「口うるさい上司が、モンスターに見えてきて、
その闘いが楽しくて仕方なくなる」
そんな馬鹿な！と思うような感情をこの一冊の本が抱かせてくれました。
ドラクエにはまった世代＋現在人生が楽しくないと感じている方は、
本書を読むことで人生の目標が見えてくるだけでなく、
あらゆる問題に対しても
楽しんで取り組める心構えが出来るようになると思います。
今日は本書から、人生を楽しむためのポイントを3つ紹介します。
1.人生をゲーム化し、苦痛を快感に変えろ！
ゲームとは、目的を達成するためにルールに則った敵との楽しい闘い！P.37
例えば僕はサラリーマン時代、
会社の上司達が本当にうっとおしい存在だったのですが、
この上司達を「モンスター」として捉えてしまい、
将来、デザイナーとして独立する為に
乗り越えなくてはならない敵だ！と考えてしまえば、
楽しくなってくるといった内容です。
- 陰口が多い上司＝腐った死体（負のエネルギーを散布するので）
- 口だけの上司＝メタルスライム（すぐに逃げるので）
確かに、モンスターに置き換えて考えれば楽しくなりますね。
僕はサラリーマン時代には
「変えられないものには執着しない」というコンセプトの元、
感情を無にして付き合っていたので
最終的には「うっとおしい」とも思わなくなっちゃいまして
相手にしてなかったんですが、
本書を参考にしてモンスターにして
楽しんでしまった方がよかったと思えます。
2.ワクワク出来る人生の目的を決める！
人生のゲームの目的地には、ワクワク出来るものを設定せよ！P.56
これは、ワクワクしていない目的を設定したとしても続かないし、
楽しくもなんともない人生を歩んでしまうので、
まずはワクワクする目的を見つけようという話です。
ドラクエを徹夜してまでやっていたあの頃を思い出しながら・・・です。
もし、今現在ワクワク出来るものがない！という場合には、
以下のような質問を自分自身に投げかけて、
ワクワクを思い出すところから始めていき、
自分が最も楽しめると思う人生の目的を決めちゃいましょう。
過去、自分がワクワクドキドキしたことって何だった？
過去、好きで好きでたまらなかったことって何だった？P56
僕は常時にワクワクする目的を設定しています。
年始の段階で目的を書き出し、
今年中に達成することもリストアップして、
毎日その目的を見ているのでぶれることなく、
その目的地へ向かって進んでいます。
紆余曲折は当然ありますが、
友人たちの支えもあって何とか前に進んでいます。
こういった人生の事を本書では冒険とよんでいるわけですが、
確かにそう感じ取ったほうが楽しそうですよね。
腐りきっていたサラリーマン時代に
本当に出会いたかった本だなぁと素直に思います。
3.人生の選択肢は無限に作り出せる！
人間はコマンドを作るという最強のコマンドを持っているのだ。P146
コマンドってなんのこっちゃ？と思われるかもしれませんが、
ドラクエでいうところの「話す」「呪文」「道具」・・・などの
コマンドキーの事です。
ドラクエはテレビゲームなので、
無限にこのコマンドを要するわけにはいきませんが、
人生の場合には無限に作り出すことが出来てしまいます。
「寝る」「食べる」等の基本的なコマンドの他にも、
- 「会社を興す」
- 「転職する」
- 「結婚をする」
- 「株式投資を始める」
- 「カラテを始める」
等のコマンドも用意できます。
実際僕も、とある事業に失敗した際に
「もうだめだ・・・」と半ば死にかけてしまいましたが、
本書の言葉を借りれば「コマンドを増やす」という
クレイジーな方法で乗り切ることが出来ました。
- プレゼンで大失敗したとしても、次のプレゼンの機会というコマンドを設定する。
- 飲食店で企業して失敗したとしても、異業種で起業というコマンドを設定する。
と言ったように、自分の人生は自分でコマンドを追加できるというわけですね。
これが他人に決められたルールに
則っている場合には話はまったく変わってしまうのですが、本書を読むことによって今の自分の立ち位置等もわかります。
まとめ
人生ドラクエ化マニュアルは、
- 人生が上手くいっていない
- 仕事がつまらなくて仕方がない
という方にぜひ手に取ってもらいたい書籍になっていました。
元エニックスの社員さんが書いた本になりますので、リアリティもあっていいですよ。
ぜひ、ご覧になってみてください。
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