この記事では、そんな疑問を解決するガジェットとして、スタンディングデスクを紹介していきます。
デスクワークが体に悪い理由は至って簡単。
それは「筋肉を動かさずに済む仕事」だからです。
オフィスワークを経験したことがある人であれば、肩が凝ったり、足が冷えたりした経験があるかと思いますが、この症状もまさに「筋肉を動かさない=血流」が関係していると考えれます。
オーストラリアで行われた研究によると、「1日11時間以上座る人」と「4時間未満しか座らない人」とでは死亡リスクが40%も違ってくるという研究もあるくらいなので、座りっぱなしはリスクがあるのでしょう。
また、座りっぱなしを改善して立ち姿勢を取り入れることは、姿勢を良くすることにつながるなど、メリットも多い。
しかし、立っぱなしは立っぱなしでリスクもある。
そんな時に利用したいのが昇降機能が付いたスタンディングデスクだ。
スタンディングデスクは天板の高さを変えられる机になっているので、集中して行いたい作業の時には座り姿勢。インプットやメール返信などの定常業務は立ち姿勢で行う等、自由に切り替えることが出来る。
筆者も数年前からスタンディングデスクを導入して使っているが、一度使い始めたら普通のデスクには戻れないほどの使い心地になっています。
この数年間の中で、スタンディングデスクを実際に使ってきて感じた効果としては、以下のようなもの。※個人差はあります
- 肩こりが軽くなった
- 疲れにくくなった
- 姿勢が良くなった
- 集中できる時間が長くなった
この記事では、そんなスタンディングについて「選び方」と「おすすめのモデル」を紹介します。
目次
スタンディングデスクに最適な高さは?
購入されるスタンディングデスクに最適な高さは、当然のことながら使う人の身長や作業内容によって変わってくる。
なので、自動昇降ではなかったとしても、高さを多段階で調整できるスタンディングデスクを購入したほうがよい。
立ち姿勢で使うデスクの高さとしては、90cm、100cm、110cm、120cmが一般的とのことですが、基準としてもらいたい高さは「肘の位置に天板」があることなので、「高さを調整できるモデルなのか?」は、しっかりとみてもらいたい。
カウンターで全ての作業を行うような形になるので、おすすめはしません。
おすすめは自作からスタンディングデスクをはじめること
スタンディングデスクを購入する前に、ぜひやってもらいたいのは自作です。
自作と言ってもDIYをして作ってみよう!というわけではなく、いつも使っているデスクに硬めの箱を置くような形にして、立ち姿勢で使えるデスクにするだけのこと。
100円ショップで売っているカラーボックスやブロックを使用するだけでも、簡単につくることができるので、ぜひ試してもらいたい。
昇降式のスタンディングデスクを作ろうと思えば大変ですが、置くだけでスタンディングデスクにできるのであれば、やってみて損はないですし、自分に合った天板の高さを知ることが出来るのでおすすめです。
スタンディングデスクの種類と、おすすめのモデル
では、ここからはスタンディングデスクの種類と、おすすめモデルを厳選して紹介していきます。
ご自身の部屋のスタイル、使用用途に合ったものをチェックしてみてください。
おすすめ1.天板が自動で上下昇降するスタンディングデスク
スタンディングデスクで最もベーシックなものと言えば、デスクの天板が上下昇降するモデルとなりますが、やはりダントツにおすすめ。
天板を自由に上下昇降させることが出来るので、最も使いやすいモデルになっています。
デメリットは「値段が高いこと」+「ケーブルの配線が大変」+「既存の机を捨てる必要がある」といった感じですが、条件があえれば文句なし。
実際に使い始めると「これ以外は使えなくなる」くらいの使い心地ですが、デスクの上に重たい物がのっていると「自動昇降機能がついていないと動かすのが難しくなる(手動は厳しい)」ので、自動か手動かをチェックするのは非常に重要です。
なお、写真でも紹介しているスタンディングデスクは自動昇降モデル。
詳細は以下の記事を御覧ください。
おすすめ2.手動式昇降+可動式のスタンディングデスク
