オリジナルキャラクターを作ってみたいけど、キャラクターデザインが出来なくて困っています。
個性的で可愛いキャラクターを描くコツを掴みたいのですが、何か良い教材はないですか?
そんな悩みを持つアナタに向けて、Colosoのオンライン講座「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」を紹介したい。
コンセプトアーティストのソユンさんが講師となる本講座は、まさに「キャラクターイラストが苦手、うまく描くことが出来ない」と悩んでいる方にオススメの講座になっており、主に以下のような内容を学ぶことが出来ます。
- キャラクターデザインのコツ
- キャラクターをデザインするための点検ポイント
- 原画とイラストの違い
- 実務作業を間接体験できる企画書の作成方法
- キャラクターデザイナーとして成長するコツ
正直な感想として、こんなにもキャラクターデザインのノウハウを盛り込んだ動画講座は、なかなかないと思います。
そんなColosoのオンライン講座「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」を提供していただきましたので、実際に拝見した感想を口コミにてまとめました。
私もイラストを趣味にしているのですが、オリジナルキャラクターを描くのが苦手な一人・・・。
だからこそ、今回紹介するColoso「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」は、求めているモノに突き刺さる内容だと感じました。
実際に描いてみよう!と、久しぶりにiPadを使い始めたのは、言うまでもありません。
→Coloso「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」
目次
Coloso「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」の内容
最初に、Coloso「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」の内容について、簡単に紹介しておきます。
講師はコンセプトアーティストであり、現役イラストレーターのソユンさん。
ゲーム会社でキャラクターコンセプトの原画家としてのキャリアを積まれ、現在はPROPIC ACADEMYの講師を並行するフリーランスのコンセプトアーティスト。
どんなイラストを描かれているのか?については、Colosoの販売ページをご覧になると、魅力的な作品がたくさん見れますので、ぜひ確認してみてください。
私はソユンさんの作品をみて・・・、「こんなイラストを描きたい!」と、胸を打たれました!
→Twitter「@rr_ronron」 ※ソユンさんのTwitter
講座の流れ
講座の流れとしては、オリエンテーションから始まり、キャラクターデザインの理論、イラスト理論、キャラクター原画の実習という流れで進んでいきます。
ダラダラと長い動画ではなく、コンパクトに濃厚な情報がまとめられている印象なので、一度見始めると一気に進んでいく感じ。
キャラクターデザインの理論では、観察者(見る人)を配慮したり、視覚的なテーマの選定方法を解説。
その後は、試案の作成、コンセプトのバリエーション、シート作業の概要や要素、ラフ、試案および設計、クロッキーの勉強方法など、一段階ずつステップアップ。
細かなプロセスに関しては、販売ページを見ていただいた方が早いですが、かなりスムーズに学習が進むようにプログラムされています。
なお、番外編としてブイチューバーの作り方であったり、独学の方法などを紹介してくれますので、キャラクターデザインをしている人、キャラクターデザインに悩んでいる人とっては、よだれモノのも動画講座と言えるでしょう。
- 本数:20本の映像
- 難易度:中級
- 期限:無期限視聴
- 使用プログラム:Photoshop CC(英語版)
※PhotoshopのすべてのバージョンおよびCLIP STUDIOと互換して使うことができます。 - オンラインVOD
- オーディオ:韓国語
- 字幕:日本語
- 講座特典:6種類以上の講座資料
オーディオが韓国語で進んでいくのは大丈夫?と、思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、常に字幕が表示されていますので全く問題ありません。
また、3台までの端末から閲覧可能になっていますので、私はノートパソコンとiPadを使用してColosoの講座を楽しませていただきました。
iPadやスマホで閲覧できるようにしておくと、移動中も楽しめるのでオススメですよ。
Coloso「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」を体験した感想
