動画編集やイラスト制作において、いまや左手デバイスは欠かせない存在です。
そんな左手デバイスの中でもトップクラスの操作性と人気を誇るのがTourBoxシリーズというもので、この度最新機種としてiPadに対応した「TourBox Elite Plus」なる新製品が登場しました!
まさに「待ってました!」という気持ちで溢れてしまうような本製品。
iPadではイラスト系アプリとして定番の「Procreat」や「CLIP STUDIO PAINT」、動画編集ソフトの「LumaFusion」にも対応しているとのことで、期待値も高くなってしまう左手デバイスです。
本記事では、そんな「TourBox Elite Plus」の使用感をレビューする機会をいただけたので、「LumaFusion」と「CLIP STUDIO PAINT」を使ってみながら、その使用感をまとめて紹介したいと思います。
| 良いところ | 気になるところ |
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目次
TourBox Elite Plusの開封の儀
それでは、TourBox Elite Plusが届いたところから紹介していきます。
今回はサンプル品ということで、通常購入とは内容が異なる場合があります。予めご了承ください。
こちらがTourBox Elite Plusのパッケージ。
ホワイトベースに製品の写真がデザインされています。
梱包は丁寧そのもの。
シッカリと固定されていますので、配送中に故障してしまう事は少ないと思います。
主なスペック
主なスペックは以下の通り。
| 接続方式 | Bluetooth & 有線(iPadはBluetooth接続のみ) |
|---|---|
| 対応OS | iPadOS、macOS、Windows |
| 接続端末数 | 二つのPCもしくはiPadの間でBluetooth接続を切替可能 |
| 触覚フィードバック | ワイドバンド振動モーター、回転操作速度および振動強度調整可能 |
| 入力方式 | ノブ、ダイヤル、スクロール、ボタン |
| 設定できる操作の数 | 150以上 |
| 設定できる機能の数 | 400以上 |
| 全ソフトウェア対応 | 対応 |
| ショートカット/マウス操作カスタム | 対応 |
| マクロ | 対応 |
| TourMenu(カスタムパネル) | 対応 |
| プリセットオートスイッチ | 対応 |
| 回転速度調整 | 対応 |
| 片手ブラインド操作 | 対応 |
| アプリプラグイン | 対応 |
| システムプラグイン | 対応 |
※製品の仕様詳細は、公式サイトをお確かめください。
同梱物・パッケージ内容
中に入っていたものを並べて撮影してみました。
- TourBox Elite Plus本体
- 取扱説明書
取扱説明書。
TourBox Elite Plus本体。
カラーはクリアートランスパレントというスケルトンボディ、チラッと基盤が見えるデザイン性が、高級感を演出しています。
数多くのガジェットを見てきましたが、個人的にはトップクラスのカッコよさです。
トール・ショートボタン。
右上にはロゴと、C1、C2ボタン。
その下には、LED。
2台までペアリングできる本機は、接続先を色で見分けることが出来ます。
上部にはトップボタン。
スクロールと、左にあるサイドボタン。
中央にはノブ、左下のTourボタン。
十字キーの上下左右。
左下に配置されているのはダイヤル。
側面のインターフェース。
USB-Cポートがありますので、有線でつなげたい方はコチラから接続します。※PCのみ
本体左側面。
本体右側面。
本体手前の側面。
本体奥側の側面。
底面には中央に電源スイッチ、Bluetoothボタン、電池フタを配置。
四隅にはゴム製の滑り止めがついています。
単三電池2本で動くようになっていますので、予備電池を用意しておくと、充電切れで使えない・・・という状態を避けられます。
TourBox Elite Plusの使用感
それでは、TourBox Elite Plusを使っていきます。
今回はiPadに対応したモデルという事で、動画編集ソフトのLumaFusionを使ってみた感じを中心に、検証していきましょう!
iPadへの接続
iPadへの接続に関しては、取扱説明書を確認しながら行います。
必要なアプリケーション「TourBox Console」をインストールしたら、iPadに接続。
ファームウェアの更新もしっかりとしておきましょう。
接続が完了すると、プリセットを作成する画面が出てきますので、今回はLumaFusionのプリセットを入れていきます。
プリセットがインストールされると、最初から使い勝手の良い設定が反映されます。
プリセットの初期設定としては、こんな感じ。
ここから、全てのボタン、ボタンの組み合わせに対して、自分の使い勝手が良くなるようにキーの割り当て(カスタマイズ)をしていきます。
ちなみにコチラで設定したプリセット情報は、TourBoxの内蔵メモリに保存される仕組みになっていますので、他のiPadでは設定アプリ無しで「同設定」のものが使用可能です。
動画編集アプリ「LumaFusion」での使用感
それでは、iPadの定番動画編集アプリ「LumaFusion」を使っていきます。
「LumaFusion」のApp Storeでの販売価格は、現在4,000円です。
私が購入したときは確か2,000円以下だったので、いつの間にやら大きく値上げしていますね。
さて、TourBox Consoleから「LumaFusion」のプリセットをインストールし、内容を把握したら使用する準備は完了。
TourBox Elite Plusを接続して編集を開始してみると、すぐに効率が上がっていることに気づきます。
右手はiPadの画面の上にありつつ、TourBox Elite Plusを左手で操作。
普段はキーボードとマウスを使って操作をしていましたが、やはりワンアクションでショートカットキーを使っていけるので、全ての動作が速くなります。
例えば、タイムラインを10フレームずつ、戻ったり進めたりするコマンドは「Shift」キーを押しながら左右の矢印キーを押すのですが、TourBox Elite Plusならダイヤルを回すだけで移動。
クリップの分割は「cmd」+「B」キーですが、TourBox Elite Plusなら割り当てたボタンを一つ押すのみ。
一つ一つのちょっとしたショートカットキーの動作を1つのボタンに割り当てることが出来るため、一つの動画を作り終えるころには大きな差が生まれます。
残念ながら一部の機能についてはプリセットのままでは使えなかったところがあったので、調整が必要になったりもしましたが・・・この辺りは左手デバイスにはよくあることです。
キーボードが使えなくなる問題の解決方法