コチラは手動式で昇降機能を使えるサンワダイレクトのスタンディングデスクだ。
メインデスクを上下昇降させるのは難しそう、今使っている机を捨てたくないと思われるなら、小さめのスタンディングデスクを選ばれるのがオススメなんですけど、サンワダイレクトのスタンディングデスクはそんな願いを叶えてくれる。
このスタンディングデスクであれば、サイドテーブルとしても使えるし、可動式になっているので場所も選ばない。
使い勝手が非常によいだけでなく、コスパも優れている。
おすすめ3.手動式昇降+卓上モデルのスタンディングデスク
卓上モデルは最も簡単にスタンディングデスクを導入するガジェットだ。
既存のデスクの上に「置くだけ」になりますので、既存のデスクを捨てる手間もなく、直ぐに使用することが可能なのがポイント。
がっちりとした卓上型のスタンディングデスクを使用する場合には、本体自体も重たくなりますし、設置スペースが結構必要となってしまうのがネックではありますが、かなり便利です。
Loctekの卓上スタンディングデスクにはキーボード置き場もあるので、メインデスクとしても使いやすい。
ただし、少々重たいこともありまして、一度設置したら移動は難しいのは覚悟が必要。
おすすめ4.手動式昇降+卓上モデル+軽量型
なお、耐荷重をそれほど必要としない、ノートパソコン用のスタンディングデスクでよければ、サンワダイレクトのモデルが超絶オススメだ。
我が家に来たスタンディングデスクの中で、もっとも後発組なんですが、この見た目と使い勝手と軽さは素晴らしすぎる。
既存のテーブルを捨てることなく置くだけ設置。上下昇降がしやすく、場所を選ばないのも特徴だ。
僕はこちらのスタンディングデスクをメインデスク、リビングなど、場所を変えて使用しているが、満足度が非常に高い。
おすすめ5.折りたたみ式のスタンディングデスク
昇降式ではなく、折りたたみテーブルのスタンディングデスクもある。
僕は昔から山善の折りたたみテーブルをサイドテーブルに使っていたのだが、なんとハイテーブルタイプが出ていたのだ。
同様に、ほかのメーカーでも「折りたたみ式のスタンディングデスク」が作られており、ちょっとしたスペースを利用してスタンディングデスクを使用できるようになっている。
高さが変えられないのがネックですが、折りたたんでしまっておけるので省スペースで活用できるのが特徴といえる。
おすすめ6.持ち運び式のスタンディングデスク
個人的に気になっているのが、持ち運びが出来るスタンディングデスクツールだ。
LEVIT8と呼ばれるガジェットは、折り紙からヒントを得て作られた携帯用のスタンディングスタイルを提供するもので、外でもスタンディングデスクを使いたかったり、オフィス内で移動しながらもスタンディングデスクを使いたいユーザーにもぴったり。
問題点としては、実質的にノートパソコンを載せるだけのアイテムになるので、マウスが使えなかったり、不安定な状態で作業をしなくてはならないという点だろうか。
とはいえ、アイデアが素晴らしく、基本的に入力作業しかしないし、トラックパッドがあれば十分という方には問題なく使うことが可能。
ニトリのスタンディングデスクで調査もおすすめ
実際にスタンディングデスクを試してみたいのであれば、ニトリに行ってみるといい。
店舗ごとに揃えている家具が違うので事前に確認はしてもらうとよいですが、昇降式のスタンディングデスクも置いてある。
また、自作でスタンディングデスクを作りたい方に対しても「カラーボックス」が売っているし、それに適した椅子も揃うので、一石二鳥で調査が出来るのだ。
おすすめのスタンディングデスクのまとめ
いかがでしたでしょうか?
現在、スタンディングデスクと一口にいっても色々な種類が販売されていますよね。
選び方については「設置スペース」や「性格」、「予算」によって決まりますので、一概にコレだ!というものがありませんが、個人的には「高さを自由に決められる昇降モデル」を探されることをオススメいたします。
高さが固定されてしまうスタンディングデスクは、体と高さが合わなかった時にどうにもなりませんからね。
少しでもスタンディングデスクの購入の参考になれば幸いです。