ASUSからタブレット型2in1タイプのノートPC「ASUS ProArt PZ13 HT5306QA」が、9月5日に発売となりました!

※出典:公式
「ASUS ProArt PZ13 HT5306QA」は、ASUSのCopilot+ PCとしては初のクリエイター向けモデルで、「クリエイターを、スタジオから解放する」といったコンセプトによって作られています。
今回、そんな「ASUS ProArt PZ13 HT5306QA」の評価用サンプル機をレビュー用にお借りすることができたので、その使用感を正直に紹介していきます。
| 良いところ | 気になるところ | 
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目次
ASUS ProArt PZ13 HT5306QA 開封の儀
それでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAが届いたところから紹介していきます。
こちらはお届けいただいた外箱。
ブラックベースにシンプルでスタイリッシュなデザインです。
中には2つの箱が入っていました!
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
| 製品名 | ASUS ProArt PZ13 HT5306 | 
|---|---|
| 型番 | HT5306QA-PU161W | 
| OS | Windows 11 Home 64ビット | 
| CPU | CPU名:Snapdragon® X Plus X1P-42-100 プロセッサー 動作周波数:最大3.4GHz (8コア) AI機能:Qualcomm® Hexagon™ NPU 45TOPS  | 
| メインメモリ | 標準/最大:16GB/16GB 仕様:LPDDR5X-8448 スロット:オンボードメモリのみ  | 
| 表示機能 | ディスプレイ:13.3型 OLED (有機EL) 表面仕様:グレア 解像度:2,880×1,800ドット (60Hz) 視野角:水平170°/垂直170° タッチパネル:搭載 グラフィックス機能:Qualcomm® Adreno™ GPU (CPU内蔵) ビデオメモリ:メインメモリと共有 外部ディスプレイ出力:最大5,120×2,880ドット  | 
| 記憶装置 | 1TB (PCI Express 4.0 x4接続 NVMe/M.2) | 
| 光学ドライブ | ドライブの種類 – 読み出し速度 – 書き込み速度 –  | 
| サウンド機能 | スピーカー:ステレオスピーカー内蔵 (1W×2) マイク:アレイマイク内蔵  | 
| Webカメラ | インカメラ 491万画素赤外線 (IR) カメラ内蔵 アウトカメラ 1,324万画素Webカメラ内蔵 (オートフォーカス対応)  | 
| Windows Hello | 顔認証対応 | 
| 通信機能 | LAN:- 無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be (Wi-Fi 7) Bluetooth®機能:Bluetooth® 5.3  | 
| 入力機能 | タブレットのポインティングデバイス:10点マルチタッチ・タッチスクリーン (静電容量方式) キーボード:84キー日本語キーボード (イルミネートキーボード) (JIS配列) ポインティングデバイス:マルチタッチ・タッチパッド  | 
| インターフェース | ディスプレイ出力:Type-C×2 USBポート:USB4 (Type-C/Power Delivery対応) SDカードリーダー:SDXCメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDメモリーカード オーディオ:-  | 
| セキュリティスロット | 非搭載 | 
| 電源 | Type-C/65W ACアダプター (20V/3.25A) またはリチウムポリマーバッテリー (3セル/70Wh) | 
| バッテリー駆動時間 | バッテリー駆動時間 (JEITA測定法3.0) ・タブレット:約16.9時間 (動画再生時) /約26.0時間 (アイドル時) ・タブレット + キーボード:約16.6時間 (動画再生時) /約25.2時間 (アイドル時) バッテリー駆動時間 (JEITA測定法2.0) ・タブレット:約23.2時間 ・タブレット + キーボード:約23.1時間  | 
| バッテリー充電時間 | 約2.2時間 | 
| 消費電力 | 最大約65W | 
| サイズ (突起部除く) | タブレット:幅297.5mm×奥行き202.9mm×高さ9.0mm タブレット + スタンドカバー:幅297.5mm×奥行き202.9mm×高さ11.8mm タブレット + キーボード + スタンドカバー:幅297.5mm×奥行き211.15mm×高さ17.6mm  | 
| 質量 | タブレット:約850g タブレット + スタンドカバー:約1.127kg タブレット + キーボード + スタンドカバー:約1.489kg  | 
| Xbox Game Pass | Xbox Game Pass Ultimate (3ヶ月利用権) | 
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容
中に入っていたものを並べて撮影してみました!
- ASUS ProArt PZ13 HT5306QA
 - ACアダプター
 - 製品マニュアル
 - 製品保証書
 - microSDカードアダプター
 - スタンドカバー
 - デタッチャブルキーボード
 - ASUS Pen
 
