いつでもどこでも、自由にパソコンゲームを楽しみたい。
外出先はもちろん、ソファやベッドでリラックスしながらパソコンゲームをプレイ出来たら最高だと思っている。

そんなアナタにオススメのポータブルゲーム機として、ASUSの「ROG Ally(アールオージーエイライ)」を紹介したい。
実際に試してみた結果を簡潔にまとめると、両手で持ってプレイすることが出来る「ハンドヘルドゲーミングデバイス」でありながらも性能は想像以上で、コスパの高いポータブルゲーミングPCでした!!

自称ゲーマーの私は、数百本のPCゲームをSteamとEpic Gamesで購入済ということもあり、暇さえあればゲームをしているのですが、ROG Allyが来てからは・・・その頻度も加速。
一日の終わりに人をダメにするソファに座り、ぼーっとしながらゲームを楽しませてもらっています!

「スマホゲームと同じでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが・・・これは全く違う体験です。
そもそもスマホゲームではなく、PCゲームですからね!

オープンワールドゲームの「原神」で言えば、デイリーミッションや素材集めを、ソファに座った状態や、ベッドに寝ころんだ状態でプレイ出来てしまうのです!
しかも、ケーブルを接続すれば、ゲーミングデスクトップPCのような「据え置きゲーム機」としても使えます!

PC版でないとプレイ出来ないゲームたちが、手のひらに収まってくれるROG Ally。
ゲーミングPCの常識を、良い意味で覆してくれました。
良いところ | 気になるところ |
---|---|
|
|
目次
ROG Ally 開封の儀
それでは、ROG Allyが届いたところから紹介していきます。
こちらはサンプル品になりますので、新品で購入する場合と内容が異なる場合があります。予めご了承ください。

こちらがROG Allyのパッケージ。
ROGのロゴマークがキラキラと光ってます・・・・。
開封前から「ワクワク」する気持ちが止まらなくなったのは、久しぶりです。

開封していきます!
ついに、憧れだったASUSの「ハンドヘルドゲーミングデバイス」を試すときが来たのだ!!

フタの裏には「ROG」の簡易スタンドが入っていました。

この凹みを利用することで、簡易的なスタンドになるわけですね。

ROG Allyは、しっかりと固定されていましたので、配送中の故障は少なそうです。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
型番 | RC71L-Z1E512 |
---|---|
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU | CPU名:AMD Ryzen™ Z1 Extreme プロセッサー 動作周波数 (標準/最大):3.3GHz/5.1GHz キャッシュメモリ:3次キャッシュ 16MB |
メモリ容量 | 標準/最大:16GB/16GB 仕様:LPDDR5-6400 スロット:オンボードメモリのみ |
表示機能 | ディスプレイ:7.0型ワイドTFTカラー液晶 表面仕様:グレア 解像度:1,920×1,080ドット (120Hz) タッチパネル:搭載 グラフィックス機能:AMD Radeon™ グラフィックス (最大8.6TFlops FP32) ビデオメモリ:メインメモリと共有 外部ディスプレイ出力:最大7,680×4,320ドット |
記憶装置 | SSD:512GB (PCI Express 4.0 x4接続) |
サウンド | サウンド規格:ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 スピーカー:ステレオスピーカー内蔵 (1W×2) マイク:アレイマイク内蔵 |
センサー | 加速度センサ、ジャイロセンサ Windows Hello:指紋認証対応 |
通信 | 無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E) Bluetooth® 機能:Bluetooth® 5.1 |
入力 | ボタン:左スティック/右スティック、方向ボタン、表示ボタン、コマンドセンターボタン、Armory Crateボタン、メニューボタン、A/B/X/Yボタン、マクロ1ボタン、マクロ2ボタン、左バンパー/右バンパー、左トリガー/右トリガー、音量ボタン、電源ボタン、ポインティングデバイス:10点マルチタッチ・タッチスクリーン (静電容量方式) |
インターフェース | ROG XG Mobileインターフェース:搭載 USBポート:USB3.2 (Type-C/Gen2) カードリーダー:microSDXCメモリーカード、microSDHCメモリーカード、microSDメモリーカード オーディオ:マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック×1 |
電源 | Type-C/65W ACアダプター (20V/3.25A) またはリチウムポリマーバッテリー (4セル/40Wh) |
バッテリー駆動時間 | 約10.2時間 |
バッテリー充電時間 | 約1.6時間 |
消費電力 | 最大約65W |
サイズ | 幅280.0mm×奥行き111.38mm×高さ21.22~32.43mm |
質量 | 約608g |
電源 | Type-C/65W ACアダプター (20V/3.25A) またはリチウムポリマーバッテリー (4セル/40Wh) |
※詳細は公式サイトをお確かめください
同梱物・パッケージ内容

