パソコンを使って絵を描きたいと思い、液タブ(液晶ペンタブレット)を調べ始めると、必ず出会うのが「GAOMON製」の液タブPD1560。
性能のわりに価格が安く、口コミ評価が高いのが、その理由で、amazonで「液タブ」と検索をしても1ページ目に出てきます。

そんなGAOMONの液タブPD1560をお借りし、モニターをさせていただく機会をいただきましたので、開封から実際に使ってみた感想をレビューします。
僕が最初に購入した液タブはwacom製の13インチのモデルでしたが、果たして筆感や描き心地に違いはあるのか?コスパが良いと言われる理由は何か?など、GAOMONの液タブPD1560を購入しようか迷われている方に参考になる口コミ情報をまとめてお伝えします。
目次
価格をチェック!液タブでアンダー4万円は安い!
まず最初に、そんなGAOMONの液タブPD1560の価格をチェックしてみます。
本日の価格情報(2018.6.18)では、アンダー4万円と非常にお値打ちな液タブになっています。
13インチと、少しインチ数を下げたwacomの製品であっても、倍くらいの価格がすることを考えると、非常にお値打ちな液タブになっているのではないでしょうか?
液タブの選び方については、以下の記事を参考にしていただければと思いますが、GAOMONの液タブ「PD1560」は、初心者には特にぴったりだと思います。
GAOMONの液タブPD1560を開封レビュー
それでは、GAOMONの液タブPD1560を開封して行きます。

GAOMONの液タブPD1560が届いたところがこちらです。
専用のダンボールに入って届きましたが、結構厚みのある素材だったので安心。

こちらはGAOMONさんのロゴマーク。

今回モニターをさせていただいた液晶ペンタブは15.6インチのもので、品番は「PD1560」となっています。

蓋を開封してみると・・・、なんと、梱包箱の下に、さらに「PD1560」専用のケースが入っていました。
そのまま引っ張り出してみると・・・

なるほど、こちらが製品(GAOMONの液タブPD1560)の梱包箱のようです。

液晶画面はもちろんのこと、全てのパーツがしっかりと梱包されています。
色々な商品をレビューしてきているのでわかりますが、GAOMONさんの商品の梱包には非常に安心感があります。

こちらはドライバーのダウンロードについての案内です。
一応ドライバーのダウンロード先については、設定方法のところでリンク先をのせておきますね。

続いて、取扱説明書です。

内容物などの情報はもちろん、説明については日本語で書かれています。

ディスプレイの接続方法などは、こちらをチェックすればスムーズです。特に小難しい設定もありません。

さて、梱包されて届いた商品を再びチェック。

こちらはフェルト素材でできた液タブ用のポーチ。
後ほど紹介しますが、本体の重さが非常に軽い液タブになっていますので、外出先に持っていくことも可能。
そんな時、こちらのフェルト素材のポーチを使うと安心して液タブを運ぶことができます。

中に入っていた小さなケースには、
- 充電式のスタイラスペン
- ペンホルダー(交換用の替え芯が8本)
- ペン充電用USBケーブル
- 電源アダプター(日本仕様)
- 統合配線
- 二本指グローブ
- プラスドライバー
が入っていました。

内容物については最初に取扱説明書をみながらチェックしていきましょう。

ということで、付属品の確認です。

こちらは絵を描くときの手袋(二本指グローブ)です。

ペンを充電するためのケーブル。

電源アダプターは当然コンセントが必要です。

こちらがスタイラスペン。

さらにペンスタンドです。中には替芯が8つ入っています。

パソコンと接続するためのケーブルは、統合配線となっていて、 ちょっと特殊な形状をしています。

こちらは液タブの裏側に取り付ける本体スタンドです。

そして、いよいよ登場したのがGAOMONの液タブ(PD1560)。
思ったよりも大きい印象を受けたのは、画面サイドスペースにショートカットキーが用意されているからだと思います。

本体の下には、液晶画面の保護シートが一枚ギフトとして入っていました。

最初からついている画面の保護用のフィルムが、あまりにも綺麗に液晶画面についているので剥がさなくても良さそうに見えますが、こちらのギフトをちゃんと使うようにしましょう。

