

そんな液タブの購入に悩んでいる人に向けて、GAOMONの21.5インチの液タブ「PD2200」をご提供いただいたので、口コミレビューを紹介!
僕は元々13インチのwacom製の液タブと板タブを購入して使っていたんですが、ありがたいことに液タブをモニターさせて頂く機会が増えまして、現在メインで使っているのは「15.6インチの液タブ」になっています。

そんな僕が、過去最高のインチ数となる21.5インチの液タブを使ってみたらどう感じるのか?価格分のメリットを感じるのか?等を、30日以上使ってみた感想としてご紹介。
液タブの購入に関して「特に液タブのサイズに迷っている」という方は、是非参考にしてみてください。

結論からお伝えしておくと、「メインモニター」としても使えてしまう20インチを超えるような大型の液タブは、イラストを描くことはもちろんのこと、大型のiPadを使っているような感覚で日常的に使えるなど、大変オススメのガジェットになっていました。

液タブ用のペンを使ってパソコンを操作すると、タッチ画面のように使えるから結構便利。動画編集なんかもマウスと組み合わせると、最高の使い心地になりますよ。
GAOMONの液タブ「PD2200」の特徴と使用感の口コミ

GAOMONの液タブ「PD2200」が販売開始となったのは、2019/10/23。
まだまだ新しくてレビューの投稿が少ない状態なんですけど、費用対効果を見たら、大変優れた液タブとなっています。
- 21.5インチフルラミネーションディスプレイ
- 92%NTSC色域+ 16.7M(8bit)色
- 1920 × 1080フルHDペンディスプレイ
- アンチグレアペーパーライクフィルム
- 8個のタッチキー
フルラミネーションとはディスプレイと表面ガラスを一体化させる技術のことで、内部のタッチパネルと保護ガラスとの空気層がないため、ズレを感じることなくイラストを描くことが可能になっているんだとか。

実際にイラストを描いてみると、その精度の良さがしっかりと伝わってきます。
アナログで描くことにくらべて、やっぱりデジタルは少しズレというか違和感があったりもするんですが、こちらはその「ズレ」の感じが少ない。

16.7M(8ビット)カラーと、92%NTSC広い色域を持つスクリーンに関しては、同社の販売するPD1561(72%NTSC)と比較してみると、確かに「色鮮やかな色表現」を感じます。
イラストをカラーリングしていく際に、この性能はめちゃめちゃ有り難いでしょうね。
写真は動画編集をしている様子ですが、この色鮮やかな色表現のおかげで「動画編集」もやりやすくなっています。

ディスプレイに関しては、アンチグレアペーパーライクフィルムが最初から貼られておりまして、目に優しい印象。
フィルムが貼られていると「ペンが走りにくい」と感じる方もいらっしゃると思いますが、こちらは紙に描くような快適な走り心地だと思います。

スルスルスル~っとペンが走っていく感じ。

充電をすることなく使用することが可能な、60°の傾き検知機能、応答時間14ms+筆圧8192レベルのパッシブペンも素晴らしい。
同じくGAOMONさんの販売する液タブ「PD1561」のペンと比較してみると、傾き検知機能がついていませんので、約1万円の差はインチ数だけでなく、結構あるみたいですね。

8192レベルの筆圧感度と最大266 RPSの読取速度ということですが、設定するパソコンの性能にもよるんでしょうけど、たしかにペンが走ります。
8本の替芯もついていますから、当面の間追加購入などしなくてもイラストを描き続けられるのも嬉しいですね!
実際にPD2200でイラストを描いてみた

というわけで、GAOMONの液タブ「PD2200」を使ってイラストを描いてみたいと思います。
描いてみたイラストは、尊敬する鳥山明先生の孫悟空。
最近色々とありまして…絵を毎日描かなくてはいけなくなったので、ちょうどよいタイミングです。
写真は隣にiPadで絵を表示しながらの模写ですが、うーん・・・なかなか上手く描けていないものの、液タブ自体の性能は抜群な印象。
なお、使用しているのはクリップスタジオペイントです。

21.5インチもありますので、左右にツールやオプションを表示してあっても全然気になりません。
逆に描くスペースが広すぎて困惑してしまうくらいです。

とりあえず顔・頭の部分だけペン入れをしてみた様子ですが、この液タブは描きやすいぞ…。
今でも有名メーカーの20インチを超えるような液タブを購入すれば、10万円以上すると思いますが、その「半額以下の価格で手に入るようなクオリティではない」と思います。