中に入っていたものを並べて撮影。
- ROG Ally本体
- ACアダプター
- 簡易スタンド
- 製品マニュアル、製品保証書など

製品マニュアル、製品保証書など。

ACアダプターは65W出力で、コネクターはUSB Type-Cとなっています。
「本製品付属のACアダプターおよび電源コード以外で本機に電力を供給しないでください」との注意書きもありましたので、必ずコチラのACアダプターを使用するようにしましょう。
なお、重さの実測重量は213gでした。
ROG Ally 本体の詳細

こちらがROG Ally 本体。※カラーはホワイト一色
サイズは幅280.0mm×奥行き111.38mm×高さ21.22~32.43mmとなっており、重さは約608g。
軽量&コンパクトなボディだからこそ、どこにでも持っていけます。

Nintendo Switchと比較してみると、一回り大きくなったような印象で、ホリのグリップコントローラーを取り付けた状態に近い大きさになります。

左側には、左スティック、方向ボタン、表示ボタン、コマンドセンターボタン、アレイマイクを配置。

右側には、右スティック、アレイマイク、メニューボタン、Armoury Crateボタン、A/B/X/Yボタンを配置。
A/B/X/Yボタンの押し心地は一般的なコントローラーよりも少し軽く、カチカチと音が出ます。

スティックに関しては本体から約8mm程度の高さがあります。
両親指に対するフィット感は高く、操作性は良好。
某ゲーム機のようにスティックが壊れやすくなければいいのですが、作りはシッカリとしています。

オーディオスピーカーは前面両サイドに配置。
両手で持ってゲームをプレイしていると、音に包まれているように感じます。

この絶妙な傾斜が、手のひらにフィットします。

背面には、背面ボタン、通気口を配置。

背面ボタンは、正確にはマクロ1ボタン(右手)+マクロ2ボタン(左手)と呼ばれます。

私は薬指で操作しますが、背面ボタンがあるかないかで「ゲームの操作性」が大きく変わってくるので、ありがたい。

上面。
左から、左バンパー、左トリガー、マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック、microSDカードスロット、DisplayPort1.4、USB3.2 (Type-C/Gen2)、音量ボタン、電源インジケーター、2色バッテリー充電インジケーター、電源ボタン/指紋センサ、右バンパー、右トリガーを配置。

左バンパー、左トリガー。
手前のバンパーは軽い押し心地で、トリガーはグイッと押し込む仕様です。
私は手が小さいのですが、無理なく届く距離にボタンは配置されています。

マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック、microSDカードスロット。
本体には512GBのストレージがありますが、別途microSD(XC)カードを挿入すれば、より多くのゲームをインストールすることも可能になるので、用意しておくと良いと思います。


DisplayPort1.4、USB3.2 (Type-C/Gen2)。

音量ボタン、電源インジケーター、2色バッテリー充電インジケーター。

そして、電源ボタン/指紋センサ。
指紋を登録しておけば、面倒なパスワードの入力は必要ありませんので、快適にゲームをスタートさせることが出来ます。

そして、右バンパー、右トリガー。

トリガーの押し込み具合は、こちらが参考になります。
ROG Allyの使用感レビュー
それでは、ROG Allyを使っていきます。

ROG Allyの初期設定に関しては、通常のパソコンと同様です。
マイクロソフトアカウントが必要になりますので、準備しておきましょう。
ネットサーフィンなど、通常のPCとしての使用も可能!

ROG Allyはゲーム専用機ではありません。
普通のPCのように使うことも出来ますので、インターネットサーフィンや動画を楽しむことも可能です。

縦画面にも対応していますから、サブディスプレイとしての活用も出来ます。

なお、Bluetoothでキーボードやマウスを接続することによって、より快適に操作することが出来るようになりますので、ゲーム以外の用途にも使っていきましょう。
Windows Hello 指紋認証対応でスムーズに立ち上げ!

立ち上げに関しては電源ボタンと一体化したWindows Hello指紋認証リーダーでロックを解除できます。

ゲームをしたいな・・・と思ったときに、スムーズに立ち上げられるので、ノンストレスです。
オープンワールドゲーム「原神」をプレイ!これはオススメだ!!

