耳をふさがないオープンイヤー型イヤホンが定着してきた今日この頃。
しばらく新しい形のイヤホンやヘッドホンは出てこないかな・・・なんて思っていたら、NTTソノリティから「nwm ONE」なる魅力的な製品が販売開始となりました!

百聞は一見に如かず、この形状をご覧ください。

ヘッドホンのような形状でありながらも耳をふさいでいない、フルオープンという驚きのデザイン性。
迫力あるサウンドを楽しめるのはもちろんですが、音漏れが全然しないというトンデモナイ性能を備えた新製品です。
そんな「nwm ONE」のサンプル機をお借りすることができたので、実際に使ってみた感想をレビューしていきます!
良いところ | 気になるところ |
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目次
nwm ONE 開封の儀
早速ですが、「nwm ONE」が届いたところから紹介していきます!

※出典:公式サイト
いつもならパッケージの開封から撮影して紹介していますが、お届けいただいたサンプルは開発途中の物だったので、今回は販売ページから写真をお借りしました!
環境に配慮したクラフト紙素材のパッケージで到着します。

こちらがオープンイヤー型オーバーヘッド耳スピーカー「nwm ONE」本体。
マットな質感にメタルパーツがアクセントになっていて、高級感のあるヘッドホンです。

※出典:公式サイト
今回お借りしたサンプル品はライトグレイモデルとなっていますが、他にもシックなダークグレイモデルが販売中です。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
型式 | ダイナミック型 |
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使用ユニット | φ12 mm+φ35 mm 2way |
再生周波数帯域 | 40 Hz 〜 20,000 Hz |
Bluetooth® バージョン | Bluetooth Ver.5.3 |
Bluetooth Class | Class 1 |
対応Bluetooth プロファイル | A2DP,HFP,AVRCP,TMAP,PBP |
対応コーデック | SBC/AAC/LC3/CVSD/mSBC |
マイクロホン | MEMS型(無指向性)×2 |
バッテリー | Li-ion Battery |
電池持続時間 ※ | 最大20時間(音楽再生時) |
充電時間 ※ | 約1.5時間 |
5分充電再生時間 ※ | 約1時間 |
マルチペアリング | 8台 |
マルチポイント | 最大2台 |
USBオーディオ | 対応 |
本体サイズ | 約幅160mm×高さ185mm×奥行88.5mm |
本体質量 | 約185g |
付属品 | USBケーブル 1.2m(Type-C – Type-C) |
※使用条件、使用環境により変動します。製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
nwm ONE 本体の詳細

本体サイズは約幅160mm×高さ185mm×奥行88.5mmとなっており、重さは約185g。
見た目には普通のヘッドホンのように見えますが、オープンイヤー型という事で耳を密閉しない設計です。

上部から撮影。
ヘッドバンドはスリムですが、頭に当たる部分はクッション素材となっており、長時間装着していても痛くなりません。

ヘッドバンドは当然ですが、大きさを調整できるようになっています。

外観。
スピーカーからの音と周囲の音を融合させるフルオープン型のデュアル・ループデザインを採用しています。

近未来的なデザインをしていますので、装着した状態で外出をすると・・・目を引きます!!
どことなく「涼し気」な雰囲気があるので、夏場にもピッタリのヘッドホンです。


イヤーパッドは、ソフトタッチで劣化の少ない液状シリコーンゴムを採用。
このイヤーパッドによってスピーカー部分と耳が当たることがないので、オープンイヤー型イヤホンよりも開放的で、耳への負担が少ないと感じる方もいらっしゃると思います。

スピーカー部分は角度を調整可能。
自分の耳に最適な場所を探せるのも嬉しいポイントです。

内側を撮影。
ステンレス製スピーカー保護グリルは、何とも言えない高級感があります。

※出典:公式サイト
分解した様子。
12mmのツイータードライバーと35mmのダイナミックドライバーを搭載していることもあり、しっかりとした厚みのあるサウンドを楽しめます。

充電に関しては付属のケーブルを使って行います。
充電時間は約1.5時間で最大20時間(音楽再生時)も使えますので一日中使用可能!
5分の充電で約1時間も使える急速充電にも対応しているため、外出先で充電切れが起こっても安心です。
nwm ONE 使用感レビュー

それでは、nwm ONEを使っていきます!
装着感|蒸れない、そして軽い!

