ゲーミングノートPCに匹敵するスペックを持つ、最強のゲーミングスマホがASUSより新発売となりました!
その製品は、「ROG Phone」シリーズの最新モデルとなる「ROG Phone 7」と、ハイエンドモデルとなる「ROG Phone 7 Ultimate」だ。
今回、そんな「ROG Phone 7 Ultimate」の試用モデルを2週間ほど試す機会をいただいたので、外観デザインはもちろんのこと、実際にゲームを体験してみた感想をレビューにまとめていきます。
結論を簡潔にまとめるなら、まさにハイパフォーマンス!
容量不足で新しいゲームがインストール出来ない、インストールしてみたけどカクカクして動かない・・・そんな悩みも一発で解決!
スマホで長時間ゲームをプレイされるゲーマーにとって、最高のパートナーになると思います。
良いところ | 気になるところ |
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目次
ROG Phone 7 Ultimate 開封の儀
それでは、ROG Phone 7 Ultimateが届いたところから紹介していきます。
こちら試用品になりますので、実際に購入する場合と内容が異なることがあります。予めご了承ください。
こちらがROG Phone 7 Ultimateのパッケージ。
100%リサイクル可能なバイオマス素材を使っているとのことで、環境にも優しい。
取り出した瞬間に、「なんだこの形は!?」と驚いたのは久しぶりです。
コックピットを意識しているのでしょうか、開封前からテンションが上がります。
こちらのサイバーフライトパネルを外してみると、ケースが開けられる仕様です。
何かに使うのかな・・・と思いながらも、一旦開封に向かいます。
いざ、開封。
ふたを開けてみると、取扱説明書類が入っている箱が登場しました。
その下にはROG Phone 7 Ultimate本体。
そして、USBアダプタやケーブル類が下に収まっている感じです。
ケース自体も大きめですし、ROG Phone 7 Ultimate自体も固定されていますから、配送中の故障は少ないと思います。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
型番 | ROG7U-WH16R512 |
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OS | Android™ 13 (ROG UI) |
CPU | CPU名:Qualcomm® Snapdragon™ 8 Gen 2 (オクタコアCPU) 動作周波数:3.2GHz |
メモリ容量 | 標準/最大:16GB 仕様:LPDDR5X |
表示機能 | ディスプレイ:6.78型 ワイドAMOLEDディスプレイ/Corning® Gorilla® Glass Victus™ 解像度:2,448×1,080ドット (フルHD+) (165Hz) グラフィックス機能:Adreno 740 |
記憶装置 | 内蔵ストレージ:512GB (UFS 4.0) |
サウンド | サウンド規格:Hi-Res/Hi-Res Wireless/Dirac HD Sound スピーカー:デュアルフロントスピーカー内蔵 マイク:トリプルマイク内蔵 |
カメラ | アウトカメラ: 5,000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9) 1,300万画素 超広角カメラ (35mm換算:12.5mm相当/F値2.2) 500万画素 マクロカメラ (35mm換算:23.6mm相当/F値2.0) LEDフラッシュインカメラ: 3,200万画素カメラ (35mm換算:29.4mm相当/F値2.4) |
センサー | GPS(GLONASS、BeiDou、Galileo、QZSS、NavICサポート)、加速度センサー、電子コンパス、光センサー、近接センサー、ジャイロスコープ、指紋センサー(画面内認証)、超音波センサー(AirTrigger) |
通信 | 無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax (周波数帯域:2.4GHz/5GHz/6GHz) Bluetooth® 機能:Bluetooth® 5.3 テザリング機能:対応 |
