最近は、大画面テレビを自宅に置いているご家庭も多いと思います。
でも、プロジェクターを使ってスクリーンや壁に投影される100インチクラスの映像を楽しんでみたいと思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そう、何を隠そう、自分でそうでした。
サッカーなどのスポーツ観戦が趣味の方、映画好きな方、ゲーム好きの方には特に自宅プロジェクターはおすすめで、ホームシアターを簡単に作ることができるのは非常に贅沢な嗜みとなります。
実際のところ、ホームシアターは一昔前のように大金持ちにしか出来ないものでもなくなりまして、なんならスクリーンはなくても、プロジェクターが1台あれば出来てしまったりもしますので、気軽にプチ贅沢を味わうことができるようになったのです。
そこで、こちらの記事では「自宅用のプロジェクター」として、おすすめする製品はもちろん、プロジェクターの選び方を紹介したいと思います。
普通なら、通常タイプとモバイルタイプなどを分けて紹介すべきなんでしょうけど、僕が実際に体験してみた経験も交えたいと思いますので、一色単にして紹介していきますね。
目次
自宅をホームシアターにするために必要なもの
まず自宅をホームシアターにするために必要なものを紹介しておきます。
- プロジェクター
- 白い壁 or スクリーン
基本的には、この2つが揃っていればOKです。
イメージ的にはスクリーンが必要だと思われる方も多いですが、白くて大きな壁があれば問題なく投影することは可能です。
多少凹凸のある壁紙だったとしても、暗い室内で映像を投影したら意外と問題はありません。
もちろん、スクリーンに投影することで綺麗に映すことはできますけど、スクリーンを準備する「お金」も「時間」も勿体無い場合もあるので、理想的なのは白い壁に投影してしまうことだと思います。
購入すると便利なスクリーンと失敗したスクリーン

ちなみに自分は、2種類のスクリーンを購入してきました。
1つは100インチあるスクリーンで、四隅に穴が空いていて、ただ止めるタイプのものだったのですが、これは・・・改めて考えると大失敗。
- 壁に穴を開けないといけない
- スクリーンが歪む
- 毎回の取り付け、後片付けが大変
- スクリーンの品質がイマイチ
といった問題がありまして、自宅用としては不向きなスクリーンだったのです。

もう一つは、自立式のものでコチラの「ELPSC21B」は大正解。写真は裏側から撮影したものですが、三脚で立てることが出来るスクリーンになっておりまして、組み立ても収納も簡単なんです。さすがエプソン。
80インチもあれば、それなりに大きな映像を楽しめるようになりますので、自宅用として大変おすすめです。
あると便利なもの第1位は「スピーカー」

実際に自宅にプロジェクターを設置する機会が増えている自分が、「あると便利なもの」としてピックアップするのは以下のものです。
- スピーカー
- プロジェクター用の三脚
- アマゾンファイヤースティックTV
最近のプロジェクターにはスピーカーが搭載されているモデルも多いので、外付けのスピーカーは必要ないと思われるかもしれませんが、映画館さながらの迫力ある映像と音を楽しみたいと思うのであれば、優れた性能を持つスピーカーとつなげるのは必須です。
もちろん優秀なスピーカーが搭載されているのであれば、それで問題はないのですが、餅は餅屋。音はスピーカーに頼るのが一番です。
お値段、性能から考えると「Anker SoundCore Boost」はめっちゃおすすめ。
プロジェクター用の三脚

続いてプロジェクター用の三脚。
安価なプロジェクターを購入した際に問題となるのが、角度調整・台形補正があまりできないというもの。
こうなってくると、どうしてもプロジェクター台がないとうまく投影ができません。
モバイルプロジェクターの場合には、それほど問題になることありませんが、大型のプロジェクターで台形補正がついていないモデルは最悪です。
そういった場合には、プロジェクターを乗せるための台を持っていると便利になります。
というか・・・、そもそも台形補正がついていないプロジェクターは選んではいけないと思いますが・・・。
アマゾンファイヤースティックTV

