動画配信・編集に最適な「カスタムコントローラー」が欲しい。

そんなアナタに、「Loupedeck Creative Tool(CT)」を紹介する。
こちらのガジェットの特徴は、何といっても自身の作業環境に特化した「無限のカスタマイズ性」。

ビジュアル表現されたタッチスクリーン、回転によって微調整できるホイールやダイヤルを「計45個」備えており、これ一台で「様々な効率化を図ること」が可能になるんです。
具体的に言うなら、コピー&ペーストをワンアクションで行えるようになるボタンを、自分自身で設定できるようなものだ。

「左手デバイス」という呼び方はあまり好きではないんですが、コマンド操作が簡易化できる便利なアイテムという意味では、まさに「左手デバイス」と言えるでしょう。
そんな「Loupedeck Creative Tool(CT)」のサンプル品を提供して頂いたので、レビューをご紹介。
メインで使っているノートパソコンの相棒として数週間試しているのですが、驚くほどの「効率アップ」につながっています。
目次
Loupedeck Creative Tool(CT)開封の儀|同梱物の確認
では、Loupedeck Creative Tool(CT)が届いたところから紹介していきます。

こちらが「Loupedeck Creative Tool(CT)」が届いたところです。
シンプルなデザインの外箱ですが、抜群のセンス。

外箱を外して、中に入っていたパッケージを出してみました。
Loupedeck のロゴが「凸文字」で表現されていることもあり、美しいデザインです。

フタを開けてみました。
中には緩衝材がしっかりと入っており、ちょっとした衝撃では本製品が壊れないようになっています。

緩衝材を横に置いてみると、「Loupedeck Creative Tool(CT)」本体が登場しました。
まだ電源も入っていない状態ですが、高級感もあって、ゴツイ感じもあって・・・めちゃめちゃカッコイイです。

中に入ったものを並べて撮影してみました。
- Loupedeck Creative Tool(CT)本体
- USB-C & USB-C ケーブル
- USB-A → Type-C 変換アダプタ
- 取扱説明書

取扱説明書。

日本語で書かれていますので、ご安心を。

こちらがパソコンと接続するためのケーブル。
USB-C & USB-C ケーブルとなっており、一方は「L字型」になっていますので使い勝手が良い。
ケーブル自体も耐久性がありそうな素材なので、長く使っていけそうです。

USB-AからType-Cに変換するアダプタ。
パソコンに「USB Type-Cポート」を搭載していない場合に使用します。

そして、「Loupedeck Creative Tool(CT)」本体です。
サイズは「横15cm x 縦16cm x 厚み3cm」となっており、重さは400g。
手のひらを広げたような大きさと軽さなので、ケースを用意することによって「持ち運び」にも適しています。

以下は、専用のケースです。

底面。
中心にはLoupedeckのロゴマーク、四隅には滑り止めが付いています。
角度をつけるためのスタンドは付いていませんので、このあたりは工夫が必要になる方もいるかもしれません。※スタンドはなくても使えます


ちなみに私は「MOFT Snap-On タブレットスタンド」を取り付けて、必要な時に角度を付けられるようにしています。


スタンドを付けずに使用することの方が多いのですが、角度があった方がわかりやすいこともあり、こんな風に工夫して使わせてもらっております。

側面。

側面②。
厚みは3cmです。

Loupedeck Creative Tool(CT)本体上部のインターフェースです。
こちらから先ほどのケーブルを接続します。

ボディは高品質のアルミニウムカバーになっています。

光沢を抑えたマッドブラックになっていますので高級感も抜群!
Loupedeck Creative Tool(CT)がデスク上に置いてあるだけで、「インテリア」のレベルが上がります。

ボタン・ダイヤルの数を数えてみると、「45個」。
これだけの数のカスタマイズを行えると思うだけで、ワクワクしてきませんか?。

別角角度から撮影。
上部のタッチスクリーンとダイヤルは、「何を設定しているか?」が視覚的にわかるようになっています。

中央下部のダイヤルも液晶表示。

こちらは左右に回すことが出来るようになっており、例えばネット閲覧時に「画面を上下に動かすこと」も出来ます。

各ボタンの作りも丁寧です。

ボタンの種類によって押し心地が違うのも、使い勝手を上げているように感じています。
正直な話、この手のガジェットは「細かい部分にこだわり」がないものが結構あるんですけど、Loupedeck Creative Tool(CT)は全体的に作りが丁寧です。
Loupedeck Creative Tool(CT)を使ってみた!

