外出先でもPCゲームを楽しめる、性能とコスパのバランスの取れた「ハイエンドなゲーミングノートPC」を探している。
そんなアナタに、ASUS「ROG Strix G16 G614JZR」をレビューします。
実際にROG Strix G16 G614JZRを試してみた感想を簡潔にまとめるなら、過去に販売されたゲーミングPCの基本性能を底上げしたような高性能コスパ最強モデル。
インテルが発表したばかりの第14世代CPU、最上位クラスのNVIDIA® GeForce RTX™ 4080を搭載するなど、あらゆるゲームがヌルヌル動くパフォーマンスを発揮してくれるゲーミングノートPCだ。
正確で色鮮やかな色彩表現を可能とするROG Nebula Display™ 準拠の16型ディスプレイは、没入感の高いゲーム体験を実現。
当然のことながら、動画編集や日常使いでも作業しやすいなど、スペックも充実しています。
e-sportsシーンにおいて妥協できないゲーマーさんや、せっかく購入するなら最上位クラスのゲーミングPCを手に入れたいと思われる方に、ROG Strix G16 G614JZRは大変おすすめのモデルです!
良いところ | 気になるところ |
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目次
ROG Strix G16 G614JZR 開封の儀
それでは、ROG Strix G16 G614JZRが届いたところから紹介していきます。
こちらがROG Strix G16 G614JZRのパッケージ。
表面はシンプルながらも力強いデザインで、裏面にはイラストが描かれているなど、遊び心があります。
梱包状態は、さすがのASUSクオリティ。
しっかりとノートパソコンも固定されていますので、配送中の故障も少ないと思います。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
OS | Windows 11 Home 64ビット | |||
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CPU | インテル® Core™ i9-14900HX プロセッサー | |||
メインメモリ | DDR5-5600 32GB/64GB(標準/最大) | |||
ディスプレイ | 16.0型ワイドTFTカラー液晶 | |||
表面仕様 | ノングレア | |||
解像度 | 2,560×1,600ドット (240Hz) | |||
グラフィックス機能 | NVIDIA® GeForce RTX™ 4080 Laptop GPU (NVIDIA® Optimus™ Technology対応) (最大175W) | |||
ビデオメモリ | GDDR6 12GB | |||
タッチパネル | 非搭載 | |||
記憶装置 | 1TB (PCI Express 4.0 ×4接続 NVMe/M.2) | |||
通信機能 | 2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T (RJ45) IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (Wi-Fi 6E) Bluetooth® 5.1 |
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バッテリー駆動時間 | バッテリー駆動時間 (JEITA測定法2.0):約8.9時間 バッテリー駆動時間 (JEITA測定法3.0):約5.1時間 (動画再生時) /約10.6時間 (アイドル時) |
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バッテリー充電時間 | 約1.7時間 | |||
サイズ | 幅354mm×奥行き264mm×高さ22.6~31mm | |||
重さ | 約2.5kg | |||
サウンド規格 | ハイ・デフィニション・オーディオ準拠 | |||
スピーカー | ステレオスピーカー内蔵 (1W×2) | |||
カメラ | アレイマイク内蔵 | |||
アプリケーション | 92万画素Webカメラ内蔵 | |||
型番 | G614JZR-I94R4080 |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容
中に入っていたものを並べて撮影してみました。
- ROG Strix G16 G614JZR
- ACアダプター
- 取扱説明書類