搭載機能 | 防水・防塵:IP54 |
入力 | ポインティングデバイス:10点マルチタッチ・スクリーン (静電容量方式) |
バッテリー駆動時間 | Wi-Fi通信時:約17.3時間 ※16 モバイル通信時:約17.9時間 (LTE)、約15時間 (5G) ※17 連続通話時間:約2,724分 (3G)、約3,228分 (VoLTE) ※18 連続待受時間:約315時間 (3G)、約413時間 (LTE)、約375時間 (5G) |
バッテリー充電時間 | 約44分 |
バッテリー容量 | 6,000mAh |
消費電力 | 消費電力:最大65W (Quick Charge 5.0/USB Power Delivery 3.0対応) |
サイズ | 高さ173mm×幅77mm×奥行き10.3mm |
質量 | 246g |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容
中に入っていたものを並べて撮影してみました。
- ROG Phone 7
- USB ACアダプターセット
- SIMイジェクトピン
- Aero Case
- AeroActive Cooler 7
- サイバーフライトパネル
- トラベルポーチ
- ユーザーマニュアル(兼製品保証書)
USB ACアダプターは65W対応。
ケーブルも付いていますので、ご安心を。※ケーブルの長さは約120cm
取扱説明書類が入っている箱に、SIMイジェクトピンが付いていました。
冷却ファン内蔵の外付けクーラーユニット「AeroActive Cooler 7」。
オープンワールドゲームやFPSなど、ヘビーなゲームを体験したいアナタにとって、熱暴走の強い味方になります。
後程詳しく紹介しますが、AeroActive Cooler 7を取り付けるだけで、冷却性能だけではなく、サウンドまで強化。
無くてはならない存在になりますよ。
ユーザーマニュアル(兼製品保証書)と、専用のケース「Aero Case」。
最初から付属品として専用ケースが付いてくるのは、有難いですね。
トラベルポーチ。
AeroActive Cooler 7用になっており、写真のように収納できます。
サイバーフライトパネル。
スマホを使い始める際のチュートリアルで使用するものですが、せっかくのワクワクを奪ってはいけないので、コチラに関してはレビューは控えておきます。
ROG Phone 7 Ultimate 本体の詳細
こちらがROG Phone 7 Ultimate本体。
サイズは横173mm×縦77mm×厚み10.3mmとなっており、重さは246g。
ストームホワイトの1色展開となっており、近未来的なデザインが施されています。
背面のアウトカメラ。
左から5,000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9)、1,300万画素 超広角カメラ (35mm換算:12.5mm相当/F値2.2)、500万画素 マクロカメラ (35mm換算:23.6mm相当/F値2.0)、LEDフラッシュ。
本体正面。
6.78型有機ELディスプレイを搭載したスリムベゼル設計です。
インカメラは3,200万画素カメラ (35mm換算:29.4mm相当/F値2.4)を搭載。
自撮りに関しても、かなり美しい映像を撮影可能だ。
本体左側面のインターフェース。
SIMカードスロット、USB Type-C×1 (USB 3.1)を配置。
本体右側面のインターフェース。
人差し指をトリガーにできる「AirTrigger 7」×2、ボリュームボタン、電源ボタンを配置。
上面。
底面のインターフェース。
3.5mmイヤホンジャック、USB Type-C×1 (USB 2.0)を配置。
シンプルでスマートでありながらもハイスペックなROG Phone 7 Ultimate。
ゲーミングスマホとして初めて、IP54の防水防塵性能を備えていることも魅力と言えそうだ。
ROG Phone 7 Ultimateの使用感
それでは、ROG Phone 7 Ultimateを使っていきます!
ゲーミングスマホとしての性能を試した方が参考になると思いますので、今回はオープンワールドゲームの原神と、マインクラフトをやってみて、性能を評価していきましょう!
AeroActive Cooler 7は凄いぞ!