軽い、蒸れない、長時間装着したままでも疲れにくい。※約185g
nwm ONEの装着感は、見た目以上に快適そのもの。
シリコン素材を用いたイヤーパッドは、締め付け感もありません。

※出典:公式サイト
私は普段オープンイヤー型のイヤホンを使っているのですが、やはり耳をふさがないというのはストレスフリーで最高ですね。


※出典:公式サイト
耳をふさいでいませんので、耳元から音楽が流れていても、周りとの会話は自由自在。


なお、私は眼鏡をしているので、ヘッドホンとの相性はあまりよくなかったりするのですが、nwm ONEは干渉も少なく快適でした。

デザイン性|見た目の良さは一級品!

見た目はシンプルでスタイリッシュで、近未来的。
正直な感想として「人を選ぶ」デザインだとは思いますが、見慣れてくるとファッションアイテムとして身に着けたくなるくらいカッコいい。

※出典:公式サイト
テストで外出先で使ってみたところ視線を集めていましたので、市民権を得るまでには多少時間がかかるかもしれませんが・・・それも一興。
実際に打ち合わせに着けていってみましたが、ビジネスシーンでも問題なく使えると感じました。
音質|迫力の本気サウンド!

肝心な音質については・・・、めちゃめちゃイイです!
12mmのツイータードライバーと35mmのダイナミックドライバーの2wayドライバーを搭載したことによって、迫力のあるリッチなサウンドを楽しめます。

低音から高音までバランスも良く、オープンイヤー型でありながらもズンズン響くような重低音も実現。
ボーカルの息づかいまで聞こえてきそうな歌声、ライブ会場にいるような臨場感も味わえますので、音に対する満足度は非常に高いと思います。※コーデックはSBC/AAC/LC3に対応

本当にオープンイヤー型?と感じてしまうようなサウンドになっていますので、一般的な密閉型のヘッドホンを好まれる方であっても納得の製品になると思います。
オープンイヤー型ということで音質は期待してはいけない・・・という先入観が多少ありましたが、良い意味で裏切られました。

音漏れ|驚くほど抑えられます!

※出典:公式サイト
音を閉じ込め、音漏れを最小限に抑えるNTT独自の「PSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)」技術によって、音漏れに関しては「ほぼ」ありません。
ある音波(正相)に対し180 度位相を反転させた波形(逆位相)を重ねると音が消える原理を応用しているとのことですが、本当にすごいです。
試しに友人に協力してもらい、音漏れ具合をチェックしてみましたが・・・爆音で音を流してない限り、ほとんど聞こえません。
通常の音量であれば、よーく聞こうとしても、何を聞いているのかわからないレベルなので、外出先でも安心して使えます。

通話品質|マイク性能がよく、快適な通話が可能!

通話性能も上々で、周囲の音をカットした状態で話者の声だけを届けてくれます。

※出典:公式サイト
NTTの特許技術「Magic Focus Voice」を使用した音が2つのマイクに到達する時間差を利用して音響空間を認識。
話者を特定する「ビームフォーミング」と、雑音を除去して音声だけを抽出する「スペクトルフィルター」の2つの技術をハイブリッド処理を行っているとの事ですが、本当にすごい技術です。
検証としてテレビの近くにいる状態でオンラインミーティングに使わせてもらったのですが、マジックフォーカスボイス機能によって、ほぼ「声」だけを届けてくれたようで、先方も聞き取りやすいとおっしゃっていました。
これだけのノイズ除去性能があれば、在宅勤務中でも安心して使えます。
マルチポイント
nwm ONEと複数台のデバイスを同時接続することができる「マルチポイント」の性能も上々。
スマホと接続して作業用BGMを聴きつつ、オンラインミーティングがはじまったらパソコンに自動的に接続されるなど、マルチポイントの性能を一度味わってしまったら・・・やめられませんね!
nwm Connect App|アプリも優秀!


nwm ONEのアプリ「nwm Connect App」については、普通に優秀。
ボタン操作、イコライザーの設定のほか、ファームウェアアップデートやマルチポイント設定などを調整できます。
無駄に多くの機能が使えるようになっていないので、扱いやすいアプリなのかもしれません。
まとめ

※出典:公式サイト
nwm ONEを一週間程度使わせていただきましたが、久しぶりにヘッドホンの常識を変えてくれた製品となりました!
周囲との会話を自然と行えるオープンイヤー型でありながらもヘッドホン型で、音質に関しては最高クラスのサウンドを楽しめるnwm ONE。
個人的に、かなりオススメの製品です!

本記事で紹介したnwm ONEの詳細は、公式ページおよび販売ページをお確かめください。
良いところ | 気になるところ |
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