ACアダプター。※実測200cm
製品マニュアルや製品保証書。
microSDカードアダプター。


スタンドにもなるカバー。
カーキカラーでオシャレな雰囲気ですが、厚みもあるので本体をしっかりと守ってくれます。


脱着式のデタッチャブルキーボード。
底面はスタンドカバー同様、カーキカラーで統一。
ASUS Pen 2.0。
ペン入力時の細かな強弱や動きを忠実に画面上に反映させることができるように、ペンチップを4個(2H ×1、H ×1、HB ×1、B ×1)標準装備。
他には芯交換ツールとUSB Type-Cケーブルを同梱。
ASUS Pen 2.0の筆圧感知は4,096段階。
サイズは約164mm×10mm、重さ約16.5gとなっており、握り心地も上々です。
充電式のペンとなっていますので、事前にコチラから充電をしておきましょう。
ASUS ProArt PZ13 HT5306QA 本体の詳細
そして、こちらがASUS ProArt PZ13 HT5306QA 本体。
サイズは幅297.5mm×奥行き202.9mm×高さ9.0mmとなっており、重さは約850g。
ディスプレイは13.3型 OLED (有機EL) で、表現は光沢のあるグレアタイプ。
通常のノートパソコン用ガラスの6倍の耐久性を持つディスプレイ表面となっていますので、安心してスタイラスペンを走らせることができます。
背面。
コチラには1,324万画素のWebカメラが内蔵されています。


スタンドカバーとデタッチャブルキーボードを取り付けてみました。
この状態のサイズは幅297.5mm×奥行き211.15mm×高さ17.6mmで、重さは1,489g。
背面の吸気口をふさがないように設計されている所は、流石の純正品ですね。
側面を撮影していきます。
本体左側面。
本体右側面には電源ボタンを配置。
上面。
音量調整ボタンを配置。
底面。
コチラのインターフェースには、USB4 Type-C × 2、SDカードリーダーを配置。
70Whのリチウムポリマーバッテリーを内蔵していることもありまして、タブレット単体でのバッテリー駆動時間は動画再生時で約16.9時間、アイドル時で約26時間という安心感のある駆動時間を備えています。
microSDアダプタ付きのSDカードリーダーポートを搭載していますので、デバイス間のデータ転送も楽に行えます。
スタンドカバーを使用し、パソコンを立ち上げていきましょう!


