最高峰のゲーム体験を、スマートフォンで味わいたい。
パズルゲーム等はもちろん、原神などのオープンワールドゲーム、激しい動きが必要となるFPSゲームを楽しめるようなゲーミングスマホを探しています。

そんなアナタに、ASUSが販売する「ROG Phone 5」を紹介する。
ROG Phone 5の特長を一言で使用感を表すなら、一切のストレスを感じさせないゲーミングスマートフォン。
リフレッシュレート144Hz、応答速度1msという驚異的な超高速駆動ディスプレイを採用したことによって、昨今増えてきたスマホ向けFPSアプリでも大活躍。
スマホとは思えないほど、ヌルヌルとした映像美を楽しめます!

そんなROG Phone 5のサンプル品を提供していただきましたので、その使用感をご紹介。
端末としての仕様はもちろんのこと、様々なアプリを試してみた感想をまとめます。
目次
ROG Phone 5 (ZS673KS-256R16) 開封の儀
それでは、ROG Phone 5を開封していきます。

こちらがROG Phone 5のパッケージ。
ゲーミングスマホらしい、ブラックベースのカッコいいデザインです。

開封。
ちょっとしたギミックのあるケースがテンションを上げてくれます。

中に入っていたものを並べて撮影。
- ROG Phone 5本体
- Aero Case(専用ケース)
- 左側面ポート用保護キャップ
- ユーザーマニュアル
- 製品保証書
- SIMイジェクトピン

その他に、USB ACアダプターセットが入っていました。

Aero Case(専用ケース)。
スマホを購入する際に、必ず必要となるケースが最初から付いてくるのは、本当にありがたい。
ROG Phone 5には、カラー展開としてファントムブラックとストームホワイトがありますが、それぞれのカラーにあったケースが付いてきます。

「ROG Phone 5」本体です。
サイズは横幅173mm×縦幅77mm×厚み9.9mmとなっており、重さは239g。
ROG Phone 5には、メモリの搭載数が16GBと12GBのモデルがありますが、今回紹介するのは16GBの「ZS673KS-BK256R16」モデルとなります。

ディスプレイのサイズは、6.78インチのワイドAMOLEDディスプレイ。※AMOLEDはアクティブマトリクス式有機EL(Active Matrics Organic Light Emitting Diode)の略称
解像度は2,448×1,080ドットで、フルHD+。
リフレッシュレートは144Hzという事で、ゲーミングモニターのスタンダードとも言えるスペックを誇る。
なお、パソコンでいう所のグラフィックスボード(グラボ)となるGPUはAdreno 660を内蔵し、美しい映像美を構成しています。

カラーはファントムブラックを送っていただきました。
全体が光沢のあるガラス素材となっており、ちょっとツルツルとしているので、ケースなしで使用するのは危ないかも。
ROGのロゴが中央に存在感をもって配置されていますが、RGB LEDを内蔵。
点滅パターンや配色を変えられますので、ゲーミングスマホらしい雰囲気を見た目からも演出できます。
なお、プロセッサーには最速クラスの性能を持つ「Snapdrago 888」を搭載。
その他の性能を見ていただいてもわかる通り、性能は非の打ち所がありません。
- プラットフォーム:Android™ 11(ROG UI)
- プロセッサー:Qualcomm® Snapdragon™ 888 5G(オクタコアCPU)2.84GHz
- メインメモリ:16GB
- 内蔵ストレージ:256GB(UFS 3.1)

上部から撮影。

底面。
本体下部のインターフェースには、USB Type-C(USB 2.0)、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャックを配置。
ROG Phone 5は、デュアルバッテリー設計による合計6,000mAhの超大容量バッテリーを搭載していることもあり、一般的なスマホと比較するとバッテリーの持ちには、雲泥の差があります。
ゲームをちょこっとしたり、SNSなど、日常的な使用で試してみた結果としては、約2日くらいは持ちました。
当然ではありますが、原神のような激重ゲームをプレイしていると電池の減り方は早くなっていきます。

本体を正面にして左側の側面。
インターフェースには、USB Type-C(USB 3.1)、nanoSIMスロット×2 を配置。
Dual SIM(DSDV)に対応しているため、表と裏に一枚ずつSIMを刺せます。
※Dual SIMは、仕事用・プライベート用など、通信の使い分けをしたい方にオススメの機能です

反対側の側面。
電源ボタンや音量ボタンなどが集約されています。

Aero Case(専用ケース)を取り付けてみました。

軽量でシンプルなケースという事もありまして、耐衝撃については少し不安を覚えますが、スマートな印象でカッコいい。

当然のことですが、カメラ部分はちゃんと切り取られていますので、アウトカメラもしっかりと使えます。

左側面ポート用保護キャップは、こんな感じ。

取り外した様子。
充電ポートは本体下部と側面にもありますので、横画面でゲームをプレイする場合にも、操作の邪魔になりません。
ROG Phone 5 (ZS673KS-256R16)の使用感
それでは、ROG Phone 5を使っていきます。
今回は長期間使用しながらレビューをしていきますので、情報は随時追加する予定です。
指紋センサーが地味に高性能

指紋センサー(画面内認証)については、超一流。
ノンストレスでスマホを立ち上げることが出来ます。
指を置いた瞬間に立ち上がってくれる快適さは、ほかの指紋認証を試したことがある方なら感じていただける事でしょう。
内蔵ストレージ256GBの安心感はヤバイ!