お借りしているサンプル品のため、実際に購入される場合と中身が異なることがあります。予めご了承ください。
取扱説明書や製品保証書など。
購入日より12ヶ月間のインターナショナル保証+購入日より12ヶ月間のASUSのあんしん保証 (日本国内保証・要登録) が付いているなど、サポートも充実しています。
電源ジャックからの給電に対応したACアダプター。
それなりの大きさと重さがあります。
ROG Strix G16 G614JZR 本体の詳細
こちらがROG Strix G16 G614JZR本体(G614JZR-I94R4080)。
サイズは幅354mm×奥行き264mm×高さ22.6~31mmで、重さは約2.5kg。
本体のカラーはエクリプスグレー。
LEDで光ったりするような演出はなく、高級感があります。
底面。
手前側面。
LEDが搭載されていますので、ゲーミングスペースを美しく演出することも可能です。
奥側。
本体左側面。
インターフェースは充実しています。
- RJ45ポート
- HDMI
- Thunderbolt 4 (Type-C)
- USB3.2 (Type-C/Gen2)
- マイクロホン/ヘッドホン・コンボジャック
高速なデータ転送と映像出力、本体への給電をサポートするThunderbolt4(Type-C)ポートや、安定したインターネット回線を実現してくれるRJ45ポート、外部ディスプレイに接続可能なHDMIポートを搭載しているなど、ゲーミングノートPCに必要な機能が一通りそろっている印象です。
本体右側面。
こちらには、ゲーミングデバイスの多くで採用されているType-Aポートが2つ搭載されています。
ディスプレイの大きさは、16型。
16型はゲーミングノートPCとしては丁度よい大きさで、ゲームはもちろん、日常的な使用に関しても快適に使用できます。
約90%の画面占有率のスリムベゼル設計のおかげで、没入感の高い体験を味わえるのも嬉しいですね。
ディスプレイ性能は、リフレッシュレート240Hz、応答速度3msを実現。
映し出される映像としても、明るさは500ニット、DCI-P3 100%の広色域、Pantone認証を受けた色表現となっており、映像・グラフィックの編集にも最適です。
後ほどFPSゲームを試した際の感想をお伝えしますが、ヌルヌルの画質で楽しめます。
ディスプレイ上部には、92万画素のWebカメラを内蔵。
ゲーム配信をされる際の顔出し、ディスコードを接続して友人とプレイする時などに重宝します。
キーボードは92キー日本語キーボードを採用。
本体サイズをコンパクトにした分、テンキーは付いていません。
手前には、大き目のタッチパッド (NumberPad)を搭載しています。
キーピッチには余裕がありますので、快適なタイピングを実現。
押し心地は滑らかで、反応速度も良好。
計算しつくされた配置になっていますので、誤入力も少なくなりそうです。
また、RGBイルミネートキーボードという事で、ゲーミングスペースの雰囲気も上げられます。
タッチパッドは、NumberPad機能付き。
キーボードにテンキーがなくても、こちらでカバーできます!
ROG Strix G16 G614JZRの使用感
それでは、ROG Strix G16 G614JZRを使っていきたいと思います。
最初に結論をまとめておくと、ゲーミングノートPCの性能として、「これ以上は求めない」レベルで快適でした。
普段ならボヤってしまうような重たい処理が必要になるシーンでもヌルヌル動くし、長時間使用しても唸ることのない放熱処理能力の高さなど、まさに場所を選ばずに使用できる最強クラスのゲーミングノートPCです。
基本性能|まさにハイエンド、ハイスペック!
性能面においては、ハイエンドモデルという事もありまして、文句なし。
インテル® Core™ i9-14900HX プロセッサーによる圧倒的な処理能力は素晴らしく、動画撮影や配信をしながらゲームをプレイしてみましたが、あらゆる処理がスムーズに行われたように感じます。
念のため、 CPUのレンダリング性能をスコア化してくれるベンチマークソフトを使ってみましたが、高い数値となっていました。
メモリは32GB(DDR5-5600)を搭載。
ゲームをプレイしながら配信をしたい、録画をしながらゲームをしたいなど、複数の処理を同時に行うことが多い人にとって、32GB以上のメモリはベストな選択です。
16GBあれば十分だ!と言われる方もいらっしゃいますが、ゲームもどんどん進化していることを考えると、数年先を見据えて抑えておきたいポイントになりそうです。※最大64GB積めます
映像美|圧倒的な没入感によるゲーム体験を楽しめる!
