パソコンを使ったデジ絵なのに、まるで紙に描いているような感覚で絵を描くことが出来る・・・。
XPPENの最新型板タブ「Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレット」を使ってみて、素直にそう感じてしまった。
業界初の16384レベルの筆圧検知は、一度体感してしまうと・・・後戻りは出来ません。
しかも、持ち運びにも最適な「左手デバイス」もセットで付いてきます。
これ一台を購入すれば、パソコンでイラストを描く準備が整ってしまうだなんて・・・、究極ではないか。
今回、そんなDeco Pro LW(Gen 2)ペンタブレットのサンプルを提供していただきまして、しばらくイラスト用に使わせてもらいましたので、使用感を本記事にまとめました。
結論から言えば、板タブの最高峰。
ストロークが驚くほど滑らかに描画されることもありまして、まさに紙に描いているような感覚で扱えるペンタブレットだと感じました。
良いところ | 気になるところ |
---|---|
|
|
目次
Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレット 開封の儀
それでは、Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレットが届いたところから紹介していきます。
こちらがDeco Pro LW(Gen 2)ペンタブレットのパッケージ。
XPPENの製品はデザイン性が高いので、店頭に並んでいると手に取りたくなりますね。
ふたを開けてみると、Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレットがしっかりと固定されて入っていました。
これだけガチガチに固定されていれば、配送中の故障も少ないと思います。
ペンタブレットの下には、その他の同梱物がまとまっています。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
製品名 | Deco Pro LW (Gen 2)ペンタブレット |
---|---|
製品モデル | MT1172B |
寸法 | 333 x 258.1 x 10.66 mm |
作業エリア | 279.4 x 177.8 mm |
色 | ブラック + グレー |
解像度 | 5080 LPI |
接続モード | 有線/Bluetooth 5.0 |
連続作動時間 | ≥10時間 |
バッテリー容量 | 3030mAh/3.7V |
スタイラスペン | X3 Proスマートチップスタイラス |
筆圧レベル | 16384 |
傾き検知機能 | 60° |
読取高さ | 10 mm |
搭載ポート | USB-C |
電源出力 | 5V ⎓ 2A |
互換性 | Windows 7以降、macOS 10.10以降、Android 10.0以降、Chrome OS 88以降、Linux(Bluetooth接続不可) |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容
中に入っていたものを並べて撮影してみました。
- ペンタブレット
- X3 Proスマートチップスタイラスペン
- ペンケース
- 標準芯・フェルト芯
- ワイヤレスショートカットリモート
- USB-A to Cケーブル
- USB-C to Cケーブル
- Bluetoothレシーバー(ワイヤレスショートカットリモート用)
- クリーニングクロス
- 2本指グローブ
- クイックガイド
- 保証書
コチラはグレーカラーのペンケース。
シンプルで使いやすいペンケースとなっており、大切なペンをしっかりと守ってくれます。
スライドしてみると、X3 Proスマートチップスタイラスペンや替え芯(標準芯・フェルト芯)、ワイヤレスショートカットリモート用のBluetoothレシーバーが入っていました。
充電不要で使用する事が出来る、X3 Proスマートチップスタイラスペン。
充電不要はもはや常識かもしれませんね。
ペン先。
約3mmの芯先が出ているようなデザインで、ペンタブレットに当たっている部分も見えやすく、使いやすい印象です。
なお、沈み込みは約0.6mmで傾き検知機能は60°となっています。
X-Remote Controlワイヤレスショートカットリモート。
ポケットにすっぽりと収まるようなコンパクトサイズ(127.55 x 70.49 x 10mm)の左手デバイスで、エクスプレスキー10個 + ローラーホイール1個を装備。
有線接続、専用レシーバー接続、Bluetooth接続に対応していて使い勝手も良く、イラスト制作の効率を上げてくれます。
重さも75gなので、カバンの中に入れておいても邪魔になりません。
昨今のペイントソフトには付き物の左手デバイスですが、まさかのセットになっているだなんて・・・驚きです。
連続動作時間も約300時間、充電切れの心配もいりません。
イラストはもちろん、動画編集など、日常的な使用に関しても快適な操作性で作業効率を向上させます。
USB-A to Cケーブルと、USB-C to Cケーブル。
2本指グローブ。
クイックガイド、保証書。
Deco Pro LW (Gen 2)ペンタブレット 本体の詳細
そして、こちらがDeco Pro LW (Gen 2)ペンタブレット 本体。
エレガントなマットブラックになっており、質感は極上。
サイズは333 x 258.1 x 10.66 mmとなっており、作業エリアは279.4 x 177.8 mmです。
製品名 | Deco Pro MW(Gen 2) ペンタブレット |
Deco Pro LW (Gen 2) ペンタブレット |
Deco Pro XLW (Gen 2) ペンタブレット |
製品モデル | MT0962B | MT1172B | MT1592B |
寸法 | 283 x 227.1 x 10.66 mm | 333 x 258.1 x 10.66 mm | 435 x 313.1 x 10.66 mm |
作業エリア | 228.6 x 152.4 mm | 279.4 x 177.8 mm | 381 x 228.6 mm |
今回送っていただいたLWモデルは中間サイズとなっていますが、もっと大きい・小さいサイズを希望される方は、上記情報をチェックしてください。
側面から撮影。
ゆるやかな傾斜がによって、手首を長時間のせていても疲れにくいように、人間工学に基づいたリストレスト「X-Edge」が設計されています。
本体奥側の側面には操作ボタンやtype-Cポートを配置。
私はBluetooth接続を基本とさせてもらっていますが、有線接続をされる場合には奥側からケーブルをつなぐような形になります。
底面。
上質なメタルバックプレートを採用しているなど、細部までこだわり抜いています。
Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレットの使用感
それでは、Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレットを使っていきます!
