートパソコン「ASUS Zenbook Pro 16X OLED」を約3か月間「毎日」使ってみた感想をまとめました。
普段から使っているノートパソコンも割と高性能ではあるのですが、スペック的には「ASUS Zenbook Pro 16X OLED」の方が圧倒的にハイパフォーマンス。
お値段で見ても、高額なノートパソコンになっており、私自身も数か月ちゃんと使ってみたかったので、良い検証になりました。
というわけで、長期間レンタルすることが出来たからこその使い道、できることを模索し、その性能に迫ってみましたので、「ノートパソコンは、安いモデルと高いモデルとで、そんなにも性能が変わるのか?」と思われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
なお、一か月ほど使用した後にまとめたレビュー記事は以下となります。あわせてチェックしていただけたら幸いです。
目次
できること1.デジタルイラストの快適な制作
何を当たり前のことを・・・と思われるかもしれませんが、高性能なノートパソコンの大きなメリットの一つに処理速度の高さがあります。
「ASUS Zenbook Pro 16X OLED」のCPU(パソコンの頭脳)は「インテル® Core™ i7-12700H プロセッサー」を搭載しているだけありまして、超ハイスペック。
どれくらい凄いのか?ということで、CPUスコアをチェックしてみると、3Dゲームや4K動画の編集などの重たい処理であっても快適に行うことが出来るくらいの性能です。
オフィス系のソフトを触っているだけでは処理速度の違いを感じることはあまりないかもしれませんが、処理に時間のかかるソフトを立ち上げてみると「違い」は明白。
私の場合はPhotoshopやCLIP STUDIO PAINT等で重たいデータを処理している時、動画編集ソフトを使っている時などにパワーを発揮。
一つ目のデザイン系ソフトを触っている時には、ちょっとエフェクトの凝ったブラシを使って絵を描いていたりすると、動きがもっさりとすることがあったり、処理落ちがあったりするわけですが・・・それがありませんでした。
ペンタブレットを使用してイラストを描いていても、手の動きにしっかりと付いてきてくれるので、パソコンで絵を描かれている方にとっては最高の相棒になると思います。
以下はセットにして使用していた液タブです。
液晶ペンタブレットを使用してイラストを描いていると、多少負荷をかけてしまうのか・・・普段から使用しているノートパソコンでは処理が追いついてこないことがあったんですが、そういった不具合もありませんでした。
デスクトップパソコンと比較しても引けを取らないCPUを積んでいる高性能ノートパソコン、恐るべしです。
できること2.サクサクと動画編集、書き出しの処理速度アップ
続いての「できること」として、動画編集を紹介します。
現状私はWondershareのオールインワン動画編集ソフト「Filmora(フィモーラ)」を使っています。
Filmora(フィモーラ)は軽快な動きをしてくれるソフトなので、処理が重たくなることも少ないんですけど・・・それでも低スペックなパソコンを使っていると、重たいデータを読み込んでいる時に遅くなってしまったり、処理落ちしてしまう事が少なからずありました。
そんな状況下で「ASUS Zenbook Pro 16X OLED」を使ってみたのですが、これまた処理落ちなどは一切なく、普段から使用しているノートパソコンと比較すると、「読み込み時間」「書き出し時間」に関して効率化に成功。
体感では3/1くらいに短縮できたような感覚。
特に私はPhotoshopなどのデザイン系ソフトを立ち上げつつ、同時並行で動画編集ソフトの「Filmora(フィモーラ)」を使っていたりもするので、処理がもたついたりすることがあったのですが・・・、「ASUS Zenbook Pro 16X OLED」では、メモリ容量32GBを積んでいることもあり、サクサクと快適に作業を進められました。
重たいソフトを並行しながら操作した場合、パソコンがフリーズしてしまったり、処理落ちすることがあるのであれば・・・高性能ノートパソコンに乗り換える価値がありますね!