最後は、アマゾンファイヤースティックTV。
これはHDMIが使えるプロジェクターが条件となりますが、差し込むことでそのままプライムビデオを楽しむことが出来るようになりますので、プロジェクターと組み合わせると簡易映画館の完成です。
わざわざビデオレコーダーに接続したり、レンタルビデオ屋にみたいDVDを借りに行く手間すらもなくなるので、ぜひこちらは手に入れてもらいたいです。
もちろん、プライム会員になるのが条件なのですが、メリットが有りすぎるので申し込んで損はないと思います。
以上のようなものを揃えておけば、自宅プロジェクターを楽しむことができるでしょう。
自宅プロジェクターの選び方
続いて、プロジェクターを選ぶ際に覚えておきたいスペックに関するキーワードを抑えておきましょう。

と、その前に「大型のプロジェクター(一般的なサイズ)」「持ち歩きも可能な小型のモバイルプロジェクター」のどちらを選択するかを決めるところから始めましょう。
僕の個人的な意見としては、持ち歩きも可能+収納時もコンパクトな小型のモバイルプロジェクターをオススメします。
その理由はこう。
- 思ったよりも明るい映像を楽しめる
- 収納場所に困らない
- 設置が簡単
- プロジェクター台なども必要ない
- 部屋が暑くなったりしない
- 持ち歩けるのでビジネスにも便利
もちろん、購入されるモバイルプロジェクターによって、上記に該当しない場合もありますが、上記のようなことを感じたのは、いくつかのモバイルプロジェクターを試させてもらったからです。
正直言って、こんなにもコンパクトなボディで、こんなにも綺麗な映像が投影できると思っていなかったので衝撃でした。
会社のようにハイスペックなプロジェクターが必要にはならない、自宅用として考えるなら、モバイルプロジェクターが断然おすすめなのです。
プロジェクターを検討する上で、見るべきスペックとは?
さて、ここからは自宅で楽しむためのプロジェクターを選ぶ上で見ておきたい、基本スペックについて紹介していきます。
ルーメン(lm)
まず、プロジェクターの性能を知る上でチェックしたいのは、ルーメンです。
ルーメンは、ランプの最大輝度性能を表すスペックとなっていて、この数字が高ければ高いほど、明るい部屋でも鮮明な画像を投影できるようになります。
一般的な大型プロジェクターな3000ルーメン、モバイルプロジェクターなら200ルーメンあたりを狙うと良いと思います。
投影距離
プロジェクターの基本的な作りからすると、離れた場所から投影することが基本です。
そこで、何メール離れた位置からの投影が可能なのか?をチェックしましょう。
超単焦点レンズといって、壁から数十センチ離れた場所にプロジェクターを設置するだけも投影することが可能なモデルもありまして、非常におすすめではあるんですが、プロジェクターの中でも非常に高額な商品になってしまいます。
僕はまだ超単焦点レンズを搭載したプロジェクターを使ったことがないのですが、メンタリストのdaigoさんはこちらのプロェジェクターをおすすめしています。
設置の手軽さ
これは投影距離にも関係しますが、設置の簡単さは必ずチェックしましょう。
例えば「台形補正の自動機能はついているのか?」「ワイヤレスでの使用は可能なのか?」など、如何に設置が簡単にできるのかは、みておきたいところです。
僕はこの点を重要視しておりまして、例えば大型のプロジェクターの場合、本体を設置するスペースが結構必要となりますし、画面を投影するまでに時間がかかります・・・。
しかし、モバイルプロジェクターは電源ケーブルすらもいらない(充電しておけば)モノもあるので、非常に手軽に映像を投影することができるのです。
入力端子
近年のプロジェクターにHDMI端子が付いていないことはないとは思いますが、中古品などを購入しようか検討している場合には入力端子の種類についても注意してチェックしてみてください。