まずはAeroActive Cooler 7を取り付けていきます。
取り付け方については画面に表示してくれますので、特に不安はありません。
クーラー上部を押し下げて、ちゃんと固定されているのか確かめましょう。
着脱についても簡単。
ロック解除ボタンを押して、上に押し上げるだけになります。
AeroActive Cooler 7と接続した際の注意書きです。
こちらがAeroActive Cooler 7を取り付けた状態。
AeroActive Cooler 7の主な機能としては、冷却機能、サウンド機能、操作ボタン、LED ライティング機能、スタンド機能と言った感じ。
肝心な冷却機能としては、背面側で最大25℃、タッチパネル側で最大8℃の冷却効果を実現。
長時間ゲームをしていても、スマホが熱くなりにくいですね。
正直言って「この大きさだと邪魔になるのでは?」と思っていたのですが、その心配も無用。
両手でスマートフォンを握った際に邪魔にならない、絶妙な位置と形状です。
背面には4つの物理ボタンを搭載。
それぞれに操作を割り当てられますので、スマホゲームを快適に遊ぶことが出来るようになります。
割り当ての詳細としては、画面上の好きな部分に「R1/R2/L1/L2」を配置し、操作を割り当てる(その部分を押したことにする)ことが出来ます。
しかも、この割り当てデータは「ゲームごと」に保存可能可能。
今回は原神とマインクラフトで試していきますが、それぞれを保存しておけるので、再設定の必要もありません。
装着後の見た目は多少ゴツイ印象にはなりますが、これがまたカッコいい。
一応こちらのAeroActive Cooler 7を装着しなかったとしても、ROG Phone 7 Ultimate自体の冷却能力も高いので、ご安心を。
充電ケーブルはAeroActive Cooler 7の下部より接続します。
両手で握っている状態でも操作の邪魔にならないのは、有難いですね。
なお、ケーブルが邪魔にならないポート構成として、本体の下側と左側面の2か所にType-Cポートを搭載しています。
縦向きでも、横向きでも、充電しながらゲームをプレイ可能です。
ちなみにですが、6,000mAhの超大容量バッテリーを搭載しているため、最長約17.9 時間の連続駆動時間を実現!
ゲーム内容にもよるかと思いますが、ほぼ1日中バッテリーだけでゲームをプレイすることも出来ます。
AeroActive Cooler 7のスタンド機能を使ってみました。
ゲームのみならず、動画の閲覧なども快適です。
ちょっと驚いたのは、AeroActive Cooler 7を取り付けたことによってサウンドが変化したこと。
AeroActive Cooler 7には、13mm×38mmの大型サブウーファーを搭載していますので、スマートフォン側に搭載されている2つのスピーカーと合わせると「2.1ch サウンド」を実現し、重低音を楽しめます。
なお、ROG Phone 7シリーズは、192kHz/24bit までのハイレゾ音源の再生にも対応していますから、本気で音を楽しみたい方にもオススメです。
原神はサクサク動くのか検証!
ゲーミングノートPCに匹敵するスペックというROG Phone 7 Ultimateを使って、オープンワールドゲームの「原神」を試していきます!
何故原神を選んだのか?と言えば、高画質な3Dゲームの代表格であること、自分が普段からプレイしていることから選ばせていただきました。
結論から言うと、最高画質に設定した状態であってもヌルヌルと動きました。
低スペックなスマホの場合、最高画質に付いていけなくてカクカクしてしまいますが、ROG Phone 7 Ultimateは全く問題なし。
ゲーミングノートPCに匹敵するスペックと言われるだけあって、過去一、素晴らしい性能です。
また、数時間プレイし続けてみましたが、AeroActive Cooler 7の効果もありまして、スマホ自体の熱も「ほんのり」で済みました。
こんなにも冷却効果があるのか・・・と思い、冷却性能について少し調べてみると、内部に冷却ファンとペルチェ素子を搭載。
スマートフォン本体の温度に応じて、冷却ファンでの冷却とペルチェ素子での冷却を自動で切り替え、効率良く冷却を行っているとのことで、長時間プレイしていても熱くならなかったようです。
肝心な操作感で言えば、AeroActive Cooler 7に搭載された4つの物理ボタンが快適性を上げています。
こちらはジャンプボタンの位置にR1を配置し、押している様子ですが、画面を触らなくて良いので指紋もつかず快適です。
良く使うボタン、すべてに割り当てを配置してみると・・・さらに快適に。
スマホを使って原神をプレイされていない方には伝わりにくいかもしれませんが、攻撃、元素スキル、元素爆発、ジャンプを画面タッチなしで快適に押せるのです。
また、ROG Phone 7 Ultimateには512GBのストレージが搭載されていることも、結構重要な要素。
原神一つで、数十GBの容量が必要と言われているため・・・アップデートのたびに恐怖を感じている方も多いと聞きますが、この容量であれば恐れおののく必要がありません。
ディスプレイが綺麗!