自宅にあるハイスペックなデスクトップパソコンと比較しても、体感的には性能に大差がなかったことに、個人的には衝撃を受けました。
今どきの高性能ノートパソコンは、こんなにも性能があがっているんですね・・・。
デスクトップパソコンを購入するのにも、ハードルが高くなりそうです。
できること3.Blenderなどの3D制作ソフトの処理
3DCGアニメーションを作成するための統合環境アプリケーション「Blender」についても試してみました。
結論から言うとハイスペックパソコンの能力を開花させたのか・・・サクサクと動いてくれました。
こちらのソフトを使っている時が、最も普段から使っているノートパソコンとの処理速度の違いを感じることになったのは言うまでもありません。
オブジェクトを彫刻(スカルプト)するような作業を行っていると、パソコンがうなり声をあげて熱暴走しかけていたんですけど、「ASUS Zenbook Pro 16X OLED」はまったくもって問題なし。
これが高性能ノートパソコンなんだろうな・・・と、高負荷処理が必要になればなるほど、肌で感じさせてくれました。
カフェでBlenderを作業したりする事が出来たのは・・・本当に最高の体験です。
一応レンタル品ということで「デスクに直置き」は飲み物をこぼしたときに怖かったので、ノートパソコンクーラーの上に常に乗せていましたが、高い冷却性能を維持してくれることもありまして、ほとんど使用することなく使う事が出来ていました。
できること4.オープンワールドゲームやFPSゲーム
お借りしている期間中、オープンワールドゲーム「原神」をプレイするためのメインパソコンとしても使わせていただきました。
結論から言うとサクサク。
ゲーミングPCですか?と疑ってしまうほどの快適性能で、まさに「ぬるぬる」と動いているし、とにかく映像が綺麗。
また、音もきれいなんで・・・没入感もすごい。
こうなってくると、パソコンで行えるすべての作業を「ASUS Zenbook Pro 16X OLED」一台に集約できてしまうため、まさにオールインワンノートパソコンとなっていました。
ちなみに、我が家にはデスクトップ型のゲーミングパソコン、ゲーミングノートパソコンという、ゲームに特化したパソコンがあるんですが、そちらと比較しても遜色なし。
リフレッシュレートが60Hzということで、FPSゲームのようにコンマ1秒を争うような場合には多少不利に働いてしまうかもしれませんが、それ以外であれば全く問題なく動いてくれるところも高性能ノートパソコンなのでしょう。
ゲームメインならゲーミングパソコン、クリエイティブメインならクリエイティブパソコンといったように選ばれると良いですが、高性能なノートパソコンを購入されると役割を複数担うことが可能です。
新しくノートパソコンを購入される際には「何をメインにしたいか?」を明確にしつつ、出来れば●●も・・・といったサブも決めて、選ばれることをオススメいたします。
ゲーミングパソコンってどうやって選べばいいの?という方は、以下の記事もチェックしてみてください。
できること5.日常的な雑務の超効率化
「ASUS Zenbook Pro 16X OLED」の唯一無二のアングルで立ち上がってくるキーボードは、一度使い始めたら「病みつき」になります。
配置が自分に合っていただけかもしれませんが、ブラインドタッチが加速し、早い入力が必要となる日常的な雑務に関しては、確実に時短につながっていました。※処理が追いつかないこともないので
また、これは「ちょっとしたこと」かもしれませんが、起動が速い、各処理が速いこともありまして、少しずつですが高性能であることがボディーブローのように効率化に絡んでいたように感じます。
あと、高性能とは別問題かもしれませんが・・・16インチという画面サイズもよかった。
普段は2画面内と満足できなかった私ですが、16インチあると1画面で大抵のことが処理できるんですよね。
画面サイズが小さいと、どうしても効率が悪いところがあるので、購入の際には注意してください!
まとめ
いろいろと考え方もあるとは思いますが、率直な意見として高性能なノートパソコンを購入されたほうが、費用対効果は高くなると感じました。
現状使用しているノートパソコンも決して処理が遅いわけではなかったのですが、「ASUS Zenbook Pro 16X OLED」くらい高性能になってくると、ちょっとずつ差が生まれていき、一か月、二か月と進むにつれて雲泥の差となっていきます。
実際、返却後に「そのちょっとずつの差」に対して、ストレスを感じてしまったのは言うまでもありませんw
この体感こそが高性能ノートパソコンの実力だと感じることが出来ましたので、今回ご協力いただいたASUS JAPAN株式会社様には感謝の気持ちでいっぱいです。
今後も様々なノートパソコンが販売されると思いますが、この経験をもとに、スペックだけに捉われることのないレビューを書いていきたいと思います。
今回、高性能ノートパソコンとして紹介した「ASUS Zenbook Pro 16X OLED」は、以下のレビュー記事をご覧ください。