特典として付いてきていた保護シートを横においてみると、いよいよGAOMONの液タブPD1560の本体が登場しました。
15.6インチあれば、十分だなぁと改めて実感します。

付属品パーツのスタンドを背面に取り付けることで、自立させることが出来るようになります。
この時にプラスのドライバーが必要になりますが、なんとセットで入っていますので直ぐに取り付けることが可能です。

そしてこちらが、スタンドを取り付けて自立させたGAOMONの液タブPD1560です。
うん、美しい・・・。

真上から見ると、どんな感じで自立しているのかが伝わるかと思います。

納品時には、保護用フィルムが貼ってありますが、使用するタイミングで特典として付いてきた保護フィルムと貼り替えます。

こちらが保護フィルムを貼り付け直した状態です。
僕は少しミスってしまい・・・気泡が中に入ってしまいましたが、数日すぎると綺麗な状態まで整っていきましたので、普通に貼り付けることができれば綺麗に貼れると思います。

こちらが、GAOMON 15.6インチIPS液晶ペンタブ(PD1560)のエクスプレスキー。
10個もボタンが付いていますので、非常に使い勝手が良いです。

その他の操作ボタンは側面に付いています。
画面の明るさやコントラストなどの調整はこちらのボタンを使って行うことが可能です。

反対側には、HDMIポートと、TypeCポートが用意されており、付属品のケーブルを接続して使用する形となります。
と・・、ここまでが商品を開封してみたところまでとなりますが、製品自体は非常に綺麗に梱包されて納品されていましたし、付属品なども一般的な液タブについてくるものが一通り揃っている印象です。
なぜこんなにも安価な価格設定で提供できるのか不思議ですが、口コミ評価が高い理由は、すでにわかる気がします。
GAOMON液タブPD1560を設定|実際に使ってみた!

では、設定に入っていきたいと思います。
僕は基本的に液タブを使う際には、クリップスタジオペイント(以下クリスタ)を使用していますので、クリスタを使うことを前提にしてお伝えして行きます。

ショートカットキー(エクスプレスキー)に関しては、CLIP STUDIO TABMATEを使ってしまっていたので、それほど液タブについているかどうかは問題にはならないんですが、せっかくなので10個のショートカットキーには、それぞれ役割を与えて使わせてもらいました。
結果、板タブにショートカットキーがあるのは結構便利だと気づかされました(笑)
また、今回のGAOMONの液タブPD1560については、据え置きで使うというよりも、作業場・リビング・その他の場所など、複数の場所で使用させてもらっているのですが、本体自体が軽いので持ち運びも割と自由で使い勝手が良かったです。この点も大きすぎない液タブのメリットと言えるのかもしれません。
なお、今回のテストに関してはマックブックエアーと、Windowsのデスクトップの両方に設定して使ってみたんですけど、どちらも使用感は良好。

また、左側にショートカットキーがあるのは右利き用の写真ですが、上下を反転させて画面を回転させることで左利き用としても使いやすくなります。
設定・接続・ドライバについて

ドライバーのダウンロードに関しては、途中で紹介したドライバーの案内を見ればダウンロード先が載っています。
以下よりアクセスをして、ご自身の作業環境に合わせて最新のドライバーをインストールしましょう。
使い心地、ペンの遅延・筆感(筆圧8192レベル)は?

GAOMONの液タブPD1560についてくる付属のスタイラスペンの筆圧のレベルは8192と、非常にハイスペックです。
当然のことですが充電式となっていますし、充電しながらでも使うことができるようになっています。

スタイラスペンの重量は16gと非常に軽量。握り心地も非常に良いペンで、長い時間使っていても疲れません。

ペン先については他社製品と比較すると、ちょっとだけ太い印象ですが、使い心地は良好。
ペン先を指で押し込んでみると、ほんの僅かですが沈み込みがあり、これが描きやすさに繋がっていることを感じる。Wacom製と比較すると、ちょっとだけ深く沈むような印象ですが、好みによるかと思います。
グリップ部分についてはプラスチック素材になっていますので、少々滑る印象がありますが、描いていて滑ってしまったことはありません。
ペンについている機能としては、2つのスイッチのみ。

