長時間ノートPCを使用していると、本体が熱くなり、不安を感じることがある。
ノートPCクーラーは使っているけど、ファンの力が弱いのか、頼りない。
そんなアナタにおすすめしたい製品として、サンワダイレクトが販売するノートPCクーラー「400-CLN037」をレビューする。
強力なターボファンを搭載した本機は、最大で3,500rpm(回転数)。
ハイパワーで使用している際の動作音は静かとは言えませんが、高負荷作業中のノートPCの相棒としては最適のガジェットです。
良いところころ | 気になるところ |
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目次
ノートPCクーラー「400-CLN037」開封の儀
それでは、ノートPCクーラー「400-CLN037」が届いたところから紹介していきます!
こちらがパッケージ。
サンワダイレクトらしく、シンプルで潔いデザインとなっています。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
サイズ | 約W41.5×D30.8×H6.6cm | |||
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重量 | 約1.6kg | |||
ファンサイズ | 直径約12cm | |||
ファン回転数 | 800rpm~3500rpm | |||
推奨ノートパソコンサイズ | 14~18インチ | |||
対応ノートパソコンサイズ | 12~19インチ | |||
ACアダプタ | DC12V/1.5A | |||
インターフェース規格 | USB 2.0準拠 | |||
USBコネクタ形状 | USB Aメス×3、Type-Cメス×1 ※Type-Cメス ポートはPCとの接続用 |
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生産地 | 中国 | |||
保証期間 | 6ヵ月 |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
注意点としては、底面に吸気口のないパソコンでは冷却効果が最大限発揮できない事と、吸気口、排気口を台座スポンジで塞がないように設置することです。
また、最大風量にすると61.9dBの動作音が発生しますので、使用する時間帯を選びます。
同梱物・パッケージ内容
中に入っていたものを並べて撮影してみました。
- ノートPCクーラー「400-CLN037」
- USBケーブル(TypeC-Aコネクタ)(約1m)
- ACアダプタ
- フィルター
- 台座取付けスポンジ
- 取扱説明書
取扱説明書。
台座取付けスポンジ。
ACアダプタ。
USBケーブル(TypeC-Aコネクタ)(約1m)。
ノートPCクーラー「400-CLN037」本体の詳細
こちらがノートPCクーラー「400-CLN037」本体。
サイズは約W41.5cm×D30.8cm×H6.6cmとなっており、重さは約1.6kg。
マットなブラックカラーモデルで、サイズとしては大き目ということもあり、高級感すらも感じます。
本体手前には、ノートPCが落ちてこないようにする為のストッパー、電源ボタン、風量確認パネル、風量調整ボタンが集約。
ストッパーは「コの字型」なので、落下の心配はありません。
ファンのサイズは直径約12cmとなっており、回転数は800rpm~3500rpm。
小型ノートPCでも使用できるように、スタンドを内蔵。
スタンドの先端には、ちゃんと滑り止めが付いています。
背面を見てみると、インターフェースが集約。
左から、USB Aメス×3、Type-Cメス×1(PCとの接続用)、ACアダプタ接続口と言った感じです。
底面。
使いやすい角度に調整できるように、2°、8°、12°の3段階で角度を変えられるスタンドが付いています。
高さを変えてみた様子がコチラ。
角度を変えると滑り止めのゴムが付いていなかったのは、ちょっとだけ残念なポイントです。
中心部には吸気口。
中には埃などの侵入を防ぐためのフィルターが入っています。
ノートPCクーラー「400-CLN037」の使用感
それでは、ノートPCクーラー「400-CLN037」を使っていきましょう!
対応機器は12~19インチ(推奨14~18インチ)のノートPC、タブレットなど。
写真ではマックブックエアーを使用していますが、検証にはゲーミングノートPCも使っていきます。
使い方
使い方については簡単です。
台座取り付け用のスポンジを本体にのせてストッパーを立ち上げる。
ACアダプタを差し込んで、ノートPCを置き、電源をいれたら準備は完了です。
ノートパソコンを設置する際に、パソコンの吸気口・排気口を台座スポンジでふさがないように気を付けましょう!
