「物を購入する直前に、正体不明の何かに背中を押されている」
そんな得体のしれない
「買う5秒前の購買動機を解き明かした書籍、
草場滋さんの「買う5秒前」という本を読んでみました。
実際にブログをやっていると、
アフィリエイトのように商品を紹介する事があると思いますが、
その際の購入率を高める方法の一つの考え方が
学べると思ったので読んでみたのです。
実際に読んでみて感じたのは、
アフィリエイト収入をアップさせたいブロガーさんには
大変参考になる書籍になっているという事。
今日は、こちらの「買う5秒前」について、
ポイントを絞って紹介していきます。
7番目の購買動機を知ることが重要
人々がものを購入する購買の動機は一般的には6つに大別されます。
- 必要
- お得
- 好み
- 流行
- 見栄
- 義理
といった6つの物です。
しかし、実際にはこの6つには当てはまらない事が多いと思いませんか?
後日届いた商品を見てみたら、何故買ったのかわからないものが多かったとしたら、まさにこの6つの購買動機以外のものに誘導されたことになります。
ざっくり言えば、本書は、その7番目の動機を解き明かしたもの・・・。P.5
と書いてある通りですが、一般的な購買動機以外の動機を知り、
それを活用するのが目的となる書籍となっています。
絶妙なネーミングに惹かれる
書籍の中では、本能であったり、ソーシャル、逆張りといったような
コンテンツ分けがされていますので、
気になったところから読んでもらうと良いかと思います。
僕が今回紹介するのは、なるほど・・・と、自分自身が感じたものです。
一つ目は、「絶妙なネーミングに惹かれるワタシ」という
タイトルの部分ですが、
例えば米粒からパンを作ることが出来る事で話題となった
「GOPAN」等が代表例。
絶妙なネーミングには商品を爆発的にヒットさせる潜在能力がある。P.117
とあるように、商品名はもちろんのこと、
商品につけられているキャッチコピーがいかに絶妙であるかどうかによって、
人は商品に興味を持ち、購入してしまうという事です。
別に欲しくもなかったし、興味もなかったのに
「GOPAN」が登場したときに家電ショップでチラシを手に入れてしまった方などは、
商品を購入しなかったにせよ、
この絶妙なネーミングに心を動かされたことになるわけです。
もちろん、ネーミングだけで購入したくなる!というのは
違うとは思いますがw
誰かの熱い思いに弱いワタシ
これは遊べる本屋のヴィレッジヴァンガード等が代表例かと思いますが、
各お勧めの商品に対して、店員が書いているメッセージの事です。
このメッセージに書かれている内容が
熱ければ熱いほど・・気が付けば商品を購入してしまうという事ですね。
考えてみれば、わざわざ書店に足を運ぶということは、自分のしらないホントの出会いを期待するからである。P.122
とあるように、出会いを求めている相手に対して、
商品をただ陳列するだけでなく、
ちゃんと応対する気持ちが販売にも必要になるってことなんですね。
これは書店でなくとも
インターネットサイトでも同じことが言えるかと思います。
毎日のように、店長がお勧めの商品を熱を持って紹介しているサイトか、
ただただ新商品を並べているだけのサイトか?という
視点でみれば一目瞭然で、前者の方が良いでしょう。
人は、誰かの熱いものに惹かれるものなんですが、
その熱量によって、買う動機につながるという発想は良かったです。
まとめ
今回の「買う5秒前」という書籍は、パラパラとめくってみるだけでも様々なヒントが得られるものだと思いました。
インターネットサイトという無機質なサイト、ブログを運営していると、どうしても対面してるのはパソコンのような気分になってしまいますが、
実際に閲覧してくれているのは「人」であることを忘れてはいけない、
そんなことを再認識させていただいた意味でも
読んでみて良かったと感じました。
wakoでした。
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