Blenderを活用してキャラクターモデリングをしてみたい。
でも、Blenderは操作が難しいし、そもそもキャラクターのモデリングを教えてくれるような魅力的な教材が少ない。
そんな悩みを持たれているアナタに向けて、3Dキャラクターアーティスト「シン・ミンジョン」さんが講師となる、Coloso「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング」を紹介したい。
Coloso「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング」は、簡単なアイテム→顔→ボディーといったように、3Dキャラクターを作るノウハウを段階的に学べるオンライン動画講座になっており、一言でまとめるのであれば「究極のBlender教材」。
この教材をマスターすることが出来れば、2Dで描いていたキャラクターを3Dに出来るようになるような・・・濃厚な内容です。
今回、そんなColoso「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング」を体験させていただきましたので、口コミをご紹介。
作れるものに限りのない無料3DツールのBlender、マスターしたいのなら間違いのない「オンライン講座」です。
今回の教材は、見るだけではなく「実際に操作を覚えている」兼ね合いで、現状すべての動画を体験することが出来ておりません。※動画自体は閲覧し終わっています
順次講座を体験した段階で追記してまいりますので、ブックマークしておいていただけますと幸いです。
→Coloso「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング」
目次
Coloso「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング」の講座内容
Coloso「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング」講座の内容としては、「Blender」の基本スキルをマスターするところからスタートし、「立体感のある3Dキャラクターを作る」のが目標となっています。
そのため、講座自体は「Blender」の超基本となる「画面の見方」「操作方法」「ショートカットキー」「初期設定」等から始まります。
その後、かわいいアイテムのモデリング、顔、ヘア、衣装、ボディー・・・といったように、段階的に難しくなっていくカリキュラムが組まれている。
そういった内容の書籍も「販売されている」と思われるかもしれませんが、実際に書籍も購入してみた感想も交えるのであれば・・・内容の充実度・わかりやすさに雲泥の差があります。
書籍では「どうやって動かしているのか?」がわかりにくいと感じた部分であっても、動画になっていると操作が見れるし、実際に講師の方が操作した内容が「画面左下」に表示されているので、同様の動きが出来るのです。←これ初心者には特に重要!
例えば「Ctrl + r」というショートカットキーを押した場合、画面左下に「Ctrl – r」という表示が出ます
「3Dキャラクターアーティストとして最も重要なスキルは、Sculpting(彫刻)」と言われていることもありまして、2Dキャラクターでは感じられなかった、豊かで立体感のある3Dキャラクターを完成させたい・・・そんな想いを叶えてくれる講座になっています。
また、多様な例題ファイルを提供してくれるのも特徴のひとつ。
キャラクターの髪の毛のサンプルファイル、リトポロジーされたキャラクターファイルなどが入っていますので、応用するだけでも、自分だけのスタイルに活用できるのも嬉しいですね。
- Blenderの必須機能
- 簡単なSculpting方法
- 自分だけのキャラクター作り
- キャラクターの演出方法
- 補正の使い方
- クオリティを上げるプラグイン適用法
など
- 本数:41本の映像
- 難易度:初級
- 期限:無期限視聴
- 使用プログラム:Wacom Intuos・Adobe Photoshop CC・Blender
- オンラインVOD
- オーディオ:韓国語
- 字幕:日本語
- 講座特典:作品数15点、7種類の例題ファイル
講師はシン・ミンジョン
講師は3Dキャラクターアーティストのシン・ミンジョンさん。
人体を単純化した形態の、スタイライズドな3Dキャラクターの制作を得意としたアーティスト。
Youtubeチャンネルやインスタグラムを運営していますので、どんな雰囲気のデザインをされるのか?について、特徴を捉えるためにもチェックしてみてください。
そんなシン・ミンジョンさんが、数年間に渡り独学を通して理解を深めた3Dキャラクター制作のすべてを詰め込んでくれたのが本講座ということで、見る側としては感謝しかありません。
Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリングを体験してみた!
それでは、「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング」を体験していきます。
まず最初に感じたことは・・・、良い意味でボリュームが多いということ。
ただ単純に時間が長いのではなく、意味のある講義、実践風景が動画になっている感じです。
言語は「韓国語」ですので、残念ながら聞き流す事は出来ませんが、字幕が出ているので問題なし。
3Dキャラクターアーティスト「シン・ミンジョン」さんが、情報を細分化して、順序良く紹介してくれるため、途中で詰まってしまうところが少なかったのも印象的でした。
ちなみに私はiPadとノートパソコンの両方で受講。
3台の端末から閲覧可能になっていますので、どこにでも持ち運べるiPadでも観れるようにしたのですが・・・これが大正解。※iPhoneもオススメです
仕事終わりにソファで寝ころびながら、移動中の電車の中で、「Blender」を勉強させていただいておりました。
序盤は基礎固め~操作に慣れるところからスタート
最初はBlenderの「基礎」を固めるところから始まります。
私は幸い、CGデザイナー へもBlendさんの講座「Blenderで0から始める3DCG : モデリングからアニメーションまで」を受講していたので、基礎の部分はある程度理解していたのですが、初心者にとってBlenderの基本のキから解説してくださるのは本当に有難い。
点、線、面、個体・・・などの基本的なところから解説し、工程にはいる。
途中、Sculpting(彫刻)がキャラクターを作る最初の工程であり、全てがここにかかっている・・・と、おっしゃっていたのですが、後半に行けば行くほど納得できます。
キャラクターの全体像を作ったらパーツ分け、その後、髪の毛など細かなディティールをつめていく。
この冒頭の部分が、キャラクターを作るうえで重要なスケッチ段階だと考えるのが良いとのことで、普段から描いていたキャラクターのイラストを、立体的に考えるキッカケにもつながりました。
そう、キャラクターイラストの勉強にもなるんです!