と言うわけで、Epic Gamesから「原神」をインストールしてプレイしていきましょう!
私は原神を1年ほど続けていまして、今でも毎日ログインし、ストーリーやデイリーを楽しんでいます。

そんな私が、まず驚いたのは画面の美しさ。

※画面をキャプチャ
色の表現力が高いのか、濃淡がハッキリとした映像になっていますので、映像美を楽しめます。

※画面をキャプチャ
戦闘シーンも圧巻のビジュアルです。

※画面をキャプチャ
そんな映像美のおかげなのか、7.0型ワイドTFTカラー液晶は決して大画面ではないのですが、小さいとは一切感じません。
また、1,920×1,080ドット(120Hz)ということで、1秒間に描画できる映像のコマ数も圧倒的。

※画面をキャプチャ
いわゆるゲーミングパソコンのスペックとなっていますので、サクサク・ヌルヌルと動きます。

※画面をキャプチャ
Apex Legendsのように速い動きが必要となるゲームでも、概ね問題ないプレイ感だ。
ゲーム内の画質を最高画質にするとカクツキを感じるシーンもありましたが、「低」にしておけばサックサク。
AMD FreeSync™ Premiumを搭載したフルHD120Hz高リフレッシュレートディスプレイ、さすがです。

一応Apex Legendsのような処理の速いゲームを動かす際には、動作モード(TDP)を「Turbo(25W)」にしておくことをオススメします。
正直言ってApex Legendsは無理かな・・・と思っていたのですが、普通にゲームが出来たことに驚きました。


見た目の細かい点としては、左右スティックの周りが光ります。
ちょっとしたことではありますが、めちゃめちゃカッコいい。

※画面をキャプチャ
ゲームパッドのボタンに関しては割り当ても出来ますので、快適です。

※画面をキャプチャ
スティックのデッドゾーンや、

※画面をキャプチャ
トリガーのデッドゾーンも細かく設定できます。

ちなみにですが、SteamやEpic Gamesは「クラウドセーブ」に対応していることもありまして、夜にちょっとだけ素材を集める・・・なんて作業をするのに最適。
複数デバイスで1つのゲームをプレイするのって最高です。

わざわざパソコンを立ち上げて、原神を立ち上げて・・・と、同じような手間はかかるのに、ROG Allyには面倒くささを感じません。
ポータブルゲーミングPCは一度触り始めたら病みつきになりますね。
ライブラリでゲームを直管理!

私はSteam、Epic Gamesでゲームをすることが多いのですが、ROG Allyは複数のプラットフォームからゲームプレイが出来るようになっています。
インストールしたゲームは、こちらのライブラリに表示され、次回以降はダイレクトにスタートする事が可能です。

対応しているプラットフォームは、Steam、Xbox Game Pass、Epic、GOGなど。

※画面をキャプチャ
もしどちらも利用していない場合には、Xbox Game Pass Ultimateの3ヶ月無料トライアルも付属していますので、Minecraftなどの100タイトルを超える高品質なPCゲームからスタートしてみると良いかと思います。

※画面をキャプチャ
なお、私が5~6本のソフトをダウンロード&インストールした状態でのストレージがコチラ。
まだまだインストールできる状態です!!
ディスプレイに接続して使ってみる!

こちらがType-Cケーブルを通してディスプレイに映し出した映像。

この状態でコントローラーで操作する事も出来ますし、

キーボードとマウスでプレイすることも出来ます。
ディスプレイに接続した状態でのプレイまで出来てしまうだなんて・・・まさにオールラウンダー。
外出先でも、自宅内の好きな場所でも、ディスプレイに接続しても。
どんなスタイルでもパソコンゲームが楽しめるだなんて、ROG Ally最高すぎますね。

なお、ディスプレイにつないだ状態でApex Legendsもプレイしてみましたが、いつも通りです!
充電を気にせずにプレイ!

ROG Allyは、充電を気にせずにゲームやコンテンツを楽しむことができます。
デバイスのローカルで最大2時間のゲームプレイができたり、最大6.8時間の動画再生ができます。

一日の終わりにプレイすることが多いのが、こちらの古銭プッシャーフレンズ2。
使用環境にもよるかと思いますが、古銭プッシャーフレンズ2であれば2時間近くゲームを楽しめます。
また、わずか30分で0~50%の急速充電が可能と言うところも魅力です。
携帯性抜群!ケースを用意しよう!

Switch HORI グリップコントローラーを取り付けた状態で収納できるケースが自宅にあったのでROG Allyをいれてみました。
なんと・・・サイズピッタリ。
ACアダプターは入らなかったので、やはり専用のケースを用意した方が良いとは思いますが、せっかくのポータブルゲーミングPC。
収納ケースを用意して、積極的に持ち歩きたいですね。

※出典:公式サイト
なお、撥水加工されたポリエステル生地で作られたROG Ally Travel Caseも販売中とのこと。
ポータブルスタンドとして使用できるなど、公式ならではのクオリティです。
→公式専用ケース「ROG Ally Travel Case」
まとめ

ROG Allyのテストを始めて数週間。
こんなにも新しいゲーム体験が出来るとは思っていませんでした。
類似製品もいくつか触ったことはありますが、コスパ・性能などを加味すると、個人的にはROG Allyが一番オススメです。
家電量販店にて実機をテストすることも出来るようですから、気になっている方は是非手に取って試してみてください。
良いところ | 気になるところ |
---|---|
|
|