最上位クラスのNVIDIA® GeForce RTX™ 4080 Laptop GPUを搭載していることもあり、映像の描画処理は滑らかです。
昨今のPCゲームは膨大で高負荷な画像処理が要求されることもあり、数年前にはそれなりに動いていたグラフィックボードであっても、ゲームによってはカクカクとして、使い物にならなくなっていたりもします。
このクラスのグラフィックボードを搭載してあれば、数年先まで全く問題なく、快適にゲームを楽しむことが出来るので安心です。
写真だと伝わりにくくて申し訳ないですが、映像は色鮮やかで綺麗。
表示領域が縦に広くなるように、アスペクト比16:10を採用しているところも、見やすさにつながっています。
さらに、1秒間に画面が何回書き換わったのかを表す「リフレッシュレート」は、240Hzのディスプレイを搭載。
プロゲーマーの多くは「144Hz~240Hz」のリフレッシュレートのディスプレイを使っており、ゲーミングPC用のリフレッシュレートは144Hz以上がおすすめと言われていますので、間違いのない性能となっていました。
こちらも念のために「ファイナルファンタジーXIV: 暁月のフィナーレ ベンチマーク」にてチェックを行ってみたところ、「非常に快適」判定に。
ゲーミングノートPCとして非常に重要な要素となるグラフィック性能の高さが、数字でも表されました。
持ち運びやすさ|ノートパソコンバッグに入る最適解
16型のゲーミングノートPCは、持ち運びにも収納にも最適なサイズです。
大きさとしては幅354mm×奥行き264mm×高さ22.6~31mmで、重さも約2.5kgとなっていますから持ち歩くにも苦になりませんし、使わない時には棚に収納しておけるメリットがあります。
正直なところ、これ以上のサイズのノートパソコンはデスクの上に出しっぱなしにする事が多いし、持ち歩くにも大変になってくるため、場所を固定されたくなかったり、使い終わったら棚に収納したい方には16型の本機はピッタリです。
冷却性能|過去に使ってきたゲーミングノートPCの中でもピカイチ!
冷却性能については、かなり優れているように感じました!
ゲーミングノートPCは放熱がうまくいっていないモデルが多く、ノートパソコンクーラーをセットにされる方が多いのですが、ROG Strix G16 G614JZRはそのまま使用しても問題ありません。
Apex Legendsをプレイしている最中に本体の熱さを確かめてみましたが、3基の放熱ファンで本体内に熱を閉じ込めないようにする設計によって、ほんのりと温かい状態になっているだけだったことには、普通に驚きました。
なお、ちょっと熱くなってきたと感じたら、動作モードを「turbo」に変えてあげることで、快適になりますよ。
性能チェック|Apex legendsと原神で試してみた!
それでは、FPSゲームのApex legendsを使って性能を試していきたいと思います。
テストに使用してみたのはApex Legends。
少し前のシーズンでマスターランクまで上げることが出来たFPSゲームになるので、「違い」はある程度分かるつもりです。
結論から申し上げますと、驚くほどヌルヌルと快適にプレイ出来ました。
数時間ランクやカジュアルを回してみましたけど、一度もボヤボヤすることもなかったし、当然のことながら落ちることもなし。
最終リングに入って激しい戦闘シーンに入った時に、スペックの足りないゲーミングノートPCを使用するとボヤってしまう事があるのですが、快適そのものでございました!
映像美を楽しみたくて、ほぼ毎日プレイしている原神もインストール!
映像が色鮮やかで綺麗すぎて別ゲーのような感覚でしたし、何より「こんなにもヌルヌルとキャラクターが動くんだ」と驚かされました。
私は普段普通のノートパソコンで原神をプレイしているからでしょうけど、感動するレベルで違いを感じてしまいましたね。
あと、映像の美しさに加えて、スピーカーの性能も素晴らしかったので、これ一台で「ゲームの楽しさ」に大きなバフを入れられると思います!
用途別の快適度
最後に、今回テストしてみて感じた用途別の快適度は以下の通りです。
Office作業 | ◎ |
Web閲覧 | ◎ |
動画鑑賞 | ◎ |
動画編集 | ◎ |
ゲーム | ◎ |
ゲームはもちろんのこと、その他さまざまな作業を行ってみましたが、全てにおいて快適そのものでした。
このノートPCを使っていて、「性能に不満を感じる人は少ない」と思いますので、あとは販売価格との相談になると思います。
まとめ
ROG Strix G16 G614JZRの評価を簡潔にまとめるのであれば、「期待通りのハイパフォーマンスゲーミングノートPC」だと感じました。
昨今のゲームはパソコンに求めるスペックが高くなりつつあるのですが、ROG Strix G16 G614JZRを使っていれば、数年先まで問題なく動いてくれると確信できるほど、高性能なモデルです。
ホームワークからオフィスワークまで幅広く活用できることはもちろんのこと、本気でPCゲームに取り組みたい人にとって、ベストパートナーになってくれそうなROG Strix G16 G614JZR、おすすめのゲーミングノートPCです。
良いところ | 気になるところ |
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