それでは、Loupedeck Creative Tool(CT)を使っていきます。
Loupedeckソフトウェアに関しては、以下のページからダウンロード&インストールを行ってください。

こちらがLoupedeckソフトウェアの設定画面です。
あとは、自分が使いやすいように各ボタンをカスタマイズしていくのみになります。
一般的なボタン

どこから設定しても良いのですが、一般的なボタンから設定してみたいと思います。

左下の部分。

何を設定するかは、その人次第になりますが、記号と文字が書かれていますので「ある程度合わせるように設定される」のがベストだと思います。
Saveには、「コントロール+S」を設定していく感じ。
各ボタンの下にあるのは「Functionボタン」を押しながら「ボタン」を押した場合に、設定されるアクションです。
必要なショートカットキーを自分で設定することも出来るため、カスタマイズは確かに無限。
特殊なショートカットキーを要するソフトウェアであっても、ほぼ完全対応させることが出来るのではないでしょうか。

同じく一般的なボタンの右側です。

初期設定では、キーの上下左右などが設定されていましたが、私は全選択、コピー&ペーストなどのコマンドを配置しました。
A/B/C/Dという表記が丁度利用しやすかったのです。

設定した情報が液晶画面に映らないボタンは、なるべく「わかりやすい」ものを設定することをオススメします。
何を設定したっけ?と見に行く時間は無駄になりますので、非効率です。
ホイールの設定

続いてホイール部分の設定です。

ホイール部分はタッチコマンドに加えて、回転調整に使用できるとのこと。

例えばこんな風に設定してあると、ホイール部分には時計が表示。
タッチするとタイマーページに飛びますので、私はポモドーロタイマー(25分・5分)を設定しておいて使っています。
また、ホイールを回すと「マウスホイール」をくるくるさせたものと同じ動きをするという感じです。

ホイールの液晶部分は、上の写真のように設定できるようになっており、各アクションを登録することも可能。
左右のスワイプによって画面を切り替えることも出来るので、ホイールは大変便利に活用させてもらっています。
丸いボタン

続いて、タッチスクリーンの下にある8個のボタン。

設定したワークスペースを割り当てたり、良く使用するアクションを割り上げることによって便利に使えます。

数字の他に、記号と文字が書かれていますので、ある程度合わせた方が使い勝手が良いとは思いますが、個人的には「ココは自由枠」。
私はワークスペースの割り当てによって「全体的な使い勝手」を上げるために活用しています。
タッチスクリーンとダイヤルボタン

最後に、タッチスクリーンとダイヤルボタンを設定。

タッチスクリーンのボタンは中心部分の12個ですが、足りなくなってきたらページを増やすことが出来ます。
私は「ブログ執筆用」「SNS運用」などの「タッチスクリーンページ」を設定し、先ほどの丸いボタンで呼び出せるようにました。

こちらは「ブログ執筆用」に作成したページです。
WordPressはショートカットキーが多数用意されておりますが、良く使用するショートカットを登録しておくと効率化につながります。

こんな風にアクションを登録しておくことで、例えばワンボタンで「番号なしリスト」を設定できてしまうわけですから、便利ですよね。

また、あいさつ文をテキストデータ化して登録しておけば、記事冒頭の挨拶などはワンボタンで入力が出来てしまいます。
このあたりは活用していきながらカスタマイズされるのがベストになるかと思いますので、私なりの完成形は、またいつか追記したいと思いますが・・・使い倒したら相当な効率化につながると、現時点で確信しております。

最後にダイヤル部分。

回す+押し込むを設定できるダイヤルページは、なかなか便利です。
配信をやっていたりすると、音量・マイクボリュームなどを微調整したくなるのですが、ダイヤルだとスムーズに求めている設定数字に合わせられます。
また、ミュートを一発で行えるのも地味に便利です。
デバイス設定

あとは、アカウントからデバイスセッティングを開くと、バックライトの強さであったり、振動のON/OFFの設定も行う事も出来ます。
ちょっとしたことかもしれませんが、インテリアの雰囲気に合わせたいところもあると思うので、ぜひ設定しておきましょう。
プラグインの設定

あとは、最初から使用するソフトウェアに対応しているプラグインをダウンロードして使うのも便利です。
アップロードされている動画編集・デザインソフトなどを使っている方であれば、いったんコチラからプラグインをダウンロードして設定し、カスタマイズしていく事をオススメいたします。

私は配信で使用している「ボイスモッド」という声を変えるソフトウェアのプラグインをインストールして使っていますが、便利です。

これは例ですが、例えば声質を変えたい時にクリーンモードにしたり、DJモードにしたりするのを簡単に切り替えられます。
連動されているので、アイコンが出てくるのも嬉しいですね。
ボイスモッドには効果音を出す機能もあるので、これからカスタマイズしながら最高の状態に仕上げたいと思います。
まとめ

Loupedeck Creative Tool(CT)、最強です。
どうやったら設定できるの?と思うような部分が多少あったりもしますが、使いこなせるようになると最強の効率化デバイスになると思います。
使えば使うほど効率化が進むガジェット「Loupedeck Creative Tool(CT)」の詳細は、販売ページや公式ページをお確かめください。
→Loupedeck Creative Tool(CT)公式サイト
私は自宅専用に・・・と思って使い始めたのですが、良くも悪くも「効率が上がるガジェット」を手放せず、結局はケースを用意して持ち運ぶようになりました。
ケース自体は頑丈であれば、専用のものでなくても大丈夫だと思います。