果たして、紙よりも優れた描き心地というキャッチコピーを体感できるのでしょうか。
X-Remote Controlワイヤレスショートカットリモートは快適!
まずは、カスタマイズ可能な10×4キーを設定できる「X-Remote Controlワイヤレスショートカットリモート」を使っていきます。
- 多方向レイアウト
- メカニカルホイール
- 10個のカスタマイズ可能なショートカットキー
- パンタグラフ式
- Bluetooth v5.0
- 1000mAhバッテリー内蔵
- コンパクトでポータブル
- 手元を見ずに操作しやすい形状
- ドライバフリー対応
- 多様な互換性
使用にあたっては、まずは専用アプリをインストールします。
こちらが専用アプリの設定画面。
各キーに対して様々なショートカットキーを設定できますので、イラスト用としてはもちろん、動画編集・グラフィックデザインなど、様々な用途で使用可能な左手デバイスとなります。
ショートカットキーは、キーボードから入力が出来るので、キーの組み合わせも当然可能。
アプリケーションの実行など、細かな設定が可能になりますので、様々な用途に使えると思います。
設定した情報は、こちらの専用アプリ上で確認可能。
さらに、地味に便利な設定のプレビューボタン。
こちらは作業中に「設定のプレビュー」ボタンを押せば、ポップアップして表示してくれる便利機能です。
私は常時「左手デバイス」を使っているのですが、こちらのX-Remote Controlワイヤレスショートカットリモートは、非常に使い勝手が良いと感じています。
また、バッテリー容量が1000mAhで、300時間も連続作動出来る所も、魅力と言えそうです。
Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレットとの接続
接続に関しては、私はBluetoothでも有線でもOK!
写真は有線接続をしている様子ですが、Bluetooth接続にしておけば、煩わしいケーブル接続から解放されるため、後片付けも楽々です。
今どきはやっぱり・・・ケーブル無しがいいですね。
なお、接続に関してはスムーズで、途切れたことも一切ありません。
Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレットの使用感
では、Bluetooth接続にて使っていきます。
さらさらとした本体表面にペンを走らせてみると・・・確かに紙とペンのような感覚を味わえました。
段差も枠も何もない作業範囲でのペン作業は、快適そのものです。
地味に効果的なのはリストレスト「X-Edge」。
これにより手首が当たっても痛くなりませんし、長時間の作業をしやすくなっています。
今回送っていただいたのはLWサイズ(333 x 258.1 x 10.66mm)という事で、紙のサイズで言うとA4程度。
人によってはもっと大きい方が描きやすい、小さい方が描きやすいという方もいらっしゃるかもしれませんが、標準的なA4サイズ。
迷ったらこのサイズでイイ!と言い切れるほど、ちょうどよいサイズ感です。
業界初の筆圧感度16,384のX3 Proスマートチップスタイラスペンについては、体験してみてびっくり。
まさに紙の上にペンを乗せたような感覚で、イラストソフトが反応します。
シャープペンを使って紙の上にうっすら線を引く・・・みたいな感覚でペンタブレットの上を走らせてみても、反応。
わずか3gの荷重で反応するペンタブレット、恐るべしです。※読取精度:中央±0.4mm、周辺±0.8mm
とりあえずシャシャーっと線の練習をさせてもらったのですが、綺麗な線が引けます。
線がまっすぐ引けないな・・・と下手なペンタブを使ったりすると感じたりもしたりしますが、Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレットは全く問題ありません。
細かな調整に関しては、当然の事ながら専用アプリから可能。
筆圧感度の調整が出来ないと・・・やっぱり自分に合った線が引けないし、ショートカットキーの設定も重要です。
実際にイラストを描いてみた印象としては、過去最高の板タブでした。
線もスムーズに引くことが出来るし、反応も良いので、紙に描いているような感覚でどんどん手が動いてくれます。
ザラザラとした紙の方が好みと言う方を除けば、余計な段差もありませんので快適な創作体験を楽しめる事でしょう。
試しに・・・と、オープンワールドゲームの原神のフリーナを、ミニキャラで描いてみました。
久しぶりに描いたこともありまして、線が若干部れていますが・・・これは私の能力の低さでございます↓
実際に絵を描いてみてわかりましたが、線がスルスルッと描けますし、細かい部分まで描きこめる印象のペンタブレットでしたので、イラストを描く人に最高にオススメです。
イラスト以外にも使用可能
過去に使ってきたペンタブレットはイラスト以外に使用する事が少なかったのですが、Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレットはイラスト以外にも使わせてもらっています。
左手デバイスも便利ですし、修正ポイントの指示などにも、ペンタブレットは手書きが使えて便利なのです。
使いようによっては「もうひとつの左手デバイス」となりますし、ゲームに使えたりもしますので、汎用性も高いと思います。
まとめ
Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレットは、過去に使ってきた板タブの中で、最高の使い心地でした!
業界初の16384レベルの筆圧検知、
持ち運びにも最適な「左手デバイス」もセットで付いてくるなど、内容も充実しています。
紙に描いているような感覚で扱えるペンタブレットと探しているのであれば、是非「Deco Pro LW(Gen 2)ペンタブレット」を候補の一つとしてチェックしてみてください。
良いところ | 気になるところ |
---|---|
|
|