そんな疑問を持ったのは、何を隠そう自分でした。
先日ゲーム実況用のキャプチャーボードをレビューさせてもらったんですが、ヘッドホンに付いているマイクを使って声のテストをしてみたら、結構ノイズがはいってしまって聞き取りにくかったんです。※安物だからかな?
で、顔出しをしているゲーム実況系YouTuberさんの動画をいくつかチェックしてみたんですが、音はイヤホンで聴いて、声はマイクを使っている方が多いことがわかったのです。
理由を調査してみると、やはり高性能なマイクを使ったほうがクリア&遅延なく声が拾えるので、視聴してる側のストレスが少ないということでした。
なるほどね。。。
なんて思っている自分のところに、サンワダイレクトさんにて販売中の高性能USBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」を、モニターとしてレビューする機会をいただきました。
コンデンサーマイクとは、簡単に言うと電源につないで使用するマイクのことで、振動や湿度に弱い部分はあるものの、感度が高いので「質の良い音」を収録できるものなんだとか。
そんなUSBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」を試してみた感想を記事にまとめつつ、実際に慣れない音声録音に挑戦してみましたので紹介していきます。
目次
USBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」の特徴
- ダイレクトモニタリング
- プロ仕様のUSBマウス(AC電源不要)
- ハイレゾ録音対応
- 単一指向性・全指向性・双方向性・ステレオ録音
- ヘッドホン出力に対応
- エコーキャンセリング機能
- メタルハウジング
公式販売ページをチェックしていて気になった機能は上記の通り。
僕自身、マイクはiPhone用のものを1つ持っていて、音声入力に使っていたりしたんですけど、パソコンで使うような高性能マイクは人生初。
なので、上記機能が如何に優れているのか?については、わかっていない部分も多いですが、同価格帯の他社製品と比べてみると「優れている」ことがわかりました。
ヘッドホン出力に対応
ゲーム実況をベースに考えた時に「よい」と思ったのは、ヘッドホン出力に対応しているところ。
別売のヘッドホンを接続することで、パソコンを介さずにマイクの音を出力することが可能ですから、遅延なく自らの声を収録することが出来るのです。
従来のマイクの場合、パソコンを介してから自分の声を聴く形になるため、多少の伝送ロスが起こり、遅延が発生してしまうということですね。
ゲーム実況も「その瞬間」にあった声が出ていないと違和感が出てしまうので、このヘッドホン出力に対応しているのはありがたいと思います。
ハイレゾ録音対応
最大24bit/96kHzのレコーディングに対応しているということで、一般的なマイクよりも感度の高い音を録音することが出来ます。
空気感、臨場感の高い音を録音したいゲーム実況者にとって、ありがたい機能ですね。
僕自身は音楽はやりませんけど、レコーディングにもピッタリ。
ネットラジオの配信なんかにも使える、まさに高性能マイクということがわかりますね。
指向性が4モードあり、汎用性抜群
ゲーム実況をメインに考えているのであれば、単一指向性のみでも良いかと思いますが、将来的に複数名でゲーム実況動画を撮影することになったとしても大丈夫!
USBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」は、正面はもちろん、双方向、全方向など、モードを変えることも出来るのです。
- 単一指向性は、マイク正面の音
- 双方向性は、前面と後方の音
- 無指向性は、全方向からバランス良く集音
- ステレオは、左右のチャンネルから臨場感のある録音
といった形で、ゲーム実況をメインとしつつも、様々な使い方が出来るマイクになっています。
レビュー!USBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」をPS4で使ってみた
では、PS4で使ってみます!
最初に便利だと思ったのは、AC電源不要で使用できるということ。
USBケーブル1本で接続できるので、コンセント問題もないんですよね。
エコーを軽減してくれるという「エコーキャンセリング機能」も秀逸で、反響ノイズを軽減してくれます。
また、正面にある操作ボタンのおかげでミュートもすぐに出来るなど、音量調整がススっとできるのも嬉しいという印象です。
ゲーム実況キャプチャーボードと接続
ゲーム実況画面の録画に関しては、同社が販売するゲーム実況キャプチャーボード「400-MEDI032」とつないで行っていきます。
色々とテストをしている様子を撮影しているため、デスクの上が乱雑ですみません…。
PS4とパソコンを繋いで録画をする場合には、マイクをパソコンに接続して録画を開始するだけでOKだったのですが、SDカードに録画する場合には「3.5mm オーディオ 変換 アダプタケーブル(上の写真のような変換ケーブル)」をゲーム実況キャプチャーボードに接続して、マイクとヘッドホンにそれぞれ接続する必要がありました。
この点は色々とやり方があるのかもしれませんが、SDカードに録画&PS4と接続する場合には、現状この方法でしか僕は接続ができていません。※また調査します
もし音が出ないなどの問題が起こった場合には、PS4側の周辺機器→オーディオ機器の設定を変更されると問題は解決できると思いますので、PS4ユーザーはチェックしてみてください。
自分の環境でも使えるかどうか心配な方は、ツイッターで問い合わせてください。僕で試すことが出来ることであれば試してみますね。
なお、ケーブルはマイク本体下部より接続する形になりますので、「ケーブルそのものが目立たない」のも嬉しい仕様。
配線は整える必要がありますが、設置した状態は「きれいな状態」になります。
音は鮮明!ノイズも少なく聞き取りやすい
ゲーム実況自体をやったことがないのでわからない部分があるのと、僕自身が自分の声に慣れていないこともありますが、声は非常にクリアに録音することができます。