また、モデルによってはケーブルレスでスマホや、ネット環境に接続して楽しめるモデルもあるので、要チェックです。
先日体験させてもらったAnkerさんのモバイルプロジェクター「Anker Nebula Capsule Pro」にはAndroidが搭載されており、Wi-Fiに接続することで、そのままYouTubeやアマゾンプライム等を楽しむことが出来るといった機能も搭載していますから、かなり便利。
個人的にはHDMI端子がついていることが最重要チェックポイントですが、ワイヤレスを狙っているならAndroid搭載のモデルを注目されるといいでしょう。
プロジェクターを購入する上で、見るべき口コミの内容

さて、気になったプロジェクターを見つけたら、最後に見ておきたいのは購入された方の口コミです。
本当にスペック通りの性能を持っているのか?をリアルに見ることができますので、必ずチェックしておきましょう。
プロジェクターを選ぶ上で見たいのは、以下のポイント。
特に本体の持つ熱や音に関しては、販売ページではわかりにくいものとなっていますから、チェックしておきましょう。
- 本体の熱さ
- 投影時の音
- 映像の明るさ
- 映像のクオリティ
- 設置の手軽さ
2018年にオススメのプロジェクターを厳選して3つ紹介!
基本的に僕がおすすめする商品は自分が実際に使ったことがあるものの中から紹介するのですが、プロジェクターに関しては使ったことがあるものは少ないため、
今回は「僕が欲しいもの」も含めて、2018年版のオススメのプロジェクターを紹介します。
モバイルプロジェクターおすすめ1:「400-PRJ021」

まず、おすすめしたいモバイルプロジェクターについて紹介しておくと、サンワダイレクトさんの「400-PRJ021」は優秀です。サッカーW杯期間中にお貸しいただいて、毎日のように使わせてもらいましたが、設置が簡単!映像が明るくてキレイ。
ルーメン自体は200と低めなのですが、以前から使っていたプロジェクターと比較しても断然綺麗で、明るい映像を楽しめます。
正直言って大型のプロジェクターよりもキレイだったので、明るくてキレイな画質にこだわりたい!という方におすすめできるプロジェクターです。
2018年になり、新型の400ルーメンの製品も登場していますので、今ならこちらを選んだ方が良いかと思いますが、型落ちとして狙うのもおすすめだと思います。
モバイルプロジェクターおすすめ2:「Anker Nebula Capsule Pro」

続いて紹介するのは、万能型のモバイルプロジェクター「Anker Nebula Capsule Pro」。
バッテリーやスピーカーでも優秀なガジェットを販売してきたAnkerさんが販売しているモバイルプロジェクターになりますので、音・携帯性は抜群。
Androidを搭載しているので、YouTubeやアマゾンプライムビデオに直接アクセスできるのもポイントです。
サンワダイレクトさんの「400-PRJ021」よりも後発の最新型モバイルプロジェクターになるので、性能などはかなり優秀。
プロジェクターおすすめ3:超単焦点レンズ搭載のプロジェクター「EH320UST」

EH320USTは実際に試したことがあるわけではないですが、実際に使っているところを映像で見たことがあります。
壁から、たった数10センチ離した所に置いてあるプロジェクターから、恐ろしいほど綺麗な映像が投影できてしまうのが、非常に使い勝手に優れているポイント。
プロジェクターの映像を例えば100インチ投影しようと思えば、少なくとも2〜3メートルくらいは壁から離れないといけないので、その間は人が通ったりすると邪魔になりますけど、そんな心配もなし。
ちょっと高額なプロジェクターになりますが、余裕があるなら手に入れたいですね。
ガジェットブロガー的まとめ

サッカーワールドカップはもちろん、アマゾンプライムの映画などもモバイルプロジェクターを使って楽しめる毎日。
ホームシアターがお金持ちだけのもの!という概念は完全に終わりを迎えたみたいですね。
もちろん「お金」をたっぷりとかければ、映像もスピーカーの性能も全然違うんでしょうけど、普通の個人宅であれば、これで十分だと僕は思います。
もしよかったら、プロジェクターを手に入れて、自宅をホームシアターにしてみてください。