※こちらのキーボードが出ない
なお、TourBox Elite Plusが接続されると、TourBox Elite Plus自体がキーボードという認識になるようで、iPadのオンスクリーンキーボードの自動表示が解除されてしまいます。
修正方法としては、設定アプリのアクセシビリティ→ タッチ→AssistiveTouch→オンスクリーンキーボード表示をオンにすれば解決しますので、参考にどうぞ。
CLIP STUDIO PAINTでの使用感
続いて、CLIP STUDIO PAINTでも使っていきます。
結論から言うと、キャンバスの操作、ブラシの調整や切り替え、ツールの選択、パラメータ変更などが簡単に行えるなど、操作性は抜群です。
PCでの操作と比較しても、遅延もありませんし、操作性に大きな違いはありません。
iPadとPCで操作を統一できるだなんて・・・、最高です。
iPadとの連携という事で、画面の回転やブラシの調整などは違和感があるかと思いきや、特に何も問題なし。
手元を見なくてもボタンやダイヤルを簡単に操作できるので、長時間使っていても疲れにくいと感じました。
また、iPadで片手デバイスを使うことのメリットは、タッチ操作の手で画面が隠れなくなるのが最大のポイント。
基本的にアップルペンシルを右手で握っている状態でありながらも、拡大縮小回転は右手の指で行っていた私からすると、TourBox Elite Plusは神アイテムとなりました。
- Clip Studio Paint
- Procreate
- Photoshop
- Lightroom
- Capture One
- Affinity
- DaVinci Resolve
- Blender
- Cubase
など
なお、iPad版の対応アプリ例を見ていただいてもわかる通り、ほぼ何にでも使用できるデバイスです。
PC版では出来て、iPadで出来ないこと
TourBox Elite Plusには、PCでは使えるけど、iPadでは使えない機能があります。
具体的には、以下のようなもの。
- TourMenuが使えない
- マクロが使えない
- 自動でプリセットが切り替わらない
- HUD表示ができない
- 設定のインポート/エクスポートが出来ない

TourMenuの例
個人的にはTourMenuを愛用していたので、使えないことを知って残念な気持ちになってしまいましたが、iPadのアプリ「TourBox Console」は、まだまだ出たばかり。

※HUD表示の例
今後のアップデートでPCで使えていたような機能が搭載されることを期待したいですね。
携帯用ケースを用意すると持ち運べます!
TourBox Elite Plusには専用ケースが付いていませんので、専用のキャリーケースを用意しておくのもオススメです。
現在は同商品が販売されていないようですが、似たような商品を用意しておくだけでも外出先に持っていけるようになりますし、収納時に傷をつけずに済みますよ。
android端末にも、実は対応している!?
iPadOS、macOS、Windowsに全対応したマルチフラットフォームBluetoothコンソールとのことで、android端末(XPPen Magic Drawing Pad)では使えないかと思っていたのですが、実は使用可能です。
残念ながら「TourBox Console」アプリがandroidに対応していないので、キーの割り当て自体はandroid端末上では出来ませんが、iPad上で割り当てを行っておけば、設定情報を持った「TourBox Elite Plus」として使用できます。
切り替えに関しては底面にあるボタンを押すのみ。
私はiPadとandroid端末の両方でCLIP STUDIO PAINTを使っているので、androidでも使えるというのは大変ありがたく感じています。
日常的な使用感
Google Chromeなどのインターネットブラウザでも、左手デバイスのTourBox Elite Plusは普通に使えます。
ワンクリックでスクリーンショットを撮る、タブを移動させる、コピーアンドペーストなどを割り当てておけば、効率よく日常的な作業を進められます。
私はNotion (ノーション)上で多くの作業を行っていることもあり、割り当てたいキーが沢山ありますので、TourBox Elite Plusとの連携は大変便利です。
販売価格
TourBox Elite Plusの販売価格は、税込み43,967円。
TourBoxの公式サイトなら、キャンペーン価格として税込み39,572円で購入することが可能です。
※キャンペーン価格はいつ終了するかわかりません
販売価格だけを見ると、少々高い製品にはなりますが、PC、Mac、iPadで使えることを考えればコストパフォーマンスも良さそうです。
なお、TourBox Elite Plusには興味はあるけど、ちょっと高い・・・と足踏みをされてしまう方については、iPadでは使用することは出来ませんが、TourBox Liteという1万円ちょっとで買えるエントリーモデルもありますので、こちらもチェックしてみてください。
まとめ
今回レビューさせていただいたTourBox Elite Plusは、iPadに対応したことによって、大きな進化を感じました。
iPadでは別の左手デバイスを使ってCLIP STUDIO PAINTを触っていたのですが、PCと同じ作業ができるようになったおかげで作業効率も大幅にアップ!
私はイラスト制作はもちろんのこと、動画編集、日常的な使用に関してもTourBoxシリーズを使っているくらいのヘビーユーザーなので、本デバイスはまさに理想的な出会いとなりました。
PCはもちろん、iPadでも使用できる「キーのカスタマイズが可能な左手デバイス」をお探しなら、TourBox Elite Plusは大変おすすめです!
気になった方は、詳細を販売ページにてお確かめください。
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