ペンの筆圧なんかもしっかり感じてくれますから、絵の下手さもしっかりと表現されてしまいますけどね(笑)
これからもイラストを描いていきますので、また絵をアップしてみたり、気づいた点があれば追記していきたいと思いますが、現段階において、最高コスパの「液タブ」として紹介したいガジェットになりました。
なお、対応システムはWindows7/8/8.1/10 又はMac OS 10.12.0以降となりますので、購入前に、ご自身の使用環境は必ず確かめてくださいね。
- コントラスト比:2000: 1
- 視野角:89°/ 89°(H)/ 89°/ 89°(V)(標準)(CR> 10)
- 表示エリア:476.64 x 268.11mm(18.8 × 10.6インチ)。
- 応答時間:14MS。 2000:1コントラスト比]
- 対応ソフトウェア:Adobe Photoshop、Illustrator、Clip Studio、Lightroom、Sketchbook Pro、Manga Studio、CorelPainter、FireAlpaca、OpenCanvas、Krita やSai2など
GAOMONの液タブ「PD2200」の開封〜設定まで。
では、GAOMONの液タブ「PD2200」が届いたところ、開封〜設定まで、お伝えしていきます。

お届けいただいた段ボールケースの蓋をあけてみると、GAOMONの液タブ「PD2200」のケースが登場しました。

GAOMONの液タブ「PD2200」のパッケージです。
実にシンプルで高級感のあるデザインになっており、一見液タブというよりも、普通のモニターのような印象を受けます。

蓋を開けてみると、緩衝材でしっかりと梱包されている状態にて、GAOMONの液タブ「PD2200」が入っていました。

これだけガチガチに緩衝材で固められていれば、配送中の故障トラブルは少なそうです。

中に入っていたものは、こんな感じ。
小さめの箱の中に、ペンなどの小物が詰まっている状態です。

こちらがGAOMONの液タブ「PD2200」。
21.5インチの液タブは、普通のモニターのような感じ。この大きさでイラストを描くと思うとワクワクが止まりませんね。

箱から取り出して、床に置いてみました。
昔と比べて液タブもスリムベゼルになった印象で、画面のインチ数自体は大きいものの、全体的なサイズ感はコンパクト。

サイズ感が写真だと伝わりにくいので、A4サイズの紙を上に置いてみました。
ざっくりいうと、画面のサイズはA4用紙2枚分くらいで、A3サイズに近い印象。
A4用紙やiPad第6世代(9.7インチ)でイラストを描いていたりするので、このサイズ感には圧倒されます。

GAOMONのロゴマークは下の部分にはいっています。

ディスプレイの右側にはディスプレイのオフ/オンも含めて、5つのボタンが用意されています。
輝度、アスペクト比、色などを調整できるので、このあたりは実際に届いた際に好みに合わせるといいでしょう。

ディスプレイの左側には、8個のタッチキーが用意。
このショートカットキーを利用することで、快適なデジタルイラストライフを過ごすことが出来るようになりますので、しっかりと使いましょう!
背面のスタンドは自由自在に、角度を変えられるようになっています。

21.5インチという大きさだからでしょうか、手前にもスタンドが用意されて、ずれないようになっているのも特徴的です。


その他のパッケージ内容はこんな感じでした。
- 電源不要ペンAP32 x 1
- ペンホルダーx1(替え芯x8 内蔵)
- PD2200専用の調整可能なスタンドx1
- 電源アダプターx1
- 電源ケーブルx 1
- USBケーブルx 1
- HDMIケーブルx 1
- 手袋×1
- クイックスタートガイドx1
納品時の参考にどうぞ。
口コミのまとめ

GAOMONさんの液タブは、毎回のことですが高コスパです。
でも、今回紹介しているPD2200は、その中でも今回は別格だったと感じています。
画面サイズは大きければよいわけではないですが、「20インチを超えるような大画面で絵を描きたい」と思われている方であれば、ぜひチェックしてみてください。
液タブを購入しようと思っているけど、サイズに悩んでる。
大きい液タブのほうが使いやすそうだけど、価格も高くなるし、実際のところはどうなの?