「重要なポイントは本全体のうち20%しかない」
僕はこの言葉に救われました。
どちらかと言うと、じっくりと本を読んでしまうタイプの癖に、オススメされた本や気になった本をドンドン購入したり、図書館で借りてきてしまい・・・
現状、机の上が「本で山積み」になっていたからです。
今回紹介する、本『読書が知識と行動に変わる本』は、そんな山積みになってしまった本を一気に片付けるキッカケとなります。
著者の大岩俊之さんは、マインドマップの公式インストラクターの資格も持っている方なので、本の内容の吸収方法も独特で面白い。
今日は本書から、読書スピードをあげることに焦点を絞って3つのポイントを紹介します。
本を読む目的を決める事
ビジネス書は「目的」を持って読む本です。P.014
読書が知識と行動に変わる本を読み始めると、最初にこのような事が書いてあります。
確かに小説などとは違い、ビジネス書を購入する目的としては、
「今取り組んでいる仕事の効率をあげたい」とか、
「資格取得の方法が知りたい」などの目的があって購入したはずです。
ですから、まずは本を「読む目的」を改めて明確にする事が大事だと解いています。
何かを意識して行動すると、そのことにフォーカスが当たるので、より集中しても結果が出やすくなる P0.14
とありますが、確かにその通りだと思います。
カラーバス効果という心理学用語があるのですが、妊婦になったら妊婦さんが沢山町にいるような気がしたり、
車をプリウスに乗り換えたら町中にプリウスが走っているような感覚に陥る事がカラーバス効果というものなんですけど、
目的に集中する事で文中にある自分に必要となる情報に自然と目が行くようになっていくわけですね。
「なるほど」と思い、本書『読書が知識と行動に変わる本』を購入してみた理由、目的を書き出してみました。
- 読書スピードを上げたい
- 読書内容をあまたに残したい
- 読書の後、直ぐに行動できるようにしたい
これから読書をする前に、必ず目的を書き出したいと思います。
欲しい情報のあるところを拾う
これも序盤に書かれている内容ですが、
人間の脳は、疑問があると、その答えを探そうとする性質があります。
とあるように、先ほど決めた目的に対して、いくつかの質問を自分に対して投げかけておくと良いといわれているのです。
- 「読書スピードを上げるために役立つ情報はいくつあるだろうか?」
- 「この本の重要なポイントを3つあげるとしたら?」
- 「行動を起こすために必要な事は?」
- 「内容を記憶するために必要なスキルは?」
- 本が貯まってしまうという問題を解決するには?」
などなど・・・こういった質問を先に自分に対して投げかけておく事で、
本を読みすすめるにあたって、自然と必要な情報に対してフォーカスされると言う事なんですね。
なお、
- ゴールを認識し、本を読む目的を決める
- 簡単に概略をつかむため、はじめに、目次、おわりにを確認する
- 質問を決める
といった3ステップを20~40分程度かけてから本を読み進めることを本書では推奨されています。
本全体の読書マインドマップを作る
最後はスピードを上げるというよりも、スピードを上げて読んだものを効率よく頭に残して行く方法としてのマインドマップの活用です。※結果的にスピードが上がります。
マインドマップとは、英国の教育者トニー・ブザンが開発した創造的な思考技術です。 自分が考えたいテーマを紙の中央に絵で描き、そこから放射状に枝を伸ばして、キーワードやイメージを繋げながら、発想を広げていきます。
正直、僕はこのマインドマップに出会ってからというもの、メモの取り方はもちろん、仕事のやり方も大きく変わりました。
マインドマップについて知りたい方は、こちらを参考にして見て下さい。
そもそも人間の脳は忘れるように出来ています。P.081
とあるように、確かに読んだ本の内容を思い出そうと思っても、小説のように物語性が高いものでもない限り、中々思い出せないと思います。
そんな記憶を呼び戻してくれるのがマインドマップによる読書メモです。
そのマインドマップで書かれた読書メモを見れば、その本がどんな内容であったか?また、自分がどのように感じたのか?を思い出すことが出来るというわけです。
本の読む目的に沿った形でのマインドマップもあれば、本全体の内容を深堀りするようなマインドマップもありますので、詳しくは本書を読まれると良いかと思います。
wakoでした!
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