パブリッシャーのFellow Travellerとインディーデベロッパーのsunset visitorより、日本語版のリリースが決定した「1000xResist(サウザンド タイムズ レジスト)」を先行体験する機会をいただきましたので、レビューを紹介します!
「1000xResist」は、重厚なストーリーに加え、プレイヤーに挑戦と戦略を求めるスリリングなSFアドベンチャーゲームとして注目を集めている作品。
現時点でのSteamでの評価は「圧倒的に好評」、直近のレビューに関しても「非常に好評」という事で、評判的には間違いのないゲームです。
販売価格は2,300円(税込み)で、対応予定プラットフォームはPC(Steam/Epic Games ストア/GOG.com/Humble ストア)および海外版のNintendo Switch。
そんな「1000xResist」待望の日本語版が本日新登場ということで、実際に体験し、その魅力や特徴、ゲームプレイのポイントについてネタバレを避けて掘り下げていきます。
良いところ | 気になるところ |
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ストーリーと世界観
「1000xResist」は、正体不明の疫病によって人類が滅亡した1000年後の未来が舞台。
免疫を奇跡的に持って生き残った「全能の母(アイリス)」の記憶を追体験するシネマティックアドベンチャーゲームとなっている。
大気での呼吸もできず、人々が地下への逃避を余儀なくされた年代不明の世界がベースという事もあり、ちょっと薄暗くて、サイバーな世界観。
生き残った「全能の母」は、自分のクローンのみで新たな社会を作り続けることで生き延びており、クローンらは「姉妹たち(Sisters)」と呼ばれ、そのうちの6人には特別な役職が与えられていた。
- プリンシパル – 政府のトップであり、果樹園を監視する者
- バン・バン・ファイア – 軍事のトップ
- ノウアー – 知識保全のトップ
- フィクサー – エンジニアリングのトップ
- ヒーラー – 医療分野およびクローン管理のトップ
そして、本作の主人公「ウォッチャー(観察者)」だ。
このウォッチャーを操作し、「全能の母」の記憶を追体験してくような流れでストーリーは展開していきます。
信頼、対立、友情、裏切り・・・。
姉妹クローンからの「全能の母」に対する黒い噂・・・など。
「全能の母」に対して栄光を讃える使命を担っているウォッチャーであったが、その「全能の母」に対して「疑念」を抱き始めるところから・・・話は大きく展開していきます。
長編映画を観ているような感覚でスムーズに話が進んでいく印象です。
グラフィックと音楽
ゲームのビジュアルはシンプルでありながら、色鮮やかで目を引きます。
キャラクターや敵のデザインはユニークで、それぞれが異なるバックストーリーを持っているかのように感じられますので、開始して数分で引き込まれるものがありました。
ゲームの重要な要素の一つでもある、音楽も素晴らしい。
序盤では薄暗い学校の中を探索するシーンがあるのですが、緊張感を高める音楽が流れていることもあり、ドキドキしながらプレイできました。
グラフィックと音楽の絶妙なバランスにより、没入感の高いゲームだと思います。
難易度
「1000xResist」は、初心者にも優しい難易度設定だと感じました。
タスクを表示することも可能なので、順番に進めていけばクリアに向かう事ができます。
コントローラー推奨のゲームという事でしたが、私はキーマウでも問題なくプレイできました。
視点に関してはTPS(三人称視点)や1人称視点でのアドベンチャーと、
固定カメラからのノベルゲームなど、視点が切り替わりながら進みます。
この絶妙なカメラワークのおかげで緊張感と没入感を味わえました。
エンディングまでプレイした感想
実際にエンディングまで進めさせてもらった感想を直球でまとめるなら、濃厚なSF映画を観終わったような感覚でした。
濃厚なストリーを楽しみたい方、謎解きが好きな方、SFのような世界観が好きな方には特におすすめできるゲームだと思います。
そーゆー展開ですか!と思わず唸ってしまうような流れもありましたし、最終的には「マルチエンディング」とのことで、もう一度プレイしてみたくなりますね!
ただ、全体的に決して明るいストーリーではなかったので、気持ちが落ち込んでいる時にはおすすめできないゲームではありました・・・、この点だけはご注意ください。
あまり時間を置いてプレイすると内容を理解できなくなりますので、一気にプレイすることをオススメします!
まとめ
「1000xResist」は、魅力的なストーリーとアクションゲームが融合した名作でございました!
ちょっと癖のある世界観ではありますが、時間を忘れて没頭できる世界が広がっていますので、どんどん進めてしまう中毒性もあります。
ネタバレを避けるために多くは語ることができませんが、プレイしてみて損はない、そんなゲームです。
良いところ | 気になるところ |
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