ペン先については磨耗した場合に交換が必要ですが、8つの替芯がペンホルダーに隠されて用意されていますので、安心です。
ペンの反応速度は十分で、描画のズレもほとんどなし。

また、液タブを使っていて気になるペンの遅延についてはほとんどありません。これくらいのスピードでついてこれるなら十分すぎるスペックと言えるかと思います。

また、ペン先と液晶画面の描画のズレについても「ほとんど」なく、絵を描いていて気になる点は特にありません。
画面の綺麗さは?

画面のサイズはなんどもお伝えしている通りで15.6インチです。

15.6インチといってもピンとこない方も多いと思いますので、A4サイズの用紙を液タブに載せてみました。
液タブを色々と試させていただいたり、店頭でチェックさせてもらっているのでわかる事かもしれませんが、このGAOMON液タブPD1560の液晶画面は、とっても綺麗です。

普通にパソコン用のサブモニターとしても使えるくらいのクオリティの画面は、色合いなどをはっきりと出してくれます。
液晶方式がIPSになっていますので、角度をつけたことによる見え方の差は、ほとんどありません。
IPSフルHDスクリーン・解像度:5080LPI、レポートレート:233PPS、視野角:178°スクリーン、解像度:1920 x 1080(16:9)、画面サイズ:344.16×193.59mm(13.5 * 7.6インチ)
持ち運びに関してはフェルトポーチが役に立つ

なお、GAOMONの液タブPD1560を持ち歩くには、付属品のフェルトポーチが非常に役に立ちます。ペンと本体(スタンドを外した状態)を入れておくことが可能です。
接続するためのコードなどは、別途別のケースに入れておかないといけませんのでご注意ください。
しかしながら本体の重量が非常に軽量なので、外で使いたくなった時にも大変重宝する液タブであると感じました。
GAOMONってどんな会社?信頼してイイの?
正直に言うと、GAOMONと言う会社のことを僕自身知りませんでした。
しかし、今回紹介しているamazonで販売されていた液タブ「PD1560」を何度も目にするうちに興味をもち、少しずつ調べてみると・・・
液タブ・板タブ・トレース用のLEDライトパッドなど、イラストに関わる製品を多数販売されている特化型の会社様であることを知りました。
さらに、今回モニターさせていただくにあたり、いくつかの質問のやりとりをメールでさせてもらったのですが、非常にレスポンスが早く、丁寧な対応をしてくださりましたので・・・信頼感もアップ。
日本製でないとサポートが・・・と心配になるところもあるかもしれませんが、サポートセンターも充実している印象なので、安心て購入できるかと思います。
ガジェットブロガー的まとめ

今回、GAOMON 15.6インチIPS液晶ペンタブを使わせていただいて感じたことは、非常にコスパに優れた液タプになっていたということ。
最初にwacomの13インチの液タブを購入し、その後も数台の液タブを試してきた自分からすると、この画面の綺麗さ、ペンの走り具合からしてもアンダー4万円で購入できるレベルではないと感じました。
優秀な板タブを購入しようと思えば、1万円以上するかと思いますが、そこに多少プラスすることで液タブになると思えば買い!ではないでしょうか。

また、液タブの選び方の中でもお伝えしていますが、長く愛用していく上で重要となるのが、「インチ数」「筆圧レベル」「画面の綺麗さ」だったりするわけですが、どのポイントも優秀。
この性能で、この価格だと思えば・・・コスパが非常に優れているとしか言いようがありません。
また、GAOMONさんの液タブを初めて使わせていただいて感じたのは、「デザインがスタイリッシュ」でデスクに置いておいてもカッコイイという点もお伝えしておきたい。
15インチ以上の液晶タブレットをお探しの方で、性能は譲れないけど、予算的には抑えたい!
そんなあなたにぴったりな液タブの一つとしてオススメいたします。