そして、Retopoiogy(再構成)という要素を最適化する工程へ。
3Dキャラクターは点・線・面で構成されているのですが、この要素を最適化することで「軽く」して、情報を整理していく必要があるのです。
そして、面を切って広げるUVマッピング、その上に色を塗るテクスチャペインティングとつながっていきます。
全体像が仕上がってきたら、アクセサリー、髪の毛、服などを追加するモデリング作業。
髪の毛を一本ずつ修正してつくっていくなど、細かい部分を詰めていくので・・・見た目的には難しそうな印象でしたが、実際には「声」+「映像付きで解説」していますから、割とスムーズに進みます。
Blenderでよく使うショートカットキー、Modeling~Sculptingの基礎、3Dキャラクターの制作に「よく使うブラシ」等も解説してくれますので、躓きにくいスタートを切ることが出来るでしょう。]
Blenderでよく使うショートカットキーについては特典資料としてダウンロードできるようになっています。
こちらを印刷して手元に置きながら作業をすることで、スムーズにBlenderを進められるのも嬉しいですね。
身近なモチーフとして、漫画に出てくる朝ご飯作りから始めていく
ここからは実際にBlenderに触れていきます。
冒頭に「クレヨンしんちゃん」が出てきて驚きましたが・・・写真のような、漫画に出てくる「朝ごはん」をBlenderで作っていくのです。
ソーセージや卵焼きをBlenderで作るという発想が自分にはなかったのですが、そんなアイテム作りからマスターしていけますので「こうやって触ればいいんだ・・・」と取っつきやすい。
お茶碗を用意して、ご飯を作る。
普段ならイラストで描いているようなシーンをモデリングで作ることになるとは思っていなかったのですが、実際に体験すると・・・めっちゃめちゃ面白い。
イラストの場合、視点を変えることは出来ませんが、Blenderで作った作品は「視点」を変え放題(真上・真横など)なので、トレース用にBlenderをマスターするのも良いと感じています。
このあたりの話は、【口コミ】Coloso「シルエットと色を中心に描く可愛い背景イラスト」でもお伝えしていますから、合わせて以下の記事もご覧ください。
そこからはPhotoshopを使ってのUVマッピング、Rendering後にCompositingで簡単に補正するといったテクニックも覚えられます。
その後、可愛い女の子のキャラクターを作っていく工程は必見
そして、可愛い女の子のキャラクターづくりに入っていきます。
顔からスタートして体を作っていくのですが、Sculpting(彫刻)が・・・・見ているだけでも楽しい。
子供の頃に粘土で作っていたような作品を3D上で作っているような印象で、細かいところまでしっかりと作り込める。
頬のふくらみ、目のくぼみ・・・など、繊細な作業が求められるところはありますが、作業風景をそのまま動画で見せてくれているので、触っているうちに「なんとなく」出来てしまいます。
ベースが出来上がったら様々な姿勢と表情作りを進めていって、どんな場面にでも使用できるキャラクターへと仕上げていく。
歩く・怒る・驚いているなど、表情も自由自在というのも、この講座の面白いところです。
そこから先は、ネタバレになりますので多くは語れませんが・・・、Curveを利用して髪の毛作りであったり、キャラクターTexture Painting、Photoshopでキャラクターを補正する方法などを解説してくれるのですが、どれも難しい工程であるにもかかわらず丁寧な解説で「自分でも出来そう」と思わせてくれました。
こんなの無理だ!と思ってしまう書籍やネット上の情報とは・・・やはり、Colosoさんは一線を画しますね。
まとめ
Coloso「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング」を受講してみた感想をまとめると・・・大変勉強になりました。
正確には今も動画を見ながらBlenderを覚えている状態にはなりますが、前回レビューさせていただいた「Blenderで0から始める3DCG : モデリングからアニメーションまで」からの流れで観させてもらったこともあり、Blenderへの理解が深まった印象です。
私はイラストが趣味なんですが、「いつか自分で描いたキャラクターを3D化してみたい」と思っていたので、その第一歩を踏み出せたような感じがします。
このあたりの講座を見ている時に、私のような才能がない人間でも、可能性を感じてしまったのです!!
当面の間はBlenderと悪戦苦闘するとは思いますが、書籍で勉強しながら進めるのと比べれば、効率よくマスターしていけるColosoのオンライン講座。
個人的には満点でございました。
そんなColoso「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング」の詳細は、以下の公式サイトをお確かめください。
→Coloso「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング」
お得なBlenderセット講座「Blenderで完成する3Dキャラクター制作Class」もオススメ!
今回紹介した「Blenderを活用した楽しい3Dキャラクターモデリング」と「Blenderで0から始める3DCG : モデリングからアニメーションまで」がセットになった「Blenderで完成する3Dキャラクター制作Class」も販売中です!
2つの講座がセットになっていることもあり、個別に購入するよりも大変お買い得ですので、あわせてチェックしてみてください。
→Coloso「Blenderで完成する3Dキャラクター制作Class」
なお、「Blenderで0から始める3DCG : モデリングからアニメーションまで」についてはレビューを投稿していますので、以下の記事もあわせてどうぞ!!