また、底面に吸気口のないパソコンでは冷却性能が最大限発揮できないようなので、ご自身のパソコンの吸気口も要チェックです。
推奨サイズよりも少し小さいですが、13.3インチのノートPCを設置した様子は、コチラを参考にどうぞ!
多少ゆとりもあって安定感もありますが、パソコンの底面とスポンジの間に空間がありますので、性能を最大限発揮することはできない状態ではあります。
もう一つのパターンとして、17インチのノートPCを設置してみました。
重みがある分、こちらの方が安定感があります。
パソコンの底面とスポンジの間に空間もありませんので、この状態が理想でしょう!
ただ、大型のノートPCになると奥行きがはみ出てしまうこともあるので、この辺りはご自身のノートPCのサイズと照らし合わせるのが大切です。
ちなみに、iPadとの相性は中々良いと感じました!
風量はそんなに必要になることはないんですが、熱を持った時には直ぐに冷却できるし、スポンジがイイ感じにフワフワとしていて絵も描きやすいのです。
また、iPadを乗せていて気付いたのですが、コの字のストッパーは高さを調整できるようになっていましたよ。
操作性
操作に関しては、いたってシンプル。
前面にある操作ボタンから電源を入れて、風量を調整するのみ。
風量は800rpm~3500rpmで調整できますので、作業内容に合わせて設定することをオススメします。
風量・冷却力
風量・冷却力については、これまでに使ってきたノートPCクーラーの中で過去一のパワーです。
最大風量3500rpmまで上げようものなら、圧倒的な冷却力によってノートPCを冷やすことが出来ます。
使用時の表面温度の例が販売ページにありましたが、手で触ってみた印象としても納得です。
特に高負荷な作業をしているノートPCだと、キーボードの表面にまで熱が伝わってきて心配になることがありますが、この冷却力があれば安心できます。
なお、冷却の仕組みとしては。ノートPCの下をスポンジでしっかり密着して吸気口に冷たい空気を送り込むというもの。
ただ風を当てるだけの他の製品とは一線を画します。
逆に言えば、こちらのスポンジをノートパソコンで抑え込まないと本来の性能を発揮できないことになりますから、割と大き目で重さのあるノートPCの方が相性は良いでしょう。
動作音
音に関しては、風量1200rpmくらいまでなら気にならない、普通のノートPCクーラーくらいの動作音です。
それ以上に上げていくと、掃除機を使っているくらいの動作音になりますので、ヘッドホンをしていないと近くで作業をするのは厳しくなります。
なので、動画の書き出しなどの重たい作業を行っている時や、ゲーミングノートPCで高負荷なFPSをプレイしている時などにはハイパワーで使用。
それ以外の時にはパワーを抑えて使用されるのがベストだと思います。
気になるところ
実際に使ってみて気になったところは、ノートPCに手を乗せると少しだけ傾いてしまうこと。
左手はキーボード、右手はマウスにのせていますので、どうしてもノートPC自体が左側に傾きます。
私はノートPCのキーボードを直接触らずに、別にキーボードを用意するタイプなので問題はありませんが、直接ノートPCのキーボードで入力したい方には、この傾きが気になるかもしれません。
まとめ
ノートPCクーラー400-CLN037を実際に使ってみた感想をまとめると、過去一の冷却力を持つターボクーラーでした!
動作音は確かに気になるところはあるんですが、常にMAXで使わなければ良いですし、熱暴走をしてしまうリスクを考えれば問題はなし。
むしろ、動画の書き出し、高負荷ゲームなどを頻繁に行う高性能PCユーザーであれば、PCの故障リスクを軽減するためにも、一台持っていて損はない製品だと感じました!
良いところころ | 気になるところ |
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