というわけで、Coloso「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」をチェックしていきます。
ネタバレしすぎてはいけないので、なるべく内容は避けて、私が感じたことをまとめています。
最初はオリエンテーションとしてコンセプトアーティスト ソユンさんの経歴からスタート。
努力して努力して・・・実力を積み重ね、今のソユンさんがあることが伝わってくる内容で、勇気をいただけました。
ご飯も簡単に済ませ、寝る時間すらも削ってきたソユンさんの言葉は、説得力が違います。
過去の自分の絵を紹介しながら、昔は下手だった・・・と自分で言えるソユンさん、普通にカッコいいですね。
その後は、目標設定の方法を解説。
この目標設定を多くのイラストレーターさんが本当に大事にしているんですが、目標の設定方法を最初にちゃんと解説してくれたのは有難かったです。
自分の持ち味、伝えたいテーマを「効果的に上手く伝える方法を教える」のが、今回のColoso「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」ということで、これからはじまっていく講座がオリエンテーションのおかげで楽しみになりました。
序盤は、キャラクターデザインを始める前に理論を学ぶ
最初はゲーム原画の描き方の解説からスタート。
基本的にゲーム原画は、半側面、側面、背面で構成してあり、ポイントによっては詳細なものを出していく。
ゲームのキャラクターは、企画書→原画→3Dモデリング→アニメーション→エフェクト→ゲームに適用という流れで構成されているのですが、3Dモデリングを担当する人が迷わないように曖昧な表現を避けて描くことを求められるとのこと。
様々な視点から描かないといけない+上着やマフラーで隠れた部分についても、抜き出して描くようにしているのには驚きました。
なお、最近はLive 2D Cubismを使ったブイチューバーの需要が高まっていることもあり、より細かいイラストが求められているみたいです。
※ブイチューバー自体は正面を向いて動いていますが、ファンアート用に半側面、側面、背面を提供するようです
企画書をベースにして原画を描いていく流れとしては、試案を3~4個提出。
1つ目は企画書に完全にあわせる、2つ目は個人の解釈をいれる、3つ目は新しいアイデアを入れる・・・と言ったような流れで原画を作っていくという事ですが、はやり実務経験が豊富なこともあり、実践で使える内容を解説していただけました。
原画は設計図、イラストは一枚で注目を集めないといけないものという認識をいただけたのも有難かったです。
この考え方は、個人ポートフォリオを作る際にも役に立つ知識になりますので、これからポートフォリオを作ろうと思われている方にも是非見ていただきたいですね。
なお、「どんなゲーム」のキャラクターを描くのか?はとても重要で、例えば「FPSゲーム」だと手が良く見えるので作り込む、「三人称視点」のゲームは後姿をしっかりと作り込まないといけないという話などは、なるほどの一言。
その後は、「見る人(観察者)を配慮する」「初めて見る人が自分の絵を理解できるか?」をしっかりと考えて描いていくこと。
色を使った表現方法を利用したり、初めて見る人が判断できる材料(箒やトンガリ帽子は魔法使いを連想させるなど)を設ける重要性を学ばせていただきました。
そして、テーマは見せられるだけ見せる事であったり、あまり意識したことがなかったのですがシルエットの重要性、デザインのポイントを作るなど、例を上げながらじっくりと解説。
細かい内容については触れることが出来ませんが、「あってはいけない所に情報をいれる」ようにすれば、ポイントを作ったりすることが出来るといった話などは・・・目から鱗が落ちます。
このあたりの発想がなかったので、私はキャラクターデザインが出来なかったんだ・・・と認識出来ました。
やっぱり実務経験が豊富な方の解説は違いますね。
おそらくキャラクターデザインが苦手であればあるほど、この講座の内容は突き刺さるのではないでしょうか。
そこから先は、色が苦手な人の対処法、好きなキャラクターの分析方法などを解説していただいたことで、私が何故「鳥山明先生」が好きなのか?についても「理由」を明確にすることが出来ました。
この解説を聞くことによって、自己分析も出来るわけですから・・・最高ですよ!
あと、このセクションで非常に良いと思ったのは、イラストの修正・ブラッシュアップ作業を見せていただけたこと。
一度描いたイラストを修正するのって結構手間だし、どうしたらよいか迷うところなんですが、目・髪の毛を大胆に調整したり、服の形を調整したりするなど・・・レイヤーを作って結構な修正を行っていく作業風景は、本当に参考になりました!
細かい部分を詰めていくことによって雰囲気が一気に変わっていくのを見られるだけでも、一見の価値ありです。
ここからが本番!SECTION 03. キャラクターのラフ作業をする!
