「書画カメラ」を自宅や会社で使ってみませんか?
書画カメラ(しょがかめら)とは、資料などの被写体を「映像信号に変換することが出来るカメラ」のことで、学生時代に先生が使っている所を見た事がある方も多いのではないでしょうか。

例えば、こちらが実際に書画カメラ「IPEVO VZ-X」で私の手元を撮影してみたものですが、こんな感じで「絵を描いている所」であったり、会議にて「資料に書き込みを入れている所」などを映像化して、プロジェクターに投影したりできるわけです。

私の書画カメラの使用方法としては、主にイラストを描いている時の手元カメラになりますが、リアルタイムの映像はもちろん、写真撮影、動画撮影も簡単に出来るようになりますので、大変重宝します。

そんな、書画カメラの「IPEVO VZ-X」のサンプルを1台提供していただいたので、レビューをご紹介!
最初にお伝えしておくと、はっきり言って神ガジェットです。
- 連続使用時間は9〜12時間
- ワイヤレスで接続が可能
- HDMI・USBでも接続
- 動画も撮影可能
- 800万画素で細部までハッキリ
- Sony製のCMOSセンサー搭載
- Ambarella製のSoC(System-On-a-Chip)を搭載
- 持ち歩きも可能な軽量&コンパクトボディ
- 回転ヘッド・多関節スタンド自由なアングル

書画カメラを家で使ってみようという発想が、これまでの自分にはなかったのですが、書画カメラ「IPEVO VZ-X」を使い始めたところ、イラスト作成時の映像撮影が驚くほど快適になりました。
具体的には、
- 場所を選ばなくなった
- 映像がキレイ
- セッティングが簡単
といった3点により、効率が抜群にあがったのです。
そんな手元を映すことが多い方にオススメしたい書画カメラ「IPEVO VZ-X」について、使ってみた感想をお伝えしていきたいと思います。
書画カメラ「IPEVO VZ-X」開封~設定まで
では、書画カメラ「IPEVO VZ-X」が届いた所からお伝えしていきます。

パッケージについては至ってシンプル。書画カメラ「IPEVO VZ-X」のイラストが描かれたもので届きました。

フタを開けてみると書画カメラ「IPEVO VZ-X」本体が登場。
かなりしっかり目の緩衝材に包まれた状態になっていますので、配送途中で故障してしまう心配も少ないかと思います。

中に入っていたものを確認すると、書画カメラ「IPEVO VZ-X」本体の他、長さ1.5mのmicro USBケーブルが1本ついていました。
「IPEVO VZ-X」本体の折たたみ時のサイズは「11.6 x 11.0 x 32.2cm」で、重量は1.17kg。
こんなにも軽量でコンパクトだとは思っていなかったので、正直言って驚きました。

セッティングに関しては、私はiPadにセットしたかったため、「IPEVO Visualizer」というアプリをいれるところからスタート。
あとは、カメラとデバイスのワイヤレス接続をするだけでしたので、Wi-Fiで接続したらセッティングは完了となりました。
一応初期設定のままだと「Wi-Fi接続にパスワードロック」がかかっていない状態になりますので、公式ページからマニュアルをダウンロードしていただき、パスワードロックだけはかけておいたほうが良いかと思います。

設置場所については、直径約11cmの円が置けるような場所なら、どこにでも設置できます。
左側のボタンは充電状況の確認、右側はカメラ撮影ボタンです。
アプリケーション側からでも、操作は可能ですが、こういったアナログなボタンが配置されている所も嬉しいポイント。

アームの先端にはカメラ、暗い部屋でも使用できるようにLEDライトが付いています。

画質の調整については、側面についているボタンによって自由自在。画像の回転、フィルタ、露出調整などができますから、簡単に綺麗な画像を映し出すことが可能です。
画質に関しては、800万画素になりますので、自分が使っているiPhone8のインカメラの700万画素よりも綺麗に撮影ができます。

パッと使ってみた印象としては、ノイズが入りにくいし、フォーカスも早い。
ボディについては非常に強度がある熱可塑性樹脂GVX-5H(スイスのEMS GRIVORY社製)で作られているとのことですが、金属並みの強度がありながらも軽いという特徴を持っています。

こちらがアームの先端部分です。
カメラのレンズ、LEDライトが付いていますが、これで800万画素の映像が撮影できるんですから凄すぎますね。
書画カメラ「IPEVO VZ-X」を体験レビュー

実際に使ってみて一番感動したのは、「持ち運びが簡単」である事。
私は今、イラストを描いているところを撮影するようにしているんですが、カメラってやっぱり「固定(専用カメラが上部に常設)」になるんです。
ビデオカメラをアームに取り付けて設置していることもありまして、毎回片付けることもなく常設してあるんですけど…、別の場所で集中して絵を描きたいって時には移動が面倒でしかたがありません。

そんなこんなもありまして、他の場所で絵を描くことを封じられていたんですが、こちらの書画カメラ「IPEVO VZ-X」を使い始めてからは、場所を選ばなくなりました。
カメラの設置を新しい場所に設置するのにかかった時間は約1分。
これなら外でも絵を描いている所を撮影出来てしまいます。

iPhoneやiPadに接続するようにして、簡単に録画も出来ますから、効率よく作業を開始。
こういった使い方をしてみると、改めて設置スペースが小さいことや、折りたたむことが出来るというメリットが活きてきます。

子供が「おじぎ草」を育てていて芽が出てきたというので、書画カメラ「IPEVO VZ-X」を使って撮影してみたんですけど、さすが「800万画素」のカメラです。
細部までハッキリとした写真撮影が出来ました。

こちらが実際に絵を描いているところを撮影した様子ですが、画質はかなり綺麗ですよね?



実際に撮影をしていて思いましたが、回転するヘッドと多関節スタンドによって、好みの高さ・角度・方向にカメラを回すことが出来るのは結構ありがたい。
試しに、自分が描いている手元の様子をテレビに投影してみながら息子さんに「絵の描き方」を伝えてみたんですが、横にいるよりもわかりやすいのか、スイスイと描いてくれました。
書画カメラは当然仕事でも使える!

会議資料を全員分印刷することもなく、1つの資料に対して手書きをした部分も含めて全員でシェアできる。
今時、会議の資料を紙で印刷する必要性もないとは思いますが、会議の後に書き込んだ内容を含んだ形でコピーもできるし、PDF化も出来てしまいます。

最近は在宅勤務なんてものも当たり前になってきていますが、IPEVO VZ-Xで手元を映しながら会議なんかも遠隔で出来るのです。
映像ソフトを使って遠隔コンサルに使ってみましたが、手元で資料を見せながら手書きで情報をお伝えする・・・という事が簡単にできました。
例えばですが、イラストを教えたりする先生が、こう言った手元動画なんかを使ってみても面白いのかもしれません。

便利すぎる。
使いやすすぎて、一点だけ困ったことを言えば・・・外にも持ち歩けるようなケースがついていたら最高でした。
まだ使い始めて数日なんですが、今のところ「凄すぎる」という感想しかありません。
書画カメラ「IPEVO VZ-X」については、引き続き使用を続けていきまして、気が付いた点をどんどん追記していきたいと思います。
その他の詳細については、販売ページをご覧ください。