原神をプレイしていて、より感じる事が出来たのが・・・AMOLED ディスプレイの綺麗さ。
165Hzのリフレッシュレートと、1msの応答速度を実現したことで、画面の動きが速くて多いゲームであっても、なめらかな動きとハッキリとした表示を行えるんでしょうね。
原神はそれほどFPSが必要となるゲームではないのですが、FPSゲームや格闘ゲームで性能が活きると思います。
黒色はより黒く、暗部はより表現力豊かに。
鮮やかな色はより鮮やかに。
そんな色彩表現は、ゲーム画面が綺麗なことで有名な原神にはピッタリです。
マインクラフトで試してみたら快適すぎた!
続いて、android版のマインクラフトで試してみました!
マインクラフトはスイッチ版とPC版でしっかりとやりこんだ経験があるので、そちらとの比較になりますが・・・正直言って、何の文句もない映像と操作性でした。
どこまでも広がっていく世界を表現するという意味では、スイッチよりも読み込みが速いし、快適かもしれません。
今回のレビューをキッカケに、android版のマインクラフトを購入してみたのですが、普通にハマってしまいそうですw
例の割り当てボタンは当然使えますので、超快適に開拓が進められます。
正直な感想として、マインクラフトに・・・この性能のゲーミングスマホは贅沢かもしれません。
超音波ボタンのAirTrigger
少しレビューが前後しますが、ゲーム機のLR ボタンのように使える超音波ボタンのAirTriggerについても軽く紹介しておきます。
本体側面の両端に超音波タッチセンサー「AirTrigger」が配置してあり、ゲーム機用コントローラーのLボタンとRボタンのように使用できます。
AirTriggerにはAeroActive Cooler 7と同様、ゲーム内のさまざまな操作を割り当てることができるので、自分の好きなようにカスタマイズして使うことが可能です。
AeroActive Cooler 7と合わせると合計で6個の割り当てが出来るとなれば、快適でないわけがありません。
Game Genie 機能は便利そのもの
画面の左上または右上からスワイプすると、Game Genie を呼び出せます。
最初は何を使えば・・・と思うかもしれませんが、かなり便利です!
- モードの変更
- スマホの温度を確認
- フローティングウインドウでWebブラウザを使う
- ゲーム画面の録画
- 着信拒否設定
- 冷却モードの変更
- ボタンの割り当て
こちらはフローティングウインドウで電卓を使っている様子ですが、この機能も結構使えます!
個人的にはゲーム画面の録画を多用しそうですけど、サクッと録画を開始できるのは有難いです。
カメラ性能が凄すぎる!
ROG Phone 7 Ultimateの魅力の一つとして、どうしても伝えておきたかったのが・・・カメラ性能。
- 5,000万画素 広角カメラ (35mm換算:23.8mm相当/F値1.9)
- 1,300万画素 超広角カメラ (35mm換算:12.5mm相当/F値2.2)
- 500万画素 マクロカメラ (35mm換算:23.6mm相当/F値2.0)
コチラの写真もROG Phone 7 Ultimateで撮影したものですが、めっちゃめちゃ綺麗なんです。
家から全く出ない人間なので、レンタル期間中に外出先の写真が撮れなかったのが申し訳ないのですが・・・、とにかく綺麗。
4cmの距離まで寄って撮影することができる500万画素のマクロカメラも、使い方次第で便利です。
ROG Phone 7 Ultimate レビューのまとめ
実際にROG Phone 7 Ultimateを2週間ほど試させていただきましたが、パフォーマンスは最高峰だと感じました。
ディスプレイは美しいし、操作性も抜群だし、容量問題も解決!
スマホでゲームを楽しみたいゲーマーさんに、何の迷いもなくオススメしたい製品にまとまっていると思います。
美しい映像を撮影し、SNSへのシェアも簡単にできるROG Phone 7 Ultimate。
文句なしで太鼓判を押せる、最高のゲーミングスマホでした!
良いところ | 気になるところ |
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