この状態になると、もうノートパソコンとして普通に使えます。
似たような製品をいくつか使っていますが、コチラのスタンドカバーは他社よりも頑丈です。
取り外し可能なデタッチャブルキーボードは84キーの日本語配列。
キーピッチは実測19.2mmで、キーストロークは実測1.4mm程度。
フルサイズであることはもちろんですが、打鍵感が滑らか+静音で、とてもタイピングしやすいキーボードになっています。
タッチパッドは横12.7cm、縦7.8cmとなっており、大きめで使いやすい。
マウスカーソルの操作はもちろんのこと、ピンチアウトなども行えるため、使い勝手がひと味違います。
ASUS ProArt PZ13 HT5306QAの使用感
それでは、ASUS ProArt PZ13 HT5306QAを使っていきましょう!
基本的な使用感|最高クラスの使い心地!
「クリエイターのための2in1ノートPC」という事もあるのか、個人的には最高クラスの使い心地でした!
ディスプレイは13.3型 OLED (有機EL)で2880×1800ドットでリフレッシュレートは60Hz。
言わずもがなですが、映像の美しさは一級品で、コントラストの表現がずば抜けています。
ディスプレイサイズは決して大きくはないのですが、動画編集等のクリエイティブな作業はもちろん、エクセルなどの表計算ついても十二分に進めることが可能な大きさです。
もし画面が小さいと感じた場合には、ケーブル一本でサブディスプレイと接続をすれば問題はありませんが、不思議とサブディスプレイとつなげることは「ほとんど」ありませんでした。
個人的にデタッチャブルキーボードはふにゃふにゃとしていて使いにくいと感じる事が多かったのですが、こちらは別格。
タイピングが快適に行えましたし、タッチパッドは大きめで使いやすく、ピンチアウトなども行えるため、マウスいらずで作業を進められます。
バッテリー駆動時間が長いこともあり、サクッと外へ持ち出して使用することもありましたが、コンセントを差し込んでいない状態であっても性能が落ちることがなかったところもポイントでしょうか。
キーボードが使えないような小さなテーブル等では、画面入力も便利。
タブレットパソコンとしての性能もピカイチで、誤作動などは検証期間中一度もありません。
スタンドカバー、デタッチャブルキーボード、スタイラスペンが標準で同梱された2in1ノートPCということで、他に何か必要にならないところも魅力と言えるでしょう。
修正指示を行う際には、こちらのスタイラスペンが大活躍。
細かく指定をしたいような場所に対して、手書きですべて終わらせることができたので、時短にもつながりました。
可能だったらスタイラスペンが転がっていかないように、マグネットで引っ付くといったような仕掛けが欲しかったとは思いましたが、これ以上を求めるのは贅沢ですね。
イラストを描いてみた!
ASUS ProArt PZ13 HT5306QAはスタイラスペンを使って直接書き込めることもありまして、デジタルイラストにも最適でした!
ディスプレイは光沢もあり、表面がツルツルとしているため、個人的には若干「描き心地」には違和感はありましたが、性能については申し分なし。
ペン先にズレもないですし、手の動きにもしっかりと付いてきます。
筆圧も十分に捉えてくれるので、本格的なイラストを描くことも可能です。
どんなに手を早く動かしても遅延なくついてくるのか?を試してみましたが、こちらも全く問題なし。
ディスプレイサイズが13.3インチというのも使い勝手がよく、カフェで絵を描いてみたり、ソファで下書きをしてみたり・・・と、デジ絵の楽しみ方が広がりました。
私は普段、タブレットPCでイラストの下書きをしておいて、データをオンラインストレージに保存。
そのデータを別PCのCLIP STUDIO PAINTで立ち上げて仕上げていく・・・といった工程でイラストを描いているのですが、本機を使用すれば一度にすみます。
一点だけ残念だったのは、カバーの形状の兼ね合いで平置きをすると多少ガタついてしまったところ。
液タブ用のスタンドを使用して角度をつけるようにすれば問題はないのですが、直接テーブルの上に置くと、不安定になります。
動画編集・デザイン編集に相性抜群!
クリエイティブPCということもありまして、動画編集・デザインなどの作業を行ってみましたが、全く遅延はなし。
同時にいくつかのソフトを立ち上げた状態で作業を行ってみても、スイスイと動いてくれます。
試しに編集した長時間の動画を書き出してみましたが、私が普段から使っているPCとは違って高速で書き出してくれました。
もちろん上位プロセッサーを搭載するCopilot+ PCには劣る部分はあるとは思いますが、持ち運びやすさであったり、タッチ&ペン操作を可能にしている部分を加味するば、十分すぎる性能だと思います。
オープンワールドゲーム「原神」もサクサク!
オープンワールドゲーム「原神」を試してみましたが、サクサクと動いてくれました!
設定自体は最低画質にしてあるのですが、ドットが荒れて見えるような状態でもなく、きれいな映像。
激しい動きを挿せたとしてもヌルヌルと動いてくれますので、ストレスがまったくありません。
画質設定を上げると、急な振り向きを行った際に画面がブレてしまいましたが、最低画質でも十分すぎる映像美で楽しめますのでご安心を。
ゲーミングPCの場合を使用した場合、ACアダプタを使用しないとグラついてしまうと思いますが・・・、本機はACアダプターを使用しなくても、ヌルヌルを動いてくれるのには驚きました。
インターネットさえあれば、場所を選ばずに原神をプレイできると思うと、最高でございます。
まとめ
ASUS ProArt PZ13 HT5306QAを実際に触らせていただいた感想のまとめとしては、とてもバランスの取れた最高クラスの使い心地を感じたタブレット型2in1タイプのノートPCでした!
OLEDディスプレーは色鮮やか、タッチパネルやスタイラスペンを使っての快適操作、大容量の1TBストレージ、外出先での長時間作業を可能にしてくれるバッテリー性能など、非の打ち所がありません。
ベンチマークテストの結果だけを見れば、上位モデルとの差は多少なりともあるとは思いますが、この販売価格で、この性能であれば魅力的な間違いのない製品だと思います。
今回紹介したASUS ProArt PZ13 HT5306QAの詳細は、公式サイトをご確認ください。
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