このマイクを使えば、声質の問題はさておいて「マイクの性能による聞き取りにくさ」については感じないでしょう。
エコーを軽減する「エコーキャンセリング機能」がついているのでハッキリとした声になるし、ノイズが少ないので「プロっぽい」音声を録れますね。
マイクとして使いやすい
マイク音量の調整、ミュート機能などはマイク正面についている操作ボタンで調整が可能です。
ゲーム実況をする場合、部屋に誰もいない状態で録画をする事が多いんでしょうけど、「家族に途中で声をかけられたり、宅配が届いたりして中断」なんてことも結構あるんですよね。
そんなときでも「マイクをミュート」にしておけば、声がダダ漏れになってしまう心配もなし。
パソコンなどを使わなくても、直接音量などを調整できますから便利なんです。
USBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」レビュー開封の儀
では、USBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」が届いたところ、開封するところを紹介していきます。
商品のパッケージは、結構シンプルなものとなっていて、蓋をあけると取扱説明書が出てきました。
その下に入っていたUSBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」を見てみると、かなりしっかりと緩衝材に包まれた状態にて、マイクが収納されていました。
アマゾンで購入した簡易的なマイクを使っていた自分からすると…、梱包状態が全く違うことに驚いてしまいますね。
こちらが、USBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」です。
サイズは、約W110×D110×H270mm(ケーブル除く)となっており、正直言って思っていたよりも大きかった印象ですが、それがまたかっこいいんですよね。
前面には、指向性切り替え、ヘッドホンの音量、マイク音量、ミュートなどの操作ボタンが集約されています。
デザイン的には、超カッコいいです。
高級感があり、耐久性の高い筐体になっていますので、インテリアの質も上げてくれます。
裏面に滑り止め加工がしてありますので安定感も抜群。
重量もそれなりにありますから(約1.03kg)間違えて倒してしまう心配も少ないと思います。
マイク自体は角度を調整することが出来るようになっているので、自分の声が一番届きやすい角度で音声を録音することができます。
こちらは底の部分。
付属品のケーブルはマイクロUSBです。
こんな感じでパソコンやゲーム機と接続する形になります。
設置してある雰囲気も上々。高級感あふれるマイクになっていますよ。
Mac音声入力にも最適で、ブロガーの記事作成にもオススメ!
ここからはブロガーとしての使い方を少々。
僕はブログ記事の入力をタイピングではなく、「音声」を使ってすることが結構あります。
理由はいくつかありますが、記事を必要としている仮想ターゲットに向かって話すようにすることで「文章の抜け」などに気づけるし、思ったよりも入力スピードが早いからです。
そんな音声入力に、USBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」を使ってみたのですが、やはり素晴らしい性能。
マイクから30cmは離れているような場所から言葉を発しても、正確に言語をキャッチしてくれます。
マックブックエアーについている標準装備のマイクで音声入力をすることもあるのでわかりますが、文字への変換精度が高くなっているような印象です。
こんなマイクを使い始めたら…、普通のマイクには戻れなくなってしまいますし、より音声入力をしてしまうようになると思います。
なお、Windows10の音声入力の精度は最悪でした…。まったく話した通りに変換してくれないので使い物になりません。ご注意ください。
音声の文字起こしにも使える!
打ち合わせ時のボイスレコーダーを使って、文字起こしなんかも出来るのでは?と思ったので試してみると・・・出来ました!
正確な文字起こしをしてもらうためには、ボイスレコーダー側の性能の問題もありますが、かなり正確に文字起こしが出来た印象です。
試しに…と、最近毎朝の日課になっている西野亮廣さんのVoicyをiPhoneから流し、今回紹介しているUSBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」を使って音声入力をさせて「文字起こし」をしてみると、見事な精度で入力をしてくれました。
もしかするとマックブックエアーの実力かもしれないと思い、USBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」を外して、標準装備のマイクを使って試してみたところ、1/3程度の「文字起こし量」だったので、やはり正確に言語をキャッチできる高性能マイクの性能は抜群のようですね。
レビューのまとめ
ゲーム実況はもちろん、ビジネスにも使える高性能なUSBコンデンサーマイク「400-MC015PRO」のレビューをお伝えしてきましたが、いかがでしょうか?
僕自身、最初はゲーム実況用として使っていこうと思っていましたけど、今となっては文字入力+文字起こしの大切なパートナーになっていますので、使い方は人次第でまだまだ広がっていくのではないか?と感じています。
当然のことながらゲーム実況用としても素晴らしい性能なので、買ってみて損はなし!
小学生のあこがれの職業ランキングにも入っているYouTuber。
その中でもゲーム実況をやってみたいと思われている方は、是非詳細を公式サイトにて確かめてみてください。
実際に録音した音声データをアップしましたので、上記動画をお確かめください。
投稿した動画は『WAKO MIX CANNEL』にアップさせてもらいましたので、合わせてチェックしてみてくださいね。
ゲーム実況をやってみたいけど、高性能なマイクっているのかな?
ヘッドホンについているマイクで十分な気がするけど、ノイズが入いるし、声がボソボソと聞こえるような気もする。
実際「高性能マイク」って、ゲーム実況に必要なのかな?