スマホでしっかりとゲームをプレイされるなら、「256GB」の容量は大変助かります。
例えばオープンワールドゲームの原神をインストールする場合、たった1本のゲームで約20GB前後の容量が必要です。
私のiPadのストレージは64GBとなっており、イラストをメインとして使っていたこともありますが・・・、残念ながら容量不足で原神を消す必要がありました。
アップデートのたびに「もう原神がプレイできなくなるのでは?」とおびえている方も多いと聞いていたのですが、私自身も容量問題の壁にぶち当たってしまったわけです。
しかし、「256GB」の容量があれば、オープンワールドゲームを複数入れても、大量の写真を撮影しても余裕。
現状ゲームと写真中心の使い方しかしていませんが、容量自体は91GB(使用済36%)を使用している状態となっていますので、まだまだインストールしていこうと思います。
バランスの良い迫力あるサウンドに、大満足!

ROG Phone 5でゲームを始めると、サウンドの良さに驚かされました。
私は他社メーカーのゲーミングスマホを使っていたりするのですが、正直な感想としてレベルが違います。
Hi-Res&Dirac HD Soundによる左右の7マグネットデュアルスピーカーは、空間の「広がり」すらも感じるレベル。
どこまでも透き通った音。
これは一般的なスマホでは体感できないレベルではないでしょうか。

なお、ESS社製ハイエンドDACを採用した3.5mmオーディオジャックも搭載してますので、有線のイヤホンも使用できます。
今回はROG Phone 5を「ゲーム用」として紹介していますが、音楽や映画に使用しても、最適なサウンドを楽しめるスマホです。
一眼レフの出番を減らすほど、カメラ性能が良い!

マクロ撮影もできるし、普通に美しい写真を撮影できることもあり、最近は一部のガジェットの接写写真をROG Phone 5で撮影しておりました。
アウトカメラは6,400万画素。※広角カメラ内蔵(メインカメラ)
さらに1,300万画素の超広角カメラ内蔵(2ndカメラ)、500万画素のマクロカメラ内蔵(3rdカメラ)を搭載しており、あらゆるシチュエーションでカメラを楽しむことが出来るスマホになっています。

特にマクロ撮影の精度は高く、数センチ単位の接写写真を撮影可能。
時と場合によっては、ROG Phone 5を使った方が綺麗な写真・映像が撮れたりもしてしまいます。

なお、インカメラは2,400万画素という事で、ビデオ通話にも最適です。
「GAME GENIE」はゲームの没入感を高めてくれる!

ゲーム中、画面の左端から右へとスワイプすることによって呼び出せる「GAME GENIE」は、超絶便利。
ゲーム中をプレイしている際の最大の敵となる「着信」や「通知」を簡単にオフにすることが出来ますので、特に配信中の事故は起こりにくくなります。

個人的にはゲームの録画をサクッと行えるのは嬉しい機能。
「GAME GENIE」を呼び出して「録画」をタップする。
たったこれだけの動作で画面録画を開始してくれますから、動画クリエイターの方も重宝すると思います。

なお、私は今のところあまり使う事はないのですが、マクロ機能も搭載。
スマホゲームで必要になった瞬間に、ゲーマーにはしびれる機能になると思います。※後日試します
AirTrigger(超音波タッチセンサー )がめっちゃ便利!

本体右側面の左右に搭載された超音波タッチセンサーとなる「AirTrigger」は、スマホでゲームをされるなら神機能。
要するにL / Rボタンを使えるようになるもので、画面内のタップしたい場所を割り当てるだけで使えるようになります。
写真の設定はL / Rボタンとも、タップを選択した状態で、画面の右下の部分を押したように割り当てられています。

この状態でRボタンをタップすると、画面右上に赤いラインが表示されながら割り当てられたボタンが押下されるわけです。
ちょっとしたことかもしれませんが、発動までの時間を短縮できますので、快適にゲームを楽しむことが出来るようになるでしょう。

他のゲームも同様です。
こちらはテストでFORTNITEを立ち上げてみた様子ですが、武器の切り替えにAirTriggerを設定。
タップ操作が多いゲームでは特に強みを発揮できる便利な機能となっています。

なお、タップ以外にもスワイプなども選択できるようになっており、画面を縦横にスライドさせたい場所に割り当てておけば、特に視点移動などは、快適な操作につなげられます。

また、10種類のジェスチャーを検知するモーションコントロールも秀逸。
前後左右に傾けたり、前に突き出すといった動きを検知し、画面内のボタンを押してくれる機能になっていますので、さらに画面に触らなくても様々なアクションを実行出来るようになります。
これは慣れてくると・・・、圧倒的に快適なゲーム体験の実現につながりますね。
メインゲームとして原神をプレイ!気になる発熱問題は?

ROG Phone 5を使用したテストプレイに、激重ゲームとして有名な「原神」をチョイス。
インストールできる容量がなくて困っている・・・なんて話もよく聞きますが、ROG Phone 5なら256GBの容量を持ってして、何の問題もなくインストールすることが出来ました。

実際に数時間テストプレイをしてみましたが、本体の発熱は高めになるものの、おおむね快適。
本体が熱くなってくると、動作がもっさりすることもあると思い、熱対策として他社メーカーのスマホ用クーラーを使用していましたが、それほど熱くもならなかった感じです。
スマホの熱がどうしても気になる場合には、別売りのクーラー(AeroActive Cooler 6 for ROG Phone 5/5s Series)を導入したほうが良いかもしれませんので、合わせてチェックしてみてください。
まとめ

一世代古い、ROG Phone 5を使わせていただきましたが、現在もしっかりと使える最高クラスのゲーミングスマートフォンになっていました。
ゲーム専用機としてはもちろんですが、普段使いのスマホとしても大変重宝することでしょう。

別メーカーのゲーミングスマホを使っていた私ですが、完全にROG Phone 5の虜になっています。
引き続きテスト機として、様々なゲームを試しながらROG Phone 5の魅力を伝えていきたいと思いますので、もしよかったらブックマークしていただけたら幸いです。
なお、新型のROG Phone 6に関しては、以下の記事でレビューをまとめています。