キャラクターのラフからデザインまで、一通り仕上げていくのがこのセクション。
視聴した後に実践することが重要とのことですが、確かに「ペンを走らせたくなる内容」にまとまっています。
「試案はどこまで描き込むんだろう?」と思いながら見ていると、個人差があるものの、ある程度描き込まないと誰も見る気が起きないので注意する必要があるとの解説。
どの程度・・・のラインを、実際のイラストを見せながら明確にしてもらえたのも有難い。
なお、リファレンスを揃えるのはとても重要で、自分の頭の中にあるものだけで描こうとすれば、変化が生まれないから注意が必要という考え方も納得。
「新しいものにチャレンジする事を怠っている」=「怠けている証拠」と言われていたのは・・・、今の自分にはグサッときましたw
デザインのバリエーションについても同様。
色を変えるのはもちろんのこと、髪型、服に関しては特にリファレンスを集めて様々な表現をすると良いとのこと。
特に服は「自分の好きな服」を描いてしまいがちになるので・・・、成長が止まってしまうので注意が必要みたいです。
リファレンスを収集し、分析し、応用する。
この言葉にビビッと来たのであれば、Coloso「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」は最高のオンライン講座になるでしょう。
SECTION 04.キャラクターシートを作る以降
キャラクターシートを作る以降のセクションは簡潔にまとめていきます。
後半戦はキャラクターのイラスト化、Vtuberを作る、自ら勉強する方法などを学んでいける内容となっており、またまた情報量が多い。
個人的にはキャラクターシートを作る方法の解説が秀逸で、誤差がないように作り込む方法が理解できたのは今後のイラストに大きな影響を与えてくれそうです。
- モデリングの方が迷わないように細部まで描き込んでいく
- 顔を別で描いて、誤差をなくす
- まつ毛の数なども詳細に設定する
など、原画というものが設計図であることを認識できた感じでしょうか。
普段イラストを描いていると「ごまかして描く部分」もあったりするんですが、原画に慣れていけば行くほど、「ごまかす習慣」もなくしていけそうです。
他にはSNSで人気を集める方法であったり、業界に就職するために有利になる方法、自分の力量を上げる方法、さらにはブイチューバーの制作方法についても解説。
Live 2D Cubismを使用し、2Dイラストをアニメーションにする方法の一部を伝えてくれているのですが、とてもわかりやすかったです。
最終セクションまで進んでいくと、自ら勉強を進める方法などを丁寧に紹介。
闇雲にクロッキーを続けていくだけではなく、具体的な方法を提案してくれているので・・・この動画を見終わった後は「自分の努力次第」で成長していけそうな感じ。
自分が描いた絵を「どのようにゲームで動かしたいか?」を意識し、「今にもゲームの世界に飛び出していきそうなキャラクターが描く」、そんなノウハウが詰まっているのが後半戦の講義内容。
オリジナルキャラクターを描けなくて悩んでいた自分としては、かなり参考になりました。
まとめ
Coloso「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」を見させていただいた感想のまとめとしては、キャラクターデザインを極めたいのであれば、大満足のオンライン講座でした。
理論だけではなく、実践風景を見せてくれるため、一つ一つ納得しながらステップアップして進んでいけるので、躓きにくいのもポイントでしょうか。
実際に自分も手を動かしたくなっていたし、オリジナルキャラクターをいくつか描いてしまったのも・・・、この講座のおかげ。
正解はないというコンセプトアート・キャラクターデザインですが、漠然とした目標を確実なものにするための講座としても、大変濃厚で秀逸な内容だと思います。
また、それぞれが抱えている目標のために「今何を描くべきか?」についても解説してくれていますので、最終的に難しいと感じる人が多い「ポートフォリオの作成」までたどり着けてしまうことでしょう。
7年間のコンセプトアーティストのノウハウを全て詰め込んだ本講座、一度見ただけで終わらせるのはもったいないと思えるレベルです。
行き詰ったときはもちろん、複数回見ることをオススメします!※無期限視聴
そんなColoso「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」の詳細は、以下の公式サイトよりお確かめください。
→Coloso「テーマを強